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自分を進化させる『フレーム思考』 -四行日記をアレンジ、こちらをお奨めします

2010年08月31日 | 気になった事
四行日記を、アレンジした「6行書き」の『六感日記』(ロッカンニッキ)



四行日記も良いのですが、考えてみると事実と発見との間に少し溝があるようですね。人の考えには癖があるということが問題です。習慣化しているので、いつも同じ発想になってしまう。それでは、新たな発見は期待できせん。しかし、この癖となる思考、すなわち自動思考を否定することは無理でしょう。どんな人も日々やってしまう事。だから、これを一回書いてみて確認してみるという訳です。そのうえで、それの反証となる事実を考えるということ。こうすることで、単眼から複眼的思考になりますね。つまり別の見方がでてくる訳です。そして、ここでようやく「発見」「気づき」が生まれる。そんな流れを考えてみました。

で、名づけた方法が『六感日記』(ロッカンニッキ)というわけです。六つの項目を20文字程度で記入していくことにより、モノをみる眼(第六感)を鍛えます。

実はこの方法、認知療法を取り入れた考え。適応障害や「うつ病」さらには、パニック障害などの治療にも用いられている方法です。したがって、これを実践すればストレスも改善するという、いわば一石二鳥、、、ともいうべき方法です、、。


■具体的には、次の方法です。
【事実A】出てきた問題や課題
【思考B】自動思考
【反証C】反証となる事実
【発見D】気づき 
【教訓E】心地よく記憶にのこる教え
【宣言F】属性をいれた進行形による宣言文

※自動思考は、思い込み思考とでもいいましょうか、思考の癖です。難しい言葉でいえば、「認知のゆがみ」。ほとんどの人はある程度バランスがとれているのですが、この均衡が崩れた人がいます。こういった人は、心的障害を受けやすいようです。たとえば、「絶対にこれをしなくてはいけない。」「私は周りからいつも、否定されている。」「自分が個人攻撃をうけるのは(実際には受けていない)、自分に問題があるからだ。」「周りは、自分の事をまったく理解してくれていない。」などです。ただ、認知の適応がある人でも、なんらかの思考の癖があり、それが人間としての進化を阻んでいるといえます。それが、誰にもある「壁」ということでしょう。



■事例
A・英語テストで、平均点以下だった。
B・自分は、頭が悪い人間だ。親だって馬鹿だから。
C・いつも出来なかった太郎君が百点をとっている。勉強の仕方に問題があるかも。
D・太郎君に話を聞いてみよう。自分でもやり方を別の方法を考えてみる。
E・やり方が間違っていれば、結果はでない。適切なやり方なら良い結果をえられる。
F・私は、中学生として、成績をあげる効果的な勉強法を、いつもしています。



※認知療法との違い
ちなみに、認知療法では、AとBの間と、EとFの間に、「気分の点数は何点か」や、「気分を一言でいうと」などを書く項目をいれます。それと、Fの宣言文はありません。気分がどう変化したかを、実感することも目的としているようです。



■認知療法は、今年(2010)の四月から保険適用が認められました。
欧米の研究では、投薬以上に効果が高いことが認められていることなのです。図に表せば、〔薬+認知療法>認知療法>薬〕ということになりますね。

ただし、急にはじまったことなので、どこまでこの認知行動療法をお医者さんが、習熟しているかは疑問なところです。しかも、これにはかなり診療時間がかかりますね。どこまで、担当医が真剣にやってくれるかは未知数といったところでしょう。


診療報酬の算定方法の一部を改正する件(告示) 平成22年厚生労働省告示 第69号
第8部 精神科専門療法 通則
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken12/dl/index-018.pdf

I003-2 認知療法・認知行動療法(1日につき) 420点
注1 精神科を標榜する保険医療機関以外の保険医療機関においても算定できるものとする。
2 入院中の患者以外の患者について、認知療法・認知行動療法に習熟した医師が、一連の治療に関する計画を作成し、患者に説明を行った上で、認知療法・認知行動療法を行った場合に、一連の治療について16回に限り算定する。
3 診療に要した時間が30分を超えたときに限り算定する。
4 認知療法・認知行動療法と同一日に行う他の精神科専門療法は、所定点数に含まれるものとする。

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