シリーズ物のⅡの二冊目。
主役の栞子さんと夫となった大輔、子供の扉子。
扉子ちゃんが高校生一年?
話の内容は父親が書いた「ビブリア古書堂の事件手帖」という覚え書き
のこと。
元華族に連なる旧家の邸宅。
老いた女主人の死をきっかけに忽然と消えた古書(横溝正史『雪割草』)
ビブリア古書堂の栞子と大輔が謎に迫るうち、長年絡み合う
一家の因縁が浮かび上がってくる。
登場人物をちゃんと把握していないとこんがらがる。
私二度読んでそういうことかとわかった次第。古書だけではなく、
横溝正史の直筆原稿を巡っても諍いが起こる。
この直筆原稿は本物か否か。
それに携わっていたのがどうやら栞子の母篠川智恵子😲
それに気づいたのは栞子、大輔ではなく扉子だったとはね。
何やら恐い人だな~と思った(鳥肌がたったほど・・・)
ある程度は人を揺さぶる必要はあるだろうが、それ以上のことを
考えられる人は恐いよね。それを見抜く扉子の洞察力も凄いな。
今後扉子が母親より飛び抜けた洞察力が出来たら凄いことに
なるだろうね。