祝物の不思議を特集していますが、前回に参考にした 新発見。BLOG に面白い記事がありましたので、転載いたします。
「ひまわり」という漢字は誰がつけたのか「向日葵」と書きます。太陽に向かって咲く花からきていると言われています。しかし、なぜひまわりは太陽に向かって咲くのか誰も分かりませんでした。
ジャーナルサイエンス誌で発表された研究結果はとても興味深いものでした。それは、若いひまわりもまさに人間の1日24時間の活動と同じサイクルをしている動きだと分かったのです。
植物も生命が宿っている。自然破壊や植物への感謝を忘れがちな人間が、改めて地球上で皆が一緒に「生きている」ことを痛感させられる内容です。
植物も人間と同じ生命活動サイクルをしている!
研究により分かったひまわりの24時間リズムですが、体内時計が自分の体内活動をコントロールすることが定義付けられています。つまり人間で言うと、24時間の中で寝る(眠くなる)→起きる(目覚める)という体内時計です。
これが同じようにひまわりでも起こっていることが分かりました。科学者の研究によると、成長段階のひまわりは、常に太陽(東から西)に向いているが、一旦成長すると常にずっと東を向いたまま止まってしまうのだそうです。
太陽の光が強いのは午前の時間であるため、ある程度成長をすると朝の時間の太陽だけを浴びれば良いように東を向いたままとなるからとのことです。
この実証実験では、研究者がひまわりを動けないよう紐で結びつけ(かわいそう~)、ひまわりの正面を太陽から離してみました。
すると、明らかに通常のひまわりよりも生命力を失い、葉も小さくなっていったそうです。同時にひまわりの花粉媒体を行う代表的な蜂は、陽の光を浴びる温かい植物を好み、より惹きつけられることが分かりました。
また、別の実験では、時間をランダムにした人工光でひまわりがどのような動きをするか調べてみました。すると、24時間のサイクルではきちんとした動きをしましたが、30時間のサイクルでは動きが無くなったそうです。
❝ 夜は植物も自分の体をリセットする時間を持っている事実が分かったことは、驚くべき事実です ❞
と、USデービスの生物学者であるステーシー・ハーマー氏はコメントしています。
また、ナショナルサイエンスの植物ゲノム研究プログラム責任者のアニー・シルベスター氏も以下のように述べています。
❝ ひまわりのように太陽の動きに合わせて活動する。植物も人間のように身体を機能させるために日中と夜のリズムを持っているのです。これは植物の遺伝子情報の研究解明に大いに関係する事実です ❞
この研究結果は、地球で生命を授かり生きているのは人間だけではない。人間も植物も全く同じ生命体なのだ。ということを思い知らされます。
人が生きるには生命を頂かないと生きていけません。それは、肉や魚だけでなく、野菜、植物もみな一緒であり、自然を食して生きていけることに感謝をしなくてはならないのです。
太陽の陽の光を感じず、十分な睡眠を取らず、自然なものではなく人工的な食品、自然を捻じ曲げて作られた遺伝子組み換え作物など、地球の生命体として現代の人間はふさわしい行動をしていないことが分かります。
また、電気のなかった時代、昔の人は日が沈んだら寝て、日が昇ったら活動するという正に植物と同じ生活をしていました。結局、人間も植物と同じように生きていくことが本当の健康的な生命活動であると改めて感じます。
地球上の生命活動に反した結果、生命の異常=病気が発症するのですね。
便利な時代、地球を我が物として振る舞う生活をするようになった人間がこのシンプルな「事実」をどう受け止め自分へ問いかけるか、とても重要な気がしてなりません。