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自民党赤沢亮正代議士が新型コロナに悪乗りした国会質問「病院船保有を」

2020年02月13日 | 憲法・平和・人権・防衛

自民党の赤沢亮正衆議院議員は昨日の予算員会で「厚生労働省が病院船を2隻保有してはどうか。」と質問し、加藤勝信厚労相は「病院機能をもつ船舶を活用することも十分ありうる。加速的に検討する必要がある。」と答弁したと、朝日新聞「焦点採録」が報道しています。

新型コロナウイルス感染拡大に悪乗りした「緊急事態条項」の憲法改正論議と同じような悪質な議論で、絶対に許すことは出来ません。

そもそも戦後生まれの赤沢議員も加藤厚労相も「病院船」とはなんであるかを知っているのでしょうか。

クルーズ船ダイヤモンド・プリンスの乗員居室が劣悪だと報道されているように、船舶そのものの居住空間は大きく制限されています。

「病院船」は外地の戦場で負傷・病気になった将兵を船内で医師が治療しながら内地に運ぶ役割をもっています。船内の病室も大部屋ですのでウイルス感染を防ぐことは不可です。海外における戦争を禁じられている憲法の下で「病院船」は絶対に必要ありません。

詳しくは、千代田区九段下にある戦傷病者史料館「しょうけい館」の展示を見学してください。(戦傷病者の内地への搬送について、病院船の映像と模型などの展示)

病院船出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 

病院船(びょういんせん、英語: hospital ship)とは、戦争や飢餓、大災害の現場で、傷病者に医療ケアのプライマリ・ケアを提供したり、病院の役割を果たすために使われる船舶である。 
通例、世界中のさまざまな国々の海軍が運用しているが、医療システムにかかる維持費等のコストが莫大であることから、輸送艦や強襲揚陸艦として運用されている病院船も少なくない。 

(傍線は管理人)

戦前の病院船氷川丸(現在は横浜港山下桟橋で博物館となっている)「ウィキペディア」より

 

 

 

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