高文研から写真集「韓国のヒロシマ」「中国人強制連行の生き証人たち」「写真で伝える東京大空襲の傷あと・生き証人」を上梓されてきたカメラマン鈴木賢士氏が、今度はビデオ作品「本土初空襲の犠牲者」を「市民がつくるTVF2014」に応募して佳作入選したことを、ご本人からの電話で知らされましたのでご紹介しま す。(1月10日まで公開)
太平洋戦争が始まった1941年、牛込区(現新宿区)早稲田地域近に飛来した米軍爆撃機B25が投下した焼夷弾で、犠牲になった早稲田中学校生徒をテーマにしています。ナレーションは鈴木さんです。
新宿区が発行した、新宿区平和マップにも「いのりの碑」として紹介されています。 来春に開催予定の「第三回新宿・平和のための戦争展」をはじめ新宿区内で、この作品のビデオ上映の機会が増えることを願っています。
歴史研究家東海林次男さんからのコメントです。
「本土初空襲の犠牲者」の紹介、ありがとうございます。
被害者数では、品川区が一番多かったようです。
葛飾で石出君が機銃掃射により殺されています。
仇を撃てと、その後、戦意高揚に使われていきますが、続編として葛飾のことも作っていただきたいですね。