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東北地方太平洋沖地震に関する「天皇陛下のおことば」を考える

2020年03月11日 | 天皇制・皇室問題

今から9年前は、金沢市に住んでいましたので地震は震度1でしたが、家々が津波にのまれるテレビ画面にかじり付いていました。友人に聞きましたらその日はイタリアミラノにいましたので、津波で街が流されていくテレビ画面には人間も流されていくところが映っていたそうです。

明仁天皇(上皇)は3月12日に「天皇皇后両陛下には,この度の東北地方太平洋沖地震により,広範な地域にわたって甚大な被害が生じており,時間の経過と共に,報じられる被害状況が刻々と悪化し,拡大していることに深く心を痛めておられ,犠牲者へのお悔やみ,負傷者及び被災者へのお見舞いと共に,災害対策に全力を尽くしている関係者一同の努力を深く多とするお気持ちを,菅総理大臣に対し宮内庁長官を通じてお伝えになりました。」3月16日に「東北地方太平洋沖地震に関する天皇陛下のおことば」(ビデオ)がテレビから放映されました。

被災地を訪問された時、跪いて被災者を見舞う有名な写真です。

被災地への「おことば」も「ご訪問」も、憲法に基づく「国事行為」ではなく、あくまでも「私事行為」なのですが国民に与える影響の大きさは比べられるものではありません。

東京大空襲後の裕仁天皇が視察する写真がありましたが、この後は4月25日の山の手大空襲と続きました。現地視察をしたからといって天皇が戦争終結に動いた事実はありませんでした。

友人は、ヨーロッパにもある「君主制」も「象徴天皇制」も「迷妄」であると断言していました。

「恐れ多くもかしこくも天皇さまがお見舞いくださり有り難く、勿体ないことでございまする。むさ苦しい体育館の床にお跪かれて申し訳ないないことでござりまする。」と、復興対策の遅れも、原発事故への怒りもデモも起こりませんでした。政府の背後に「お控え遊ばられる天皇さま」に、国民は「迷妄」していると思考しています。

「雪の二重橋」

2008年2月8日管理人撮影

 

 

 

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