民主対案、外国の警備会社活用 文民警護、自衛隊を敬遠

民主対案、外国の警備会社活用　文民警護、自衛隊を敬遠(産経新聞) - goo ニュース
民主党が新テロ対策特別措置法案への対案として準備中のアフガニスタン支援策で、民生支援で派遣される文民の警護のため、自衛隊ではなく外国の民間警備会社の活用を想定していることが１８日、分かった。

＊＊＊以上一部引用＊＊＊

民主党は，アフガニスタン支援策で文民を派遣する方針のようです。
で，警護は海外の民間警備会社に丸投げ・・・。
民主党が警備会社にどのような契約内容で丸投げするかまでは不明ですが，派遣される文民との意思疎通はどのように行うつもりなのでしょうか。
また派遣される文民はどのように選定するでしょう。
教育や医療・インフラ整備などを支援の主体にするとのことですが，機材は？
民主党のことだからそこまで考えていないか，民間会社と警備会社に発注だけすれば良いと考えているんでしょうね。
派遣される文民の寝床や食料の確保までは考えていないと思われます。

派遣される文民と警備員との意思疎通の行き違いから文民に被害が出た場合は誰が責任をとるのでしょう。
また，警備員が誤って民間人を殺傷してしまった時の責任は？
責任云々と言うのは好きではありませんが，民主党がどのように考えているのか気になるところです。

軍隊（あえて軍隊と言います）のメリットは自己完結型の組織であることが挙げられます。
輸送手段や宿営地建設，調理や医療器材など自己の機材でまかなうことができます。
また全員が1つの指揮命令系統に集約されるため，統率の取れた行動が可能となります。
これらのメリットを無視して文民に拘る理由がわかりません。
小沢代表はISAFへの参加も述べていましたが，ISAFにも文民を派遣するつもりなのでしょうか？

自衛隊の派遣が1番と考えている訳ではありませんが，派遣される内容や地域を十分に検討し，誰をどのような形で派遣するのが最もリスクがや手間が少ないかを考える必要があります。
様々なリスクやメリットを考慮した上でできることを選択しそれを法案化する必要があるのではないでしょうか。

先ほどニュースを見ていたら、民主党の輿石国会対策委員長は
「与党が審議に値しない法案を出しているのだから、慌てて（民主党が）対案を出す必要がない」
といった事を述べていました。
・・・正直いって「馬鹿？」と思ってしまいました。
「与党が審議に値しないような法案をだすのだから、民主党はもっと良い法案を出した」
って言うのなら判りますがけど、どうやら常人とは異なる感性をお持ちのようです。
菅氏同じ事を述べていたので、臍で茶が沸きそうでした。
これで「政権担当能力がある！」って主張しているんですからね。
寝言は寝てから言っていただきたいものです。