人生黄昏時

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勝連城 【4】

2019年11月15日 00時00分19秒 | 日記

 琉球の歴史書では、阿麻和利は王府に弓を引く

逆賊として記述されている

 

近世においても逆臣として語り継がれていて

悪しき者のイメージが強いが

 

地元とでは民のために尽くした

信望の厚い英雄として称え

 

肝高の阿麻和利と語り継がれている

肝高とは、心豊かで、気高く、品位ある意味

 

沖縄最古の歌謡集(1531~1623年)「おもろさうし」に

勝連阿麻和利を称え、おもろさそうし

 

巻ノ16-3、16-8、16-14、16-14

16-15、16-18に謡が収録されている

 

これらの謡は阿麻和利が存在した時代から70数年後に

おもろさうしに記されたものである

 

勝連の人々は阿麻和利を忍び

その功績と人徳を思い歌を後世に残したものである

 

謡の中に、国王と並べて称賛し

繁栄を日本の「きや」(京)、鎌倉に例えて歌っている

 

勝連の阿麻和利の名声は国中に響き渡り

心豊かで気高お肩、千年も末永くまして

勝連を治めた前

 

品位ある勝連こそが

阿麻和利にふさわしいと称賛して謡っている

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