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コミュニティビジネス実践、その課題 - 創業・立上げ時のキーポイントとは

2010年09月16日 | 気になった事

ビジネスにおいて、創業時は辛いものです。お客が来なければ、仕事が始まりませんから。しかし、これが来ないんですね。そもそも地域に認知されるまでには、時間がかかるのです。


わたしの伯父で、ゼネコンの取締役になった人がいます。後に母校(一橋大)で教鞭をとりましたが。この伯父、仕事の関係で、創業当時の「渡辺プロダクション」とかかわりがあったようです。いわゆる、大手芸能プロの「ナベプロ」ですか。この創業仕立ての「ナベプロ」、仕事は僅かにあったようですが、興行主とのいざこざが絶えず、実入りは少なかったといいます。しかし、興行の方法をかえたり、抱えている芸能人を月給制にしたり、画期的な改革案をうちだし、芸能をきちんとしたビジネスにまでした功労者ですね。

起業においては、立上げのときが、一番むずかしいということです。さまざま事例を検証すると、成功するには、ここをどう乗りきるか。ここで、どう粘れるか。これがきわめた大事ということでしょう。

■成功のための「3つのポイント」をあげます。
一、ローコストでおこなう → なるべくなら「ゼロコスト」で
二、お金をつかわず、手間をかけ、頭をフル回転させて「情報発信」
三、人々に認知されるまでは、あまり利益を考えない

まず、立上げ当初は、収入はほとんど無いと思った方がいいでしょうね。そう、これが起業の現実なのです。ですから、投下資金は少ないに限りますね。そこで、もう一つのポイントとなるのが、いかに早く「社会に認知されるか」。ここが事業成功の鍵ということになります。だいたいある程度、事業が成り立っている人をみますと、この辺りがとても上手いんです。

以前は、媒体をつかった「広告・宣伝」という方法がとられました。しかし、不況で先行きがみえない時代。ここにお金を投下することはできません。しかも、あまり有効な方法でもないんです。わたしも、8年前までは毎週1回新聞折込で1万部配ってました。

この1万部の折込で、どのくらいの反響があると思いますか。だいたい、30前後ですか。つまり、0.3%なんですよ。B4モノクロ両面刷りで、総費用は7万円くらい。月にすれば、30万円弱をかけていたことになります。効果的な手法とはいえませんでした。しかも、「折込ちらし」作成で、仕事は忙殺されます。めっちゃくちゃ忙しい。当時、4社11店舗で、同業者グループをつくり、このチラシの企画していました。

いかに安くあげるか。で、でてきた答えが、なるべく自分たちで作ること。写真は自分たちで撮り、写植屋へ原稿を持参。印刷屋は、一番安い業者へ依頼するというもの。そのチラシ作りの前には、ちらし会議があります。商材も自分たちで集めてくるわけですから、これにも時間がかかります。
現金をもって、「現金問屋」へグループで買出し。こんなことも頻繁でした。そうそう、あの有名な「ドンキホーテ」。この前身は、現金問屋の「リーダー」です。「リーダー」がまだ「ジャスト」と名のっていた頃、安田社長(当時も社長)からも直接仕入れてました。

過去のことはどうでもいいですね。話をもどしましょう。とにかく、新規事業に投資しても戻ってこないのが、今の時代です。社会に広めるのにも、「ローコスト」、「低コスト」でなくちゃいけないということですね。

ここで、「情報発信」するための
安上がりな方法をいくつか提案しましょう。
一、行政やメディアをつかう
一、ガリ版刷りの機関紙を発行
一、万人が楽しめる「イベント」をひらく
一、携帯メールで情報発信
一、無料で開設できる「ブログ」を活用
一、無料の動画(youtube)で情報発信
一、知人や友人の外壁に「手作りポスター」を貼る
一、自治会(町内会)の会合・集会で、話をさせてもらう

これらは、ローコストで出来るうえに、効果は高い手法です。単体でおこなうのではなく、これらを組み合わせて提示しましょう。 

一般にweb情報は、認知度が低いですよね。しかし、「クリック・アンド・モルタル」っていう言葉が示すように、実際にある媒体と結びつけることで効果を増すようです。手作りポスターに、ウェッブ情報を被せる。イベントに、ウェッブ動画の告知をする。自治会で話をさせてもらったら、かならず「ブログサイト」の案内もいれる。などなど、この考えは使えると思います。

【追加情報】
情報発信ということで、参考となる記事がでていましたので、ご紹介します。石川県NPO活動支援センター 「あいむ」のwebページから、特集として、「地域社会に認められるために、NPO自ら積極的に情報発信を」です。



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