街活ワーキング2080・・・通称、マチワグ

コミュニティビジネスのための学習用ブログ。検索は、カタカナにて「マチワグ」で出来ます!

コミュニティビジネスの基本となる考え方とは

2010年08月23日 | 気になった事
中谷彰宏氏の著作のひとつに、ボランティアについての記述がある。その考え方は、「コミュニティ・ビジネス」にも通じると思うので紹介します。タイトルは、『3分で気持ちの整理ができた』2005年3月刊行。
ちなみに、中谷彰宏氏は、すでに800冊以上の作品を出版していることで著名な作家。もっとも有名なのが「面接の達人」でしょうか。俳優でもあり、「緊命病棟24時」「はぐれ刑事純情派」など多くの作品に出演しているようですね。

この書籍の目的を、中谷氏は次の3人のために書いたと冒頭で述べています。
一、落ち込みから脱出したい人
二、嫌なことを忘れたい人
三、気持ちの整理をして、生まれ変わりたい人
停滞している人といったらいいでしょうか。ちょっと煮詰まっているという感じがあったら、読んで元気を取り戻しましょうというのが趣旨のようですね。

これをさらに私なりに深めれば、マチワグ(コミビズ)にも使えるのでは!と読んでみたわけです。

私がこの本からえたポイントは3点
一、ボランティアやCBの基本とすべき考え方は、「これは自分のためにやっている」と常に考えるべき
一、自分に得するところがない仕事や行為。そんな自己犠牲をしているときにこそ、仲間は増える
一、自分が受け入れたくないものが、実は一番役に立つ

一つづつ解説しましょう。
■「自分のためにやっている」という考え方、中谷氏の意見は、次のようになっています。(以下引用)
『自分の損得を考えず、人のために何かに打つ込む人は、まじめで、いい人が多いのです。・・・省略・・・こういう純粋な気持ちを持つことは間違ったことではありません。でも、こういった気持ちだけで何かをやろうとすると、挫折する危険があるのです。
長続きするためには、「これは自分のためにやっている」という気持ちがどこかに必要です。』
そして、そういった「人のため」という意識が強すぎると、一回の挫折や失敗でくじけてしまうというのです。

心の持ち方としては、
「これは自分の勉強のため」であるし、「これで自分は成長できる」。そして、さらに人から裏切られり、上手く進めることができなくなったとしても、「これは、社会勉強であり、成功への第一歩。もっと頭を柔軟にして楽しんで、さらに先を目指そう」という気持ちを保ちつづけるということでしょう。

起業がもっとも進んだ国、アメリカ。起業家の平均年齢は、なんと50代後半のようです。つまり60代の人もいれば、40代の人もいて、このような数字になったということ。ただし、成功するまでに平均2回から3回チャレンジしてようです。軌道に乗るまでには、柔軟な発想で、粘り強く継続しておこなう。その結果が、ビジネスとして成り立ったということでしょう。
あの「ケンタッキー・フライド・チキン」のカーネル・サンダース。なんと、KFCは、65才から始めたビジネスなのです。しかも、カーネルはこの事業に乗りだす前、家業を倒産。無一文になり、財産といえるものは、フライドチキンのレシピだけという状態でした。しかし、全米をくまなく巡り、数百社にアタック。ようやく趣旨に賛同してくれる会社にめぐり合ったといいます。そこから破竹の勢いで、チェーン店が増えていったというアメリカンドリーム。自分がやりたいから、やっている。そして、このビジネスに絶対的な自信がある。そんな信念が世界を動かしたわけです。

次に
■「自己犠牲」について
CBやボランティアでは、「ギブ・アンド・テイク」という考え方では、前へ進めないようです。「ギブ・アンド・ギブ」でちょうどいい。何も見返りを求めない!そんな気持ちが大事なようです。すでに仕事として社会的な認知をうけているような組織やグループ。彼らをみると、そのような態度で動いていることが分かります。

割り切ることも大事なようです。人には、人それぞれ考えや立場があります。また癖もあるでしょう。何らかの代償をもとめる考えは、相手に従属してしまう関係でもあるようです。相手によって一喜一憂していたのでは、なかなか先に向けて歩けない。与えて返ってこなくて当たり前。こんな気持ちが、主体的に前にすすめる力を与えてくれるようです。

■受け入れられないもの。
受け入れられないモノやコトやヒト。もしそれが感情から来ているとしたら、、、。好き嫌いの感情か、それとも事実にもとづいての考えか。これを区別することですね。自分もふくめて、これが意外とゴッチャになっている。そのために、損をしていることがあるのです。

人間関係でも、これがあります。相手と馴染めない、しっくり来ない。そんな人に対して、自分だけ感情なのか、それとも事実として問題ある人なのかを見極めるということでしょう。

ただ、事実として問題のある、以下の人とは絶対に一緒にやるべきではないようです。
これは、トーマツイノベーションの白潟敏郎氏の弁ですが、一応紹介しておきましょう。
「ぼけぼん」という括りの人を指します。
「ぼけぼん」とは、・後ろ向き、・自分を天才だと思っている、・人の意見を聞かない、・なんでも一番でないと気がすまない人の事で、組織でこういった人がいた場合、大停滞を招くといいます。
私としては、これに「批判のための批判をする人」も加えるべきでは!と思ってます。そんな人に、「では。あなたは、この問題にたいして解決するような策をお持ちですか?」と聞けばいいでしょうね。だいたいにおいて、これらの人は、抽象論が先行して具体策が無いために、そういった発想になるようですから。

※ちなみに白潟氏を知ったのは、トーマツで「プライバシーマーク取得講座」で勉強していたとき、いただいた本がきっかけでした。

【結論】
感情と、事実を切り離しましょう。そのうえで、プラスの感情を常に持ち続けること。
心理学者によると、具体的な方法としては次の事をすすめています。
「手に水性マジックで、目的とする文字を書いていつも見る」ということ。プロ野球選手が、とくにピッチャーがやってますね。こうする癖をつけると、体や脳が動くようになるようです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿