Strawberry Sunday♪

楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、日々徒然・・・。

発表会終わる!・2

2005-03-16 11:50:23 | 保育 教育 
ぱんださんが登場した後。
挨拶がわりに流行ってるのが「タッチ」。両手でポンとタッチするのだ。何でこういうのが好きなのかわからないけど我先にとやってくる。
「みんなの声がコロコロ山まで聞こえたよーw」と挨拶してそれから何するか悩んだ末に決まった、手つなぎの集団遊びに入る。
これも悩むのだが、一歳児の遊びが毎年決まらない。両足ピョンピョンっていうのが一番の発達課題なのだが(運動面での)そればっかりやるわけにもいかないし・・・。
だいたい手をつないで輪になっての遊びは2歳児の発達段階なのだ。でももう一歳児後期に入っているからそれを見せることはできる。
今年はそれをとても楽しんで遊ぶことができたので良かったが、遊びこんでないとすぐ表情に出るから安易に決められないのだ。
毎日無理矢理面白くもないのにやらされてると、当日まず手をつながない。輪にならない。これで担任が青くなってパニックに陥る。当日だからね~そんなものなのだ。いつもはやってたのに・・・も言い訳にしかならない。いつもは「やらされてた」ってことなのだ。それが露見するからなぁ 本番は。まったく厳しい。

幸いにして私のクラスは今それが面白くなってきたまっただ中だったので15人がホントに自然に手をつなぎ、一つの輪になることができた。
反対にいつもはつながず手を隠したりする子もいたりしてたのだ。
でもそういう場合はきっちりとした態度をこっちは取る。手をつなぐってことがルールなのだ。
それをしたくない子は入れない。それはほったらかしとは違うのだ。どんなに幼くても集団の中で生活している以上、ルールというものがある。(あ、0歳は別だよ)それをわざと守らない子に対して あ、どうしようこの子入らないとかオロオロして、ね、おいでよ面白いよーーなどとちやほやはしない。わかってやってるんだから。そうやってかまってもらいたいだけなのだ。意固地になってるわけ。そういうクセをつけるとホントに後々かわいそうなのはその子だから。
自分で気持ちを切り替えることができないとダメなのだ。
来たかったら自分で入って来なさい、と。
そのうちじわーーっと傍によってくるんだから。(まず間違いなく)
そうしたら「○○ちゃん、入れて は?」と促すと「入れて」と言い、他の子が「いいよ」で無事丸くおさまる。
呆れるほどその繰り返しがあってその結果の本番なのだ。だから本番でスムーズに遊べるってことは、今までの私たちの関わり方が間違ってなかったってことにもつながる。

なんかちょっとそれましたが、とにかく「ひらいたひらいた」って遊びをやって(ばっちりできたw)次はお話・・・・

お話する場所ってのが、舞台の中央。しかも子ども達の顔がお客さんに見えるように座らないといけない。これはお話する側にとってはかなり苛酷な状況だ・・・(T‐T)
当然親の顔が見えるわけだからねー また親も「○○ちゃーん」とか言ってカメラ構えるし・・・(^_^;)\(・_・) オイオイ
「さぁぱんださんの前にあーつまれwおもしろいお話があるんだよ~」となんとか座らせる。
リハのときよりはすんなりお話を聞く体勢になったけど、体はこっち向いてても顔は客席にむいてるんだもん。
(●´・ω・`●)ハァー
けどそれでこそ闘志がわくというもの。これをこっちにひきつけてやる。ってかそれができないとホントにプロじゃないじゃん。なんのために金もらってんだってことになる。
この大勢の人数の中、こどもってのはホントに集中することができる。その集中力をつけるために一年間やってきたんだから。それを見せないと無意味だ。
一人二人と顔がこっちに向いてくる。
それから笑顔もでてくる。
お話に対して反応がでる。
そのうち全員が私の顔を見て話を聞いた。\(^∀^)/やった!
こうなったらこっちのもの。これが醍醐味なんだよねぇ~~~だからやめられないのだ。

一歳児の集中・・・おかーさんがた見ましたか??
たかだか一歳。でも、大人でも緊張してしまうほどお客さんの多い中、お話を楽しんで聞くことができるすごい力を持ってるんです。そんな力が一歳児の中にあることをどれだけの親御さんたちがわかっているだろう。あぁ~~もったいない。
もちろんカンペキとは言えない。まだまだなのだが。
これからさきは保育士の話術、演技力の問題。もっともっと子どもをその気にさせるために保育士自身もいろんな訓練が必要なのだ。
課題ですね。

お話が終わったあとは「ぱんださんね、みんなにお土産持ってきたんだよ。持ってくるから待ってね」と中央の舞台装置(チューリップのお花畑の造形物)を指し、そこで子ども達を待たせてからお土産を持ってくる。
そこでしっかり待てるかどうか。これも重要ポイントのひとつ。
しっかり待つ。待った後にたくさん遊ぶ。このメリハリがけじめのある子どもを育てるのだ。
待てるようになるまでにはやっぱり結構な時間がかかってるものだ。
お土産、今年はミニカー。
待ってる子ども達の前に一台ずつびゅう~~~んと押し出してやる。
(本番用の新品ミニカーなのだw)
そして大喜びの子ども達はミニカーに乗って舞台を走り回った後、「ぱんださんと一緒に向こうの広場に遊びに行こう!!」との言葉かけで退場するのだ。

登場してから退場するまでずーっと一歳児にとって大事な発達ポイントが押さえられている。
これが私たちのやっている保育だ。
これらを一年間の遊びとしてしっかりやれていれば、最高なんだけど・・・。




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