閉ざされたドアの向こうに

うちの人はこげんなお人ではなかった




何だか隔年で見ている大河ドラマ。去年は評判が良かったみたいだが、特に理由なく挫折してしまった。

今年は何となく見ている(ちゃんと見てない。)が、なんかひどい。

理由その1・西郷隆盛のキャラ不明

キャラに一貫性がない。戦嫌いが突然、戦の鬼になったりしている。

そうなる事の苦悩を描ければ、まだ良いんだけど。

「民の為〜」の名目で戦いを否定する一方、徳川慶喜の首を取るためなら東日本なんかどうでもいいよというめちゃくちゃな人のようにも思える。

実物はどんな人か分からないが、こげんな人ですか?

理由その2・薩摩、長州が正しく幕府が悪い。

幕末はどうしても政治色が強い。何が正しいか分からない。まあ歴史なんてそんなもんといえばそうだけど。

でも時代考証は必要。

禁門の変について、長州悪くないもん、悪いの会津だもん!という描き方はどうだろう。ちゃんと研究者とかの意見聴いてる?通説や最近の学説は逆だぞ。

しかも『せごどん』では常に西郷サイコー!西郷万歳!である。

『キャプテン翼』の翼くん!翼くん!に通じるものがある。

挙げ句、徳川慶喜の側室から「西郷さんに謝れ!あの人は優しいから許してくれる」

徳川慶喜悪い事したか・・・?

薩摩御用盗の被害を受けた江戸の人からすれば西郷謝れ!だろう。

幕府側、薩摩、長州側共に納得のいく描き方は出来ないものか。

読んだ本
『図説 生きる力は日本史に学べ 一人の男に注目してこそ人生は面白い』加来耕三(著)
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