閉ざされたドアの向こうに

ベストキッドの悲哀


昔、午後のロードショーでやっていた『ベストキッド』を見た。

こういう感想記事はあまりかかないのだが、気になる人物がいる。

師匠のミヤギさんである。
昔観たときにはあまり気にならならなかったが、ミヤギさんは従軍経験があり、家族を収容所で失っている。
Wikipediaのあらすじでは、単にアパートの管理人となっている。庭付きの一戸建てに住み、クラシックカーを多数保有、1台を主人公にプレゼントしてしまう気前の良さ。主人公との会話から想像するに、ガソリンなどの燃料の販売業を営んでいたが、今は引退してアパートの大家兼管理人だろうか。

戦争、日系人差別、家族の死、事業の成功...色々な経験が彼のあの風格を出しているのだろう。

当初、三船敏郎にオファーがあったらしいが、収容所で過ごした経験を持つパット・モリタ氏でなければ、あの風格は出せなかったかもしれない。

もちろん酒に酔って、悲しい面を見せたりする。
ダニエルさんは彼にとって、弟子であり孫のような存在だろうか。師匠と弟子、お互いに必要な存在だったんだな。
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