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JDR.小野明夫 プロフィール

ブログをこちらで公開いたします。

山之内製薬の創業者山内健二氏の経営哲学とマネジメント手法

2020-05-31 10:00:04 | 日記
JDR.株式会社の小野明夫です。
経営哲学について紹介します。

山之内製薬の創業者山内健二氏の経営哲学は非常に人間味あふれるものが多いのが特徴です。
情熱や真心を重んじ、根気を持って商売に当たることが重要であり、自分自身で努力をし創意工夫をすることが最も重要であると社員に提唱していました。

またその反面自分自身を利することにも厳しく、身だしなみに注意をし一流品に学ぶと言う理念を展開しています。
これはその後の山之内製薬の成長と品質を重要視する企業理念にも大きく反映された経営哲学であり、藤沢薬品と合併してアステラス製薬になった現在でも根底に存在するものとなっているのが特徴です。

山内健二氏には様々なエピソードも多く、常に社員の立場になって親身になり物事を導いていたと言う記録が残っています。
時に社員を叱咤激励し、厳しい言葉を与えながら本当に困ったときには頼りになると言う人間像を自分自身で描いており、また多くの社員がこれに賛同しその姿を追うことで事業を発展させてきたと考えられるのです。

その考え方の1つに、商いは人の心をとらえるものであり、心を売るものであると言う言葉もその人間性を表しています。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫

センシビリティ・トレーニングのマネジメント理論を上手く利用する

2020-05-10 10:00:01 | 日記
JDR.株式会社の小野明夫です。
マネジメント理論について紹介します。

センシビリティ・トレーニングのマネジメント理論の中で今注目されているのが職場内でのハラスメント対策に有効であるという点で、感受性訓練を受けることにより相手のことを考えて発言することができるようになります。
今ではセンシビリティ・トレーニングを実践している企業も多くパワハラ防止の研修として行われているところも沢山ありますし、それにより上司と部下との関係が以前よりも良くなっている企業が増えています。

大企業などでもセンシビリティ・トレーニングを行っているところは多くある程度の実績を残していますが、それは感受性の重要性を意味しておりそのおかげで経営の改善に役立っているところも沢山あります。
それほどお金をかけることなく行うことができる点も大きな魅力で、集団の形成過程を学び状況に応じた行動を取ることができるようになるのでこの訓練は大変役に立ちます。

このようにセンシビリティ・トレーニングのマネジメント理論を習得することによってセクハラ防止に繋がりますし柔軟に対応することができるようになるので、大企業をはじめとして多くの企業が上手く利用しています。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫

人材をマネジメントするCDP

2020-04-19 10:43:26 | 日記
JDR.株式会社の小野明夫です。
マネジメント理論について紹介します。

日本の文化には、平等と精神が根付いています。
みんな同じ環境で、同じものを与えられて、その中で秀でるものが出世していくようなパターンです。

確かに学校でもそのような教育を受けてきたので、何の疑いもなく受け入れていますが、人材の育成としては、非効率な考え方と言えます。
人はそれぞれ長所と短所があり、同じではありません。

だから長所を伸ばし、短所を補うような育成をした方が能力を最大限に活用できます。
そこで重要なのがキャリア・デベロップメント・プログラムです。

CDPと訳されるその手法は、本人の希望するキャリアプランを確認して、企業が必要とする人材になるように中長期的な計画を立案します。
計画の通りプログラムを実施し、定期的な見直しを行い、計画の修正を行うPDCAサイクルを回すことが重要で、人材のマネジメントそのものと言えます。

本人の希望だけに囚われると視野が狭くなるので、適材適所にこだわることなく、企業の求める人材としての思い切った配置転換なども織り交ぜることも重要です。
大切なことは、個人ごとの能力を引き出すようなプログラムにすることです。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫

アサヒビールの樋口廣太郎氏の経営哲学とは「誰もやらない、だからやる」に尽きる

2020-03-29 10:00:10 | 日記
JDR.株式会社の小野明夫です。
経営哲学について紹介します。

「誰もやらない、だからやる」というのは、アサヒビールの中興の祖である樋口廣太郎氏の経営哲学の一つです。
この哲学によって経営が傾きかけていたアサヒビールを建て直したというエピソードがあります。

売れ残ってしまったビールを店から回収・破棄という珍しい前代未聞の施策を当時の経営陣の反対を押し切って断行させ、それが結果的に経営の改善にも結び付いたとされます。
ビールの味をとことん突き詰めた結果であり、古いビールは回収・破棄をすることにも前例がないことをやったまでです。

それにより生ビールの美味しさに関しては、一番と評され、競合していたラガーを抜いて日本一の銘柄になって普及しています。
もちろんアサヒスーパードライの銘柄をヒットさせ、今でも愛される銘柄でも支持され、それによっても揺るぎない経営基盤を築いたのは有名です。

もっとも商売の原型は、人がやることをやっていては何も価値は生まれない、誰もやらないことをやり、それがヒットしていけば莫大な価値を生み出すという当たり前のことになります。
しかし企業はこの当たり前のことに躊躇しがちなので、樋口廣太郎氏の挑戦したこの経営哲学は輝いています。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫

マネジメントにおけるコーチングの有効性

2020-03-08 10:00:00 | 日記
JDR.株式会社の小野明夫です。
マネジメント理論について紹介します。

コーチングはマネジメントにおいて、部下を育てるための重要な手法です。
コーチングと別の手法としてティーチングという方法があります。

ティーチングは、まだ経験の少ないメンバーに指示やアドバイスすることで業務を身に着けてもらうための手法です。
一方である程度経験を積んだ部下であれば、自分の業務方法が習得できているため一方的な指示だけでは自分の経験則からもっと良い方法を身に着けていて指示に従わない場合があります。

そんな中堅のメンバーにとって、コーチングは有効です。
コーチングでは基本的に教えたりアドバイスしたりすることはせず、相手に問いかけることで相手自信が言葉で考えを伝えその過程でより良い手段や方法に気づかせる手法です。

例えば「目標を達成するために自分に必要なことは何か、どうすればその目標に近づけることができるか」を質問を通じて考えさせます。
その考えを自分で答えることで、納得感や気づきを与えよりよい方向に持っていくことができるのです。

またコーチングは自分で考え行動していくきっかけをつくるため、主体性を高める手法としても有効とされています。

JDR.株式会社 取締役会長
小野明夫