街活ワーキング2080・・・通称、マチワグ

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新商材の開発について。ダントツ商材:カドタチ商材をつくるには!

2011年07月25日 | 諸課題解決にむけた提案
事業生き残りのキーポイントとして、逸品や、ダントツ商材の開発があります。そこで、今回はこの点について掘り下げてみようと思います。 わたしは、これら商材を、尖がった商材という意味で、 角立(カドタチ)商材と呼んでみました。 おおくの商材のなかに埋没してしまわない。 自己主張をする商材。そんな定義です。 ※「角立」は、「他にぬきんでていること」をいいます。 まずそもそも商材の価値とはどういうものか。 この辺りから入ってみましょう。 とりあえず、つぎの式をかんがえてみました。 商材の価値=質(クオリティ)+心理≠価格(料金) 価値を、その商材への満足度とみてもいいではない でしょうか。その価値は、クオリティと心理にわける と解釈。また、価格については、対象とする客層よっ て変わってくることが考えられます。 価格・料金は、その商材を買っていただくのが、どんな人たちなのか。これが大事ということですね。つまり、 大衆むけということであれば、安さは大事な要素で しょう。逆に、高所得者であれば必要ないことになり ます。このばあい、心理や特質に重きをおくべきです。 ■「質」8つの要素  (1)機能性:働きの度合い (2)信頼性:寿命が永い、劣化しにくい (3)経済性:設置時・使用時・廃棄時にかかる費用 (4)安全性:使用したときの危険度 (5)性能性:速さや、正確性 (6)操作性:ユーザビリティつまり、操作のしやすさ (7)環境性:環境にあたえる負荷 (8)保全性:メンテナンスのしやすさ ■「心理」、その5つの要素 (1)物語性:イメージとして商材にまつわる話し (2)有名性:メディアでの露出のおおさ、ブランド力 (3)希少性:手に入れにくさ (4)五感性:商材の周囲にある部分。パッケージや ネーミングなどや、清潔度(クリンネス) (5)返応性:レスポンスビリティとして対応のはやさ、コミュニケーションの密度 . . . 本文を読む

カーネル・サンダース、その2!事業成功の鍵を、整理してみよう!

2011年07月22日 | 事例の紹介
先週は、私(筆者)の母の誕生日。 彼女の大好物が、このフライド・チキンなのです。 それで、カーネルのことにまた思いをはせた次第。 家族全員で、2ピースずつ食べながら、 わたしの頭は、カーネルの人生にとんでいました。 もう一度、振り返ってみましょう。 カーネルの発明とされる「フライド・チキン」。 その原点は何だったか! 幼少期につくってくれた料理、母の味だった。 けっこう寂しい幼少期だったようです。 なにせ、父親をはやく亡くし、さらに母は再婚。 義父とは、とにかく折り合いがわるい。 それで、家出してしまうんですね。 どうしても母が恋しい。 しかし、会えない。 そこで、自分でその料理を再現する。 カーネル自身、ひとに優しい気がします。 苦労を重ねたからでしょうか。 いろんな仕事をして、都度うまくいかなかった。 そして、辿りついたのがガソリンスタンド。 ここで持ち前のサービス精神が発揮されます。 ヒトに喜んでもらう。これがカーネルにとってなんとも 嬉しい。 満足そうな客の顔をみること。 これが、じっさい金銭以上に仕事にのめりこむことに つながっているようです。 長距離トラックのドライバーを喜ばせようと考えたカフェ。 たった1テーブルに椅子が6つ。 そこで、お袋の味をだしてみた。 もちろん調理から給仕まで、自分だけで。 これが思わぬ評判をえることに。 なんと、ケンタッキー州からカーネル(colonel)という名誉称号を授与される。 日本語に直せば、カーネルは大佐ということになりますが、たぶんドイツにおける職人の資格制度「マイスター」のようなものなのでしょう。 ただ、凄いですね。 そういうレシピを考えだすという能力。 ヒトってどんな才能があるかは、自分でもわかないということでしょう。 事業環境の変化で、すべてを失ったとき、残ったのはこのレシピだけでした。 しかも、年金受給年齢だったのです。 ただ、もらえると思っていた年金が、あまりに少なかった。 もしこれが多かったら、このアメリカンドリームは存在しなかったでしょう。 . . . 本文を読む

65歳からの起業!大成功をおさめたカーネル・サンダース、その人生を覗いてみよう!

2011年07月19日 | 事例の紹介
ハーランド・デーヴィッド・サンダースHarland David Sanders 1890年9月9日インディアナ州ヘンリービルに生まれる。 ■7才 母子家庭で貧しかったカーネル。母が働くため、弟と妹の面倒をみなければならない。もちろん料理もつくる。初めて焼いたパンだったが、周囲の大人から大好評をえた。どうも調理について天性の才能があったようだ。 ■14才 母が再婚、義父との関係がまずくなり家出。農場を手伝いながら数年間過ごす。最終学歴は小学校卒となるが、通信教育で勉強はつづけた。 ■16才 年齢詐称で、軍に入隊。キューバ内乱を平定するため航路出兵する。しかし、キューバまで船酔がつづき体重は10kgも激減。そのうえ内乱はデマという話しに。 ■16~22才 思いが空回り、職を転々と変える。 ・鉄道機関士。組合運動で目立ちすぎて会社からクビの通告。 ・弁護士。アーカンソー州のリトルロックでのこと。訴訟相手が裁判官と裏取引をしていたため一旦は敗訴する。しかし、納得がいかず州議会に提訴しなおす。裁判に勝つには勝ったが、その後仕事がこなくなり廃業する。 ・保険外交員。会社のトップセールスとなるも、仕事のやりかたで会社と揉めてしまう。 ■22~29才 さらに空転はつづき、転職歴の日々。 ・フェリーボートを共同経営(インディアナ州ジェファソンビル) ・商工会で秘書となる。 ・ガスランプを製造販売。しかし電気が普及し、全財産を失う。 ・タイヤの営業マン。成績は常にトップ。しかし工場自体が倒産。 . . . 本文を読む

なでしこジャパン・W杯で優勝に導いた佐々木則夫監督「フラットな組織」。決勝・PK戦の秘話 !

2011年07月18日 | 気になった事
2006年に代表監督となった佐々木則夫氏。佐々木氏が監督となってからの改革で、周囲をおどろかせたことが3つある。 第一に、澤穂希をボランチにさげたこと。2008年の東アジア選手権(中国・重慶)から、澤と阪口夢穂(新潟)を中盤のキーマンとして並べた。 第二の改革は、「選手の自主性を重んじる」という考えをとった。 監督就任時には、すでにチームには澤のような多くの国際経験が豊富な選手が多く育っていた。加藤與恵・山郷のぞみ・池田浩美などや、さらに海堀あゆみ・宮間あや・近賀ゆかりなど自分の考えをもった選手たち。 彼女らとの公私にわたるコミュニケーションのなかで、信頼関係がはぐくまれていった。 第三に、強みの分析と、弱点研究があった。対戦相手の弱点を徹底的に調べあげる。そして、しっかり作戦をねる。しかし、自分たちは弱点を克服するのではなく、自分たちの強みや良い点を積極的に伸ばそうという考えだ。 . . . 本文を読む

呉服町の「一店逸品運動」について

2011年07月02日 | 事例の紹介
JR静岡駅から徒歩10分の立地に、呉服町名店街はあります。戦後復興期の1950年代後半には地上4階建ての共同店舗をつくり、車道・舗道ともに5m幅つまり20m道路が完成。活況を呈していました。しかし、そんな商店街にも陰がさしこみます。90年初頭までつづいたバブル景気が、一気にひえこみ始めたのです。客足は、どんどんと減り始めるという有様。しかし、そんな中にあってもお客に支持されている一軒の店がありました。それが、商店街で鞄店をいとなむ池田浩之氏の店。策をかんがていた商店街長は、どうしてか訳をたづねました。 すると、お客様からの苦情や要望は、すべて商品に反映する!。そんな答えが返ってきたのです。「メーカーにはお客様の要望をだす。しかし受け入れられない場合には、自分が身銭をきって独自商品をつくる。もちろん買取条件に!これが広くお客様に受け入れられたんだ!」、、、と。 これだ!と直感。そう、すべての店がこのような発想にもとづいて商品を開発したのなら、各店舗の事業はゆるぎないものとなる。そして、商店街にも活況を取りもどすことができるはず。そんな考えが頭をよりぎます。 . . . 本文を読む