「新しい発想が沸かない。どうも発想が貧弱だ。」などで悩んでいたら、次の「フレーム・ワーク」をお勧めします。
『4行日記』です。
私たち日本人は幼少の頃から、「減点思考」に慣れてしまって、なかなか「プラス思考」にはいかないようですね。これは潜在意識への刷り込みが大きいということ。その結果、自動的にブレーキがかかる仕組みができてしまったようです。自分の性ではないと思ってください。万人が皆、そうだと考えたほうがいいでしょう。
そこで、これを打ち破るための、一つの方策を紹介しましょう。それは、『4行日記』。たった四行を、毎日書くということ。
これを最初に説いたのが、小林恵智(コバヤシ ケイチ)氏。これも、新しい「フレーム・ワーク」です。
『4行日記』は、つぎの四つの項目を、各20文字以内で書くということ。
・事実 (本当の事だけを記す、主観を入れないこと)
・発見 (何が問題だったのか、またはその解決策は何か)
・教訓 (ポジティブな内容であること)
・宣言 (発見との繋がりで、普遍化した内容にする)
あっ、そういえば、NHK・Eテレの「仕事学」で秋元康氏がいってましたね。発想を豊かにするには「日記を毎日つける」ということを。気づきと同時に、脳への刺激をあたえるということでしょう。
■さらに、『4行日記』のポイントを列記。
・脳=潜在意識は、簡単な言葉と、イメージしか入っていきません。シンプルな単語を選んで、文章も単純化しましょう。
・そして、そこでつかう言葉は、漢字で書くこと。漢字は表意文字ですから、イメージに落とし込めますね。
・否定語は使わない。脳は否定文を肯定文として認識してしまうからと言います。たとえば、「失敗しない」は、二つに分解して、「失敗する」と「しない」として認識するそうです。すると、結局は、「失敗する」が脳に届いてしまうということ。
・受動態はではなく、能動態で書く。自分がするイメージが大事ですね。たとえば、「私は周りの応援をうけて」ではなく、「私は、周囲を巻き込んで・・・」とします。
・宣言の主語は、「私」。宣言は、自分の目標や、将来こうありたいとする願いですね。したがって、「私は、~」とします。
・宣言は、現在進行形で書く。「いつも・・・している」と書くのがいいのです。
・宣言は、属性で締めくくる。イメージをより鮮明にするには、事実としての属性をはっきりしておくのがいいようです。属性とは、父、母、男、女、学生、社会人、人間などのことですが、さらに具体的に「○○大学の学生」とか「○○社の社員」などがいいでしょう。
■ここで、事例を紹介します。
【会議】
①事実: 今日会議があった
②発見: 思いつきで発言すると無駄な議論になる
③教訓: 感情や思いつきでの発言はしないほうがよい
④宣言: 私は冷静に考えられる人間です
⇒改善するとしたら、
・事実で、何の会議かをいれましょう。
・発見では、マイナス言葉の「無駄」が問題です。言い換えるとすると、「熟考しての発言は、有意義な議論になる」
・教訓で、「会議の前には、考える時間を30分つくる」とします。
・宣言では、「私は、○○社の社員として、会議ではいつも良い意見を提案しています。」と、属性をいれて、進行形の肯定文にします。
【スケジュール管理】
①事実 ○○の件を明日にまわした。
②発見 予定を詰め込みすぎた。
③教訓 時間の見積りを具体的に考えよう。
④宣言 私は時間管理能力が優れている人です。
⇒改善するとしたら、
・発見で、「頑張る気持ちがいっぱいで、予定をいれすぎた。」プラス面もいれておく。
・教訓で、「時間の見積もりに毎日朝○時から20分かけておこなう。」と具体的に。
・宣言では、属性をいれたうえで、進行形にしましょう。
「私は、社会人として、日程管理を毎日きちんとおこなっている。」
■10日・20日に振り返るといいようですね。どんな事を多く書いているか。そして、どう変わったかなども意識してみると、自分の見直すことにつながっていくようです。今でいえば、ブログに書くのがいいのではと思いますね。もちろん紙ベースの日記帳でもいいでしょうが。
【参考文献】小林恵智著 「天職獲得ノート」
※小林惠智は、慧智和尚のことですが、自身のブログで辻説法を解説しています。
http://www.ryobo.org/seppou/archives/2007/06/post_90.html
上記URLをコピペするか、『慧智和尚の辻説法』で検索してください。
このブログのなかで、小林惠智氏は、「四行日記」について次のように説明しています。「四行日記の構造は『事実→発見(気付き・悟り)→記憶(教訓・一転語化)→発明(現在進行形による行動宣言)』という構造。水面上に居られる方々が、それ以上に飛躍し、己の潜在力を120%発揮させるための変容過程をシステム化したもので“目的達成型”、『読み替えれば“参禅日記”』と読み返ることが出来るものです。」
禅僧である惠智氏。現代の精神医学や、心理療法にも通じる教えのようです。うまく使うことで、自分では気づかない自分の側面を浮き彫りにしてくれるでしょう。そして、自分の強みをさらに伸ばすことにも繋がるようです。
『4行日記』です。
私たち日本人は幼少の頃から、「減点思考」に慣れてしまって、なかなか「プラス思考」にはいかないようですね。これは潜在意識への刷り込みが大きいということ。その結果、自動的にブレーキがかかる仕組みができてしまったようです。自分の性ではないと思ってください。万人が皆、そうだと考えたほうがいいでしょう。
そこで、これを打ち破るための、一つの方策を紹介しましょう。それは、『4行日記』。たった四行を、毎日書くということ。
これを最初に説いたのが、小林恵智(コバヤシ ケイチ)氏。これも、新しい「フレーム・ワーク」です。
『4行日記』は、つぎの四つの項目を、各20文字以内で書くということ。
・事実 (本当の事だけを記す、主観を入れないこと)
・発見 (何が問題だったのか、またはその解決策は何か)
・教訓 (ポジティブな内容であること)
・宣言 (発見との繋がりで、普遍化した内容にする)
あっ、そういえば、NHK・Eテレの「仕事学」で秋元康氏がいってましたね。発想を豊かにするには「日記を毎日つける」ということを。気づきと同時に、脳への刺激をあたえるということでしょう。
■さらに、『4行日記』のポイントを列記。
・脳=潜在意識は、簡単な言葉と、イメージしか入っていきません。シンプルな単語を選んで、文章も単純化しましょう。
・そして、そこでつかう言葉は、漢字で書くこと。漢字は表意文字ですから、イメージに落とし込めますね。
・否定語は使わない。脳は否定文を肯定文として認識してしまうからと言います。たとえば、「失敗しない」は、二つに分解して、「失敗する」と「しない」として認識するそうです。すると、結局は、「失敗する」が脳に届いてしまうということ。
・受動態はではなく、能動態で書く。自分がするイメージが大事ですね。たとえば、「私は周りの応援をうけて」ではなく、「私は、周囲を巻き込んで・・・」とします。
・宣言の主語は、「私」。宣言は、自分の目標や、将来こうありたいとする願いですね。したがって、「私は、~」とします。
・宣言は、現在進行形で書く。「いつも・・・している」と書くのがいいのです。
・宣言は、属性で締めくくる。イメージをより鮮明にするには、事実としての属性をはっきりしておくのがいいようです。属性とは、父、母、男、女、学生、社会人、人間などのことですが、さらに具体的に「○○大学の学生」とか「○○社の社員」などがいいでしょう。
■ここで、事例を紹介します。
【会議】
①事実: 今日会議があった
②発見: 思いつきで発言すると無駄な議論になる
③教訓: 感情や思いつきでの発言はしないほうがよい
④宣言: 私は冷静に考えられる人間です
⇒改善するとしたら、
・事実で、何の会議かをいれましょう。
・発見では、マイナス言葉の「無駄」が問題です。言い換えるとすると、「熟考しての発言は、有意義な議論になる」
・教訓で、「会議の前には、考える時間を30分つくる」とします。
・宣言では、「私は、○○社の社員として、会議ではいつも良い意見を提案しています。」と、属性をいれて、進行形の肯定文にします。
【スケジュール管理】
①事実 ○○の件を明日にまわした。
②発見 予定を詰め込みすぎた。
③教訓 時間の見積りを具体的に考えよう。
④宣言 私は時間管理能力が優れている人です。
⇒改善するとしたら、
・発見で、「頑張る気持ちがいっぱいで、予定をいれすぎた。」プラス面もいれておく。
・教訓で、「時間の見積もりに毎日朝○時から20分かけておこなう。」と具体的に。
・宣言では、属性をいれたうえで、進行形にしましょう。
「私は、社会人として、日程管理を毎日きちんとおこなっている。」
■10日・20日に振り返るといいようですね。どんな事を多く書いているか。そして、どう変わったかなども意識してみると、自分の見直すことにつながっていくようです。今でいえば、ブログに書くのがいいのではと思いますね。もちろん紙ベースの日記帳でもいいでしょうが。
【参考文献】小林恵智著 「天職獲得ノート」
※小林惠智は、慧智和尚のことですが、自身のブログで辻説法を解説しています。
http://www.ryobo.org/seppou/archives/2007/06/post_90.html
上記URLをコピペするか、『慧智和尚の辻説法』で検索してください。
このブログのなかで、小林惠智氏は、「四行日記」について次のように説明しています。「四行日記の構造は『事実→発見(気付き・悟り)→記憶(教訓・一転語化)→発明(現在進行形による行動宣言)』という構造。水面上に居られる方々が、それ以上に飛躍し、己の潜在力を120%発揮させるための変容過程をシステム化したもので“目的達成型”、『読み替えれば“参禅日記”』と読み返ることが出来るものです。」
禅僧である惠智氏。現代の精神医学や、心理療法にも通じる教えのようです。うまく使うことで、自分では気づかない自分の側面を浮き彫りにしてくれるでしょう。そして、自分の強みをさらに伸ばすことにも繋がるようです。
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