閉ざされたドアの向こうに

あるシーフードレストランの閉店


人事関係のモヤモヤしたものから気持ちが晴れないここ最近の出来事。

自分が東京に引っ越してから折に触れて利用しているシーフードレストランが突然閉店した。

このお店は、年配のご夫婦二人でやってるお店で、この地で20年くらいやってるらしい。ご主人が出身の岩手のものの他新鮮な魚介類がウリである。内装はレトロな海辺のレストランと言う感じ。それにかっこいいご主人と美人な奥様。居心地の良い空間であった。

昼のランチは近隣の会社のサラリーマンが利用し、夜は年輩の常連さんがほとんどである。

自分みたいな若僧(当時はまだ20代)は珍しく、自分の親がご夫婦と同世代のようなのですぐに覚えられてしまった。

よく「たまには実家に帰ってあげな。」「一緒にお酒飲んであげな。」「仕事大変だけどたまには体を動かしな。」とか声をかけてもらった。

料理はマグロのあぶり丼は好きで、行く度に食べていた。

ワカメなどの海藻のお味噌汁もワカメの味が濃くて美味しかった。

あとカキフライも・・・店の名を冠した海鮮丼も。

ご主人が東日本大震災の被災地の出身であることからずっと地元への寄付を続けているので、3月には必ず店に行っていた。

今年の2月と3月に行った時に、ご主人だけでせわしなく営業していた。

聞けば、奥様は実家のお母様の介護で忙しくお店に出られないとのこと。
「気にせず、また来てね。」と行ってくれた。

結局、行かずに閉店してしまった。

その事はFacebookで知った。

やはり、介護が大変なんだろうか。お子さん達も独立してらっしゃるようだし、年齢(自分の親とたぶんそんなに変わらない)から考えてもう復活はなさそうである。

いつかは来る別れ。これからそんな店に出会えるかな。新規開拓できるかな。

寂しいが、ご夫婦の健康をお祈りするばかりである。
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