風野さんの時代小説味見方同心が再び始まった。
兄の波之進は剣術は達者だったが弟の魚之進はあまり強い方ではなかった。
兄は前作では刺客に襲われて腕前があったのに殺されてしまった。
（相手はかなりの使い手で･･･どこぞのお役についていた人だったか？）
魚之進は兄と同じ味見方同心になった。
兄の妻だったお静は一端実家へ帰ってしまった。
（魚之進自分の気持ちは伝えていたがふられたのだ）
そんなある日友人の本田伝八から「あんこうを裁いてくわせてやる」と言われた。
一話目の「ぬるぬる膳」では、それを出した主人が殺されて･･･と魚之進は現場に。
岡っ引きの麻次はたよりになる。二人して真相をさぐる。
ぬるぬるした里芋の煮っ転がし、じゅんさいとなめこの和え物とか、たいのこんにゃく巻とか、つるつる、ぬるぬるした食べ物が載っていて美味しそう。
この膳が銀一匁（約2000円！） わお😲 高～い。（膳には全部で７品載っている）
それでも面白がって食べに来る人が多いという噂。
結局調べた結果殺された主人の前の女が自殺して･･･という結果に。
主人がぬるぬる膳を考えたわけではなく、自殺した女が考えものをだしていた。
ぬけぬとけその男は商売に結びつけてしまったから、
女に殺されてしまったというオチ。なんだかさえない男だったな～と。
男っぷりはよかったようだが･･･
そんな中、将軍暗殺計画の気配があると上役から呼び出され、城内の悪事阻止
してほしいとのお達しを受ける魚之進。できるのか？
町の食に関してはなんとか解決に結びついているが･･･
二話目ひげぬきどじょう
“葛飾小村井のどじょう”を使ったが･･･はて本当か･･･
人を殺めたのは取手の土地の神主他数名。
（沼のどじょうは別の所から盗んできたものを養殖してた？）
ここには八州廻り犬飼小源太という役人と娘おのぶが加わった。
おのぶはどうやら魚之進を気に入っている様子。
このおのぶは薙刀と柔術の使い手、麻次と魚之進は尻に
敷かれそうだとパスしてた😅
三話目 婆子丼
最初毒について調べる魚之進。ツツジやあじさいにも毒があるとは知らなかった。
スズラン、ノウゼンカズラにも毒があるとか。
ケシとかキョウチクトウは一般的に毒があるのは知られているが･･･
この当時はもしやと思ったら水を大量に飲み、次にお茶をのませてもいいと。
今でも同じようにしても毒を消せるのか？（後で調べる）
婆子丼はただの詐欺、鶴の肉じゃなくて･･･カエルだったというオチ。
ばあちゃんの名前と自分の娘の名前を引っかけて･･･ってなんかみたい😖
こちらはおとがめなし。
四話目 歯形豆腐
豆腐屋の話。豆腐の角をかじった後の大きな方を売っていた。
それが男に大評判で･･･四半丁四十文（約８００円）普通は（１３文～１５文）
それでも売れるって？😲
女の歯形が付いているのを男達は買おうと行列までした。
若い女がかじっていると思っていたが調べていくと、豆腐屋の親父が殺されて･･･
入れ歯を作ってかじってたことが判明。
入れ歯師は仏師からなる人が多いことを突き止める。
そこでやっていた人物が和尚を井戸に落としたのを豆腐屋が見てしまって、
豆腐屋が仏師を脅していたが、逆に仏師が豆腐屋をうざく思って殺してしまった。
仏師に証拠がないので一芝居したら案外すんなり自供。
魚之進お手柄の一幕。
まだ味見方でお城には入ってない。どうなることやら。
お静が最後にかくまってもらうために預かってくれと彼女の実家から頼まれた。
（実家が脅迫をうけているって･･･😲）
将軍家の話とお静の実家の話がこれからの本に長々と続くのだろう。
（二）も買ったので近日中に読み始めようと思う。
（ほとんど内容書いてしまったかな～😅 ）
