四行日記を、アレンジした「6行書き」の『六感日記』(ロッカンニッキ)
四行日記も良いのですが、考えてみると事実と発見との間に少し溝があるようですね。人の考えには癖があるということが問題です。習慣化しているので、いつも同じ発想になってしまう。それでは、新たな発見は期待できせん。しかし、この癖となる思考、すなわち自動思考を否定することは無理でしょう。どんな人も日々やってしまう事。だから、これを一回書いてみて確認してみるという訳です。そのうえで、それの反証となる事実を考えるということ。こうすることで、単眼から複眼的思考になりますね。つまり別の見方がでてくる訳です。そして、ここでようやく「発見」「気づき」が生まれる。そんな流れを考えてみました。
で、名づけた方法が『六感日記』(ロッカンニッキ)というわけです。六つの項目を記入していくことで、第六感を鍛えます。
実はこの方法、認知療法を取り入れた考え。適応障害や「うつ病」さらには、パニック障害などの治療にも用いられている方法です。したがって、これを実践すればストレスも改善するという、いわば一石二鳥ともいうべき方法だと、自画自賛してますが、、。
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「新しい発想が沸かない。どうも発想が貧弱だ。」などで悩んでいたら、次の「フレーム・ワーク」をお勧めします。
『4行日記』です。
私たち日本人は幼少の頃から、「減点思考」に慣れてしまって、なかなか「プラス思考」にはいかないようですね。これは潜在意識への刷り込みが大きいということ。その結果、自動的にブレーキがかかる仕組みができてしまったようです。自分の性ではないと思ってください。万人が皆、そうだと考えたほうがいいでしょう。
そこで、これを打ち破るための、一つの方策を紹介しましょう。それは、『4行日記』。たった四行を、毎日書くということ。
これを最初に説いたのが、小林恵智(コバヤシ ケイチ)氏。これも、新しい「フレーム・ワーク」です。
『4行日記』は、つぎの四つの項目を、各20文字以内で書くということ。
・事実 (本当の事だけを記す、主観を入れないこと)
・発見 (何が問題だったのか、またはその解決策は何か)
・教訓 (ポジティブな内容であること)
・宣言 (発見との繋がりで、普遍化した内容にする)
あっ、そういえば、NHK・Eテレの「仕事学」で秋元康氏がいってましたね。発想を豊かにするには「日記を毎日つける」ということを。気づきと同時に、脳への刺激をあたえるというこでしょう。
□さらに、『4行日記』のポイントを列記。
・脳=潜在意識は、簡単な言葉と、イメージしか入っていきません。シンプルな単語を選んで、文章も単純化しましょう。
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樋口裕一著『ホンモノの文章力』。ここに、小論文の書き方のフレームがあります。この本、アマゾンの書評をみると、けっこう評価が高いようですね。この書籍の最後にある紹介文には、「小論文の神様」と称しているところをみると、小論文については第一人者ということなのでしょう。
では、小論文とは何かです。はてなキーワードには、「(特に大学の)入試科目の一つで、与えられた論題に対して数百字程度の文章で解答するもの。」とありますね。これを分解すれば、
・ひとつは、試験で書くもの。
・ふたつめは、かなり文字数に制約がある。
・みっつめは、与えられた論題にたして、論理的に自説を述べること。
樋口裕一氏は、この本のなかで、「小論文とは、ある命題に対して、イエスかノーかを答えるものだ」と言明しています。しかし、小論文についての定義は、どこにもされていません。ウエッブ百科事典のwikipedeaにも、ほぼこれと同じことが記されているので、社会的なコンセンサスがあると解釈しました。ただし、この小論文はあくまでテスト向けという意味で解釈すべきだということは、頭に入れておくべきだと私は考えますが、、。
ALL Aboutにも、この樋口裕一氏のエッセンスを掲載しているので、樋口氏の説を、細部にわたって説明することは省略しますが、ポイントだけは解説しておきます。
http://allabout.co.jp/study/adultedu/closeup/CU20050614A/index.htm
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中谷彰宏氏の著作のひとつに、ボランティアについての記述がある。その考え方は、「コミュニティ・ビジネス」にも通じると思うので紹介します。タイトルは、『3分で気持ちの整理ができた』2005年3月刊行。
ちなみに、中谷彰宏氏は、すでに800冊以上の作品を出版していることで著名な作家。もっとも有名なのが「面接の達人」でしょうか。俳優でもあり、「緊命病棟24時」「はぐれ刑事純情派」など多くの作品に出演しているようですね。
この書籍の目的を、中谷氏は次の3人のために書いたと冒頭で述べています。
一、落ち込みから脱出したい人
二、嫌なことを忘れたい人
三、気持ちの整理をして、生まれ変わりたい人
停滞している人といったらいいでしょうか。ちょっと煮詰まっているという感じがあったら、読んで元気を取り戻しましょうというのが趣旨のようですね。
これをさらに私なりに深めれば、マチワグ(コミビズ)にも使えるのでは!と読んでみたわけです。
私がこの本からえたポイントは3点
一、ボランティアやCBの基本とすべき考え方は、「これは自分のためにやっている」と常に考えるべき
一、自分に得するところがない仕事や行為。そんな自己犠牲をしているときにこそ、仲間は増える
一、自分が受け入れたくないものが、実は一番役に立つ
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今月(201008)16日の新聞には『中国GDP、日本抜き世界2位へ』の記事がおどった。
つまり、次の記事だ。以下引用
「日本の内閣府の16日の発表によると、今年第2四半期の日本の実質国内総生産(GDP)は1兆2800億ドル。中国の1兆3300億ドルを下回った。また、日本のGDP成長率は前四半期比0.4%。中国の成長率を遥かに下回るため、中国の2010年のGDPが日本を超えることはほぼ確実となった。」とある。
こういった記事は、国民全体にマイナスの影響を与えることは否定できない。しかも、問題はそれだけではないのだ。産業界の経営者も、こういった情報を鵜呑みにしてしまうということ。そして、大資本・大手企業がこぞって中国詣でをしてしまうことになるという危惧だ。
〔なぜなら〕
中国当局が出してくるデータ。この資料は信憑性がきわめて低いということがあるからだ。そもそも中国は、共産主義を標榜する国家である。しかも各界の要職をしめる官僚は、血縁などの閨閥を中心とする。彼らにとって一番大事なこと。それは、自分たちのおこなっている施策がただしいことを立証してみせることだ。水増しや改竄などというのは当たり前のことだろう。
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論文の書き方 「な・た・も・だ」というフレームを利用すれば、誰もが簡単に論文を書きおこすことができると言います。この「な・た・も・だ」。web検索をしてみると、宮川俊彦氏によるもののようですね。
では、その方法を説明しましょう。意見文や、主張文では、
最初に、意見や主張をかき
「な」、なぜなら
「た」、たとえば
「も」、もしも
「だ」、だから
と、この順で展開していくと、だれもが書き進めることができるというもの。
「な・た・も・だ」を解説しましょう。
論文の場合、「意見・主張」と、「事実・根拠」に2分できます。書き出しは、主張ですね。「私はこう思っている」。そして次に、「な」「た」「も」で、根拠となる事実を書きます。そして、最後に「だから」で、最初の主張を補足するわけです。
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秋元流仕事術。それは、あえてリサーチしないということ。興味深いのは、リサーチはしないが、「面白いこと」「自分が興味をもったこと」「変わったこと」は、日々ストックしているとの話でした。で、この記憶を強化するために、人に話すということを欠かさないようです。そして、もう一つ。「日記をつける」ということ。ただし、たった一行でいいそうです。とくに面白かったことを、毎日かならず書く。すると、自然に企画のタネが蓄積されていくという事でした。なんか可笑しいことはないか!ないか!常にアンテナを広げておく。すると、行動範囲も広がり、いままで気づかなかったことに目がいくようになるようです。
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『バカの壁』がベストセラーになったのは、何年前だったでしょうか。そう、養老孟司(ヨウロウ タケシ)氏の著作ですよね。webフリー辞書wikipediaには、2003年の初版から3年間、2006年8月時点での発行部数は419万部だそうです。戦後日本の歴代ベストセラー4位ということで、教養新書では堂々のベスト1位。
今は、『The wall of fools』のタイトルで英語にも翻訳されているのには、少々たまげました。テレビなどでみた養老猛司の印象は、ぜったい嫌われるタイプじゃないかな!なんて勝手に想像してますが。
もちろん、私は嫌いじゃないですけど。口調がなんとも味があるというか。その言い回しで、社会を縦横に批判しているので、いいじゃないかなと。 . . . 本文を読む