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あきらの稽古日誌~合唱、日本舞踊、ETC

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上滑りの演技

2016-02-24 08:33:21 | 日記
昨日の午後はBチームの稽古、第二幕の冒頭、「おとり」が「万三郎」に借金を肩代わりするための金を貸す場面。
回数を重ねてセリフも回るようになって、我ながらうまくできたかなと思ったら…
ディレクター、開口一番;
全部上滑りになっている。「熱演」になってしまって相手との関係が成立してない。
このままではどうにもならない、これから一つ一つやっていくしかないなあ。
同じところを途中とめながらもう一度やる。
大事なことは、相手役の存在をしっかり感じてやること、相手役のセリフをきちんと聞くこと、そしてあわてないで相手の言葉に対するリアクションをじっくり感じながらやれ。
まだ膨大なセリフに負けて、やたらに熱演して、それが空回りして結果的に何やっているかわからなくなっている。
「さあもう一度!」のあとの演技、すぐ待ったがかかる。
ディレクターのコメント;
熱演をやめろと行くと、今度は素に近くなってしまっている。
ここは喜びで感極まっている場面、それを演じるのにしっかり腰を据えてそれを感じてやれ。
それは「うまく演じよう」というスケベ根性で、入れ込んでやって上滑りするのとは全く違う。
そこのところを見据えてやれと言っている。
そして無我夢中でもう一回、ディレクターのコメント;
「今のは良かったよ」、そしてさらに細かい注意を頂きました。

正直言って私には、ディレクターの言う「真の演技」と「上滑りの演技」の違い、こうやれば「真の演技」になると言うポイントが、いまもよくわかっていません。

稽古場風景(Aチーム)