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1本1050円の歯ブラシ ナノテク応用の『MISOKA』で世界に

2014年10月28日 | ポスティング研究会「ポスケン」での資料
どこも、だれもやっていない独自技術でつくった「歯ブラシ」、その商品名は、『MISOKA』といいます。この商品は、1つ1050円というから、間違いなく高価格な商品。当blogでも再三いっている「高く売れ!」というコンセプトに合致していますね。通常、歯ブラシは「百円ショップ」でも買える商品。平均価格帯も「250円前後」といいますが、どうしてコレが売れるでしょうね。

まず、その歯ブラシを半信半疑でつかったという、多くのメディア関係者がいう言葉があります。「歯がツルツルになった!」というもの。これには、「ワーすごっ」と心の底からオドロイタという。特殊なミネラルを、ナノ分子までに小さくし、それを歯ブラシの表面にコーティング。すると、歯をみがくごとに、そのミネラルが歯の表面につくことで、歯垢をよせつけなくなるという原理だそうです。

   【注:段落ごとに文体が変わります!】
この歯ブラシを考えたのは、辻陽平氏(ツジ ヨウヘイ)。大阪の材料メーカーのいちサラリーマンにすぎなかった辻は、車の趣味からこのアイディアを考えだしたという。車好きな人は、毎日々自分の手であらうことを日課にする。しかし、彼はふと疑問でてきた。「この洗剤やワックスって環境によくないよね!なんとかならないかなァー。」 そして出てきた答えが、「じゃあ、自分で開発してみるか!」だった。
そこで、車用のコーテイング素材を開発。カーディーラーをまわっては、売込みを開始したのだ。しかし、結果は大失敗だった。業界の方たちからは、まったく相手にされなかったという。
試行錯誤をくりかえすことで、あるヒントにたどりつく。
歯ブラシならどうだろう。環境にやさしい!は、体にもいい。さらに、歯で悩んでいる人は、ほんとうに多い。お年寄りから、子供までの世代が必要な商品だ。毎月毎月、歯医者にかよい、汚れをおとしてもらっている人だっている。これって、かなりの出費だ。

辻氏、さっそく脱サラし起業をかんがえる。起業セミナーで、出資者から1千万円を調達。マンションの一室にこもって、作りはじめた。
そして、満をじして売りはじめる。しかし、どうだろう。そうは甘くはない。どこからも相手にされないのだ。大阪中の雑貨店にとびこんでは、売りこむ日々。だがまったく相手にされない。売上げゼロの日がつづく。
しかし、捨てる神あれば、拾う神あり!だ。一店だけ「エっおもしろいじゃない!」という店があらわれる。それが、東急ハンズ 心斎橋店。これが第一の転機だった。
みずから店頭での実演販売を開始。はじめると、日に7本くらい売れはじめる。日々実演をくりかえした。すると、1年後にはどうだろう。口コミでひろまり、取り扱い店もふえ、月に1万本売れるようになったという。

この後、さらに飛躍したのだ。つぎの転機になったのが、「東京インターナショナル・ギフト・ショー 春2011」に出展したこと。ショーでの実演販売の一部始終を撮影した動画が、youtubeにアップされると、俄然注目されるようになる。アクセス数が急増し、世界でも脚光をあびるようになった。
なんとアメリカから中国まで世界50カ国から問い合わせがあったのだ。
当初は世界展開までは考えていなかった辻氏。
しかし、外国人でもそんなに望んでくれるのなら、ひとつやってみるか!に気持ちをすぐに切りかえる。
同年6月には、現地にすむ知人を代表としたアメリカ法人をロサンゼルスのビバリーヒルズに設立。
そしてすぐに驚くべきことがおきる。翌年の12年にグラミー賞・公式イベント「2012・ミュージケア・パーソン・オブ・ザ・イヤー」のギフトバッグとして選ばれたのだ。辻氏の歯ブラシが、約3千人の各界の著名人ゲストに配られた。

ここで、なぜ『MISOKA』ビジネスが成功したか!を考えてみよう。
(1)着眼にすぐれていた。
たぶん優れた発明はいくつもあるはず。しかし、ほとんどが日の目をみない!これが現実だ。日本において眠った特許は、45万ほどあるといわれている。つまりは、宝の持ち腐れ状態なのだ。
このナノ・コーティング技術を、歯ブラシに応用したというところが、ミソといえるだろう。

(2)実演販売
技術畑の人間が、人様のまえで実演をする!コレってどうでしょう。普通、なかなかできない話し。でも、日々店頭にたって販売したというから、すばらしい。吉田潤喜氏の『ヨシダソース』を思い出しました。吉田氏も、無一文から億万長者になった猛者。アメリカンドリームを体現した人物として有名ですが、彼もまたスーパーの一角でみずから実演販売をおこないました。

(3)動画投稿サイト
最近は、この動画投稿で飛躍する人が、ほんとうに多い。たとえば、ミシェル・ファンという一女性。
彼女もまた「youtube」にみずから投稿したことで、一躍脚光をあびた人物です。自分しかやっていない独自の『メイクアップ』術を見せるというものだったのですが、これが人々に注目されて、現在は読者が500万人超えたともいいます。
この動画投稿が契機になって、彼女は大手化粧品ブランドの仕事をしたり、彼女オリジナルな化粧製品を出すなどもしている。これも、現代版アメリカンドリームを体現した人物といえるでしょう。
でも、彼女は極貧だったといいます。ちょっとした切っ掛け(=動画投稿)で何がおこるか分からない!そんな現代をあらわしています。

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