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沖縄の宗教【18】

2015年09月01日 00時02分57秒 | 日記

 ユタ <2>

ユタの語源を「ユンタク(おしゃべり)」

あるいは神がかりの時体が「ユタめく(揺れる)」

ことから名付けられたといわれている


ユタ言う、ユタ業はどのように成立したか諸説あるが

断定されていないと言われている


伊波普猷は、信託を宣伝すべき神人の中に

その様な力を持たない名ばかりの者がおり


これらにかわって信託の宣伝する者が民間に出て

とうとう職業とするようになったのが


トキまたはユタと称する者であると述べ

ユタが神人から分化したのだと考えを示した


また、ユタと言う語とユンタ(しゃべる)と

言う語の間には内容上の関係があるかもしれないと述べている


桜井徳太郎は、共同体のシャーマンであった

ノロ(祝女)や根神が中央集権的琉球王府の

官僚的祭司体制に編入される際に

公共祭祀以外の宗教的機能を担った

呪術的宗教者が現れたとし

そうしたアウトローの呪術的宗教者は


地域社会の民間信仰といっそう密着しながら

在地性を発揮して民衆の要望に応えることになった


そして終に官僚化した司祭者祝女と

袂を分かったのだと述べている

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