Strawberry Sunday♪

楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、日々徒然・・・。

桜の木

2005-05-12 01:51:44 | 保育 教育 
落雷で裂けてしまった桜の木。
桜の木には思いがある。
私がまだ現場にいた頃、5歳児の保育内容に桜の木がでてくるものがあった。
大きな大きな桜の木で、動物さんたちになりきっている子供たちはその木にいつも見守られながら毎日を楽しく遊んで過ごすのだ。
まぁそういった内容のお話をもとに遊びを展開していくのだが。

この桜の木ってのがまたすばらしいもので、強くたくましく堂々としていて、どんな自然の驚異にもゆるがない強い木という設定。
結局はきこりさんたちに切られてしまうのだがまた春にはみどりの小さな芽を出す。
そういう命の再生の意味もこめられたお話なのだ。

保育現場では仮想の木。
実際桜の木の周りで遊ぶけど、そこまで大きな木ってのは身近にはそうないのだ。
でも盛岡に住んでいたとき、まさにそのままのイメージの木にたくさん出会えた。
石割桜もそうだし、桜に限らず岩手公園にあるたくさんの大木も。
強烈な冬の寒さにも揺るがず、りん と、堂々とたっているのだ。

あぁーここに私たちの木があるじゃん!と感動したものだった。
こどもたちに見せたいなぁ、この木の周りで遊ばせたいなぁとつくづく思った。

どんなに厳しい冬でも、凍えそうな寒さがやってきても、雪に埋もれても、乗り越えて春には芽を出し、花を咲かせる。
落雷で半身を裂かれても、倒れずに立ち生き続ける。
そんな木の姿を子供たちに見せてやりたい。

余計な言葉なんか必要ないかもしれない。
この自然こそが保育現場なんだと心から思う。

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