ボランティア演奏日記 「あきらとマドンナ」

訪問先でのハーモニカ演奏の記録と、時折、趣味の旅の様子等掲載しています

5/18(水)AIAIN様 No.21 バカは国の宝じゃ・・・

2016年05月18日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏
 今日はいつもの利用者の皆様と大分顔ぶれが違いましたが
結構盛り上がって楽しんで頂けたようでした。

施設に入るとすぐに係りの方から
「お一人男性の方が新しく通ってこられて今日もいらっしゃいますが
何処かの会社の社長さんだったとかで大変気位が高いので宜しくお願いします」と言われました。

くだんの男性の方・・
認知症だそうですが”川柳の本と分厚い本”を手元に置いて読んでいらっしゃいました。
奥さんは、ご主人が認知症と診断され大変なショックで体調を崩されたようでお気の毒です

この男性なんでも他の皆様とも話をされず、3時前になると「タクシーを呼んでくれ」と言い
おやつも食べずに帰ってしまわれるとか・・・
もちろんタクシーではなく施設の車でお送りするのですが・・

今日のハーモニカ演奏でどんな反応を示されるのか注意深く話しかけながら演奏しました。
そうしたら思っていたほど偏屈でなく結構声を出して歌われて笑顔まで見せて下さいました。
懐かしい昭和の歌がお好きなようで安心しました。

後で係の方のお話で「大変喜んで機嫌よく帰宅された・・」と伺い安堵しました。

トークの中で少子化についてのお話もしましたが最近の年寄りの中には自分勝手な人も多いようです。
遊んでいる子供の声がうるさい・・とか。やかましいから幼稚園なんか作るな・・とか
特に男性の老人に多いようですが自分だって子供の頃はあったでしょうに・・・

結婚が難しくなって子供を育てる環境も厳しい背景には、将来の夢が薄くなっていることもありますね。
小泉政権時代に政治家と資本家の口車に乗って「派遣」で働くことが格好いいと思い込んだ若者たちが今大変苦労しています。

終身雇用制度をなし崩しにし実力主義の名のもとに過重労働を課す・・
日本の良いところをことごとくぶち壊して夢の少ない世界になって残るのは、あきらめと失望・・

誰がこうしたのか・・・
結局は国民がそういう政治家を選んだ・・ということでしょう。
自業自得かもしれません。

織田信長の言葉だった?「バカは国の宝じゃわい」・・・深い言葉です。

政治家にとって思い通りになる都合の良い人間にはならないようにしなくては・・・

コメント
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