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チラシづくり研究、おさえておくべき『基本の基本』とは

2014年10月03日 | ポスティング研究会「ポスケン」での資料
チラシづくり研究、おさえておくべき『基本知識』とは

1、『チラシづくり』、まず基本とすべき考え方とは
2、チラシは誰に見てもらいたいか!を設定する
   その方々って、どんな人でしょう!具体的に考えてみる!
3、目的とする人たちに、どんな方法でアプローチするのが良いか
4、チラシづくりには、チラシ構成をおさえておく必要がある!
5、「アイ・キャッチイング」は、きわめて大事!
6、「リード」と、「説明文」について
7、「返答情報」について
8、片面チラシと、両面チラシの使い分け
9、再チェックシートをつくって、自己検証しよう!


1、チラシづくりで、基本とすべき考え方とは
毎日ゝ、新聞に入っている膨大な数のチラシ。皆さん、よく見ていますか!どうでしょう! ほとんどの方が、そのまま読まずにポイっと新聞ボックスに捨てているのでは、、。
あなたが、たまに目にとまったチラシ、そして食い入るように読んでしまったチラシ、それってどんなものでしょうか。よく分からないけど、何かに惹きつけられたんでしょう。そうです!それです!
ポイントは、ほとんどが資源ゴミとなってしまう「チラシ」。でも、そうならないモノもあるということです。そこをきちんと学ばねばならないということです。
もうひとつ注意しておくべきことがあります。それは、そのチラシをよく読んだけれど、書かれた内容が情報不足だったり陳腐な言葉だったり胡散臭かったりで、どうでもよいと思われてしまうということ。すると、またしてもゴミとして扱われしまうということです。
よく出来たチラシは、その辺りを見事にクリアしています。読んだ人たちは、そのチラシを見て、行動に移すのです。
チラシ作りは、小学一年生になったつもりで、基礎からまなぶ!という真摯なかんがえが大事です。

2、そのチラシ、誰に見てもらいたいのでしょう!
性別や年齢、さらに職業・年収や嗜好などを具体的にかんがえみなければ、どうすれば見てもらえるのか分かりません。誰でも見てもらいたい「万人向けのチラシ」というのでは、実は焦点がぼやけてしまい、結局は誰にも相手にされないことになります。それは宣伝媒体が氾濫し、売り手も多くて、過剰な刺激の日々を暮らしている現代人にとっては、生半可なモノでは、注意をむけなくなっているということです。
現代社会は長成熟しすぎ、モノやサービスについての嗜好は十人十色、「百人百色」な時代ということですね。だからこそ、当たり前のチラシでは、注目されないということなんです。

3、チラシを読んでもらいたい人を具体的にとらえる!
自分の売りたいモノ・サービスは、どんな年収の人たちなのか!から考えてみましょう。新聞折込を考えたとき、どの媒体をつかうか!高額所得者層なら、日経新聞。中間層なら、朝日毎日読売の3大紙。低所得者なら、購読しませんね。というより、そこに払うお金も勿体ないということでしょう。だとすれば、どうすべきでしょうか。
また、新聞を購読する層は中高年層が多く、ほとんどの若者は新聞はよみません。若者をねらうなら、フリーペーパーでの宣伝やネットWEB広告となります。
街頭でのチラシ配りはどうでしょう。これはけっこう良いと思います。ポイントは、ちょっと大きめな声でどんなチラシかを伝えておくことです。こうすれば興味のない人は、はじめから受け取りません。効率がいいし、ターゲットに渡せます。でも、手間ヒマはかなりかかることを覚悟しておきましょう。

4、チラシ構成
みなさん、新聞の構成を知っているでしょうか。新聞社名がはいった「題字」があって、大文字で書かれた「見出し」があり、その横に「リード」という要約文が書かれ、そして「記事」があります。
チラシですと、新聞の見出しにあたる「アイ・キャッチ」を大きく書きます。つぎに「リード」ですが、文字数をしぼって大きく書きます。もちろん大きくといっても「アイキャッチ」よりも小さくしますが、、。そして、記事にあたる「説明文」を書くわけです。さらに、「条件提案」を書き、最後に、「返答情報」として社名・住所・電話番号などの連絡先や地図・日付をかきます。

(1)「アイキャッチ」は、手にとったと同時に瞬間的に惹きつける内容でなくてはなりません。
(2)「リード」は、さらにエッ!それって何!などと驚かせ、さらに興味をひかせることを意識します。
(3)「説明文」では、読み手が、「ホーなるほど」と納得するようなことを書きます。
(4)「条件提案」は、読み手が得する情報やモノなどを提示することです。スーパーのチラシでは、これは期間限定の特別値引き価格ですね。また、フィトネスクラブでは、初回お試し受講「無料」などといったもの。
(5)「返答情報」は、どこへ行けばいいのか!どこに連絡すればいいのか!などコンタクトの方法を示すことです。
(6)「チラシ作り手のプロフィール情報」ヒトが感情でいだくのは、どんなヒトなのか!このチラシの作り手、信用できる?できない?などを、知りたいものです。

それぞれについて解説しましょう。
(1)「アイキャッチ」では、読み手にとって「ホントに間違いなく得する嬉しい情報」を記載することです。そうポイントは嬉しいと思える内容なのか!ここに注視しましょう。
ウキウキするような内容が書かれているか! ヒトは悩みがあって、それが解消できることが事実ならば、間違いなく喜びますね。

(2)「リード」では、大まかにそれが本当である証拠を提示することです。考え方としては、具体的なある人物がどうなったかの「物語り」がいいでしょう。
また、「リード」で読み手が「どうしてだろう?」と質問したくなる内容についての答えを用意しておきます。いわば「回答」つまり「(Q&Aの) QプラスA」です。

(3)「説明文」は、リード文をうけて、その詳細を書き込んでいきます。実際に体験したお客さまからの生の声、専門家や著名人からいただいた裏づけのある話し、実際におこなった調査データなど、図表などをつかって事実を記載していきます。チラシ作り手側の単なる意見、「素晴らしいですよ」や「こんなに良いことに間違いありません!」などといった文章では、まったく信用されないことを覚えておきましょう。

(4)「条件提案」ではどのようなことを、記載すればいいでしょう。まずは、「読み手が損をしないこと」を明確にすることです。そして、プラスなにか得をする!ということを条件に出せばいいでしょう。ヒトは失敗はしたくはない、しかし失敗したときは代償が必要!心理学でいわれています。仮に、読み手は失敗したとしても、代わりに大したものじゃないけど得もしたよ!これなら安心ですね。

(5)「返答情報」。これには、プラスして「即時性」ということが必要です。チラシを読んで、すぐに反応しなければ、損をする。そんな内容にすべきなのです。理由は簡単。ヒトは、せっかく「これは良い!ぜひ使ってみたい!」と思っても、すぐに行動しないと暫くして忘れてしまいますね。やはり、すぐに行動させる仕組みが必要なのです。よく、『「テレショップ」で残り○○個です。』や、『この特別価格は、あと30分で終了です!』なんて言っていますね。これが、即時性をうったえて、行動につなげています。

(6)「作り手のプロフィール」
これは新聞の題字にあたるところです。ある意味、チラシそのものの顔を意味していますから、きわめて重要な項目にあたります。たとえば私たちが新聞を読むときどうでしょう。その記事の信憑性を確認するには『○○新聞』という題字から、やはり判断するのではないでしょうか。
だとすれば、顔写真は必須です。どうしても顔で、そのチラシの「良し悪し」を判断しますから、、、。顔を描いたイラスト(似顔絵)でも無いよりはずっといい!やはり顔をみたいし、どんな人物か知りたいのです。また、顔をのせておくだけで、連絡をいただいたときや面談のときなど、はじめてとは思えないほど不思議と話しはすすむという思わぬプラス面もあります。これは心理学でいう「単純接触効果」。街中に、議員さんのポスターがいろいろなところに貼ってありますが、これって意外と効果があるんです。なんか昔から知っているような気になりますから、、。


5、アイキャッチについて
「アイキャッチ」とは、読み手にとって嬉しい情報といいましたが、一目で一瞬にして惹きつけるものでなくてはいけません。文字の大きさにも気をくばりましょう。新聞の「見出し」の大きさがいい。ポスティングなら、この部分を上にしてポストに投函すべきです。また、手渡チラシなら、この部分に目がすぐいくように渡します。大きさは、チラシに対して最低「4分の1」の紙面を使います。

6、「リード」と、「説明文」について
とにかく売り込むという考えを捨てなくてはいけません。書き手であるチラシの作り手は、新聞記者となって取材したかのような気持ちで臨むことです。あくまで客観的であるという姿勢が、文章の端はしに滲み出すべきでしょう。そうすることで初めて読み手は、読み進めることができるのです。
また、書き手自身の体験話しなんてものも有効です。
注意すべき点を列挙しましょう!
(1)専門用語はつかわない!(2)文章は、短文にする!(3)オノマトペ、つまり擬音や擬態語をいれる!(4)感情に響くようにする!(5)データは、具体的な数字をいれて説明する!(6)ほかとの比較もいれて、利点を説明する!(7)読み手にとって、マイナスとなる情報もいれておく!(8)なぜ得するか!喩えばなしで、分かりやすく解説する!

7、「返答情報」について
(1)読み手にとって、連絡をとるか否かは最後にきめますので、チラシの一番下にもってきます。しかし、同時に目立つと同時に見やすくなければいけません。
(2)連絡方法は、最低2種類は用意します。電話とfaxで2通りですが、これにEメールや、WEBサイトからの申し込みも可能にしておくとさらにいいでしょう。最近は、スマホが普及しました。2次元コードも掲載しておき、ホームページからもアクセスできると嬉しいはずです。
(3)即時性がより効果をあげるためには、『無料体験は、○○様限定』よりも、『すでに○○様が決まりました、残り○○様です。」の方がいい。

8、片面チラシ 両面チラシ
ポイントは、両面チラシでも「片面に全力」を注ぐこと。まずは、片面だけで充分な効果をあげるものを作りましょう。裏面はあくまで、補助として表面だけでは不十分だった情報をいれることです。
費用対効果でいえば、表面はカラーですが、裏面はモノクロ一色でかまいません。構わないというよりも、この方が分かりやすいし、費用がかからないという利点があります。ヒトは誘導してもらった方が、読みすすみ易いのです。ただし、両面チラシを作ったばあい、表面に裏面にも詳細情報がある旨をかいておく必要はあります。

9、再チェックシートの作成
ここまで読みすすめていだいた内容、これを充分にチラシに反映しているか!再度チェックしてください。それには、「チェックシート」を作ることをおすすめします。チラシ作りには、けっこうな費用と手間がかかりますから、効果のでないチラシは作りたくないものですね。
表計算ソフトで簡単につくれますし、フリーソフトでもありますから、一度つくっておいて損はありません。

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