隣のおばあさん

昨日の昼間、警察がうちに来た。

近所の交番の顔見知りの年配のお巡りさんだった。

地元の交番のお巡りさんは、何年かに1度、
困ったことはないか、変わったことはないかなど、近所を一軒一軒巡回してくれて、
今回もそれかと思ったんだけど、どうやらいつもと様子が違う。

そう言えば、半年くらい前に訪問されたばかりだから、
いつもの巡回ではないな～と漠然と感じたし、
玄関のドアを開けた外からわかる(見える)状態では話したくないようだった。

なので、家の中に入ってもらった。

と言っても、玄関先でドアを閉めただけだけど。


外で話したくなかったのは、隣のおばあさんのことだったからだ。

今さっき、隣のおばあさんが亡くなっていたのが見つかったそうで、
最後に見掛けたのはいつか、何か物音など変わった様子はなかったかなど、
事件性がないかどうかの確認だった。

人間の記憶って曖昧だなと思ったわ。

最後の隣のおばあさんを見掛けたのは、1週間前だったか10日前だったか。

日付けも時間も思い出せなかった(汗)。

うちは防音がしっかりしていて、特に冬は窓を閉めているから、
隣の物音や生活音が全く聞こえてこない。

耳の良い家族も、隣の物音は全く聞こえてこなかったと。

なので、役に立つ情報は答えられなかった。


そして、何時間か後、別の若いお巡りさんが来た。

同じようなことを聞かれたんだけど、事件性がないかどうかの確認と言ってた。


うーーん。

もしかしたら、自然死にしては不審な点があったのかもしれないけど、
私としては、事件性は全くないと思う。

近所に息子夫婦や孫夫婦などが住んでいながら、数ヶ月前に引っ越して来て、
高齢なのに1人暮らしをさせたことから、何か疑われてるのかしら…。

昨日から、隣はひっそりしていて、どうなっているのかよくわからない。

告別式など、ひっそりと行うのかもしれないね…。


おばあさん、かわいそうだったな。

1人暮らしで、色々と不便があったと思う。

身体の様子からして、お風呂に1人で入るのも危ない感じだったもの。

息子夫婦と一緒に住んでいたら、
具合が悪くなった時や怪我で動けなくなった時など、即対処できたと思う。


以後、マンションの理事会や定例会で話題になるかもしれない。

対処方法など、日本全体の問題でもあると思う。


隣のおばあさんは、新聞を取っていなかった。

新聞を取っていれば、2～3日貯まってたらおかしいと思うから、異変に気付くことができたのに。

1人暮らしの人は新聞を取るといいと思う。

近所の人も、新聞配達の人も、異変に気付きやすいと思う。


ご冥福をお祈りします。