「もう一度昭和」と夢見る方、多分かなりの数いらっしゃるのではないでしょうか?
貧しくも楽しかった時代の懐古というだけでなく、昭和は日本の栄光の時代でもあったのです。
日本は、明治維新以来海外と戦って戦勝を繰り返し一等国の仲間入り、その夢が無残に敗れた後に目覚ましい経済復興を遂げた「追いつけ追い越せ」の時代だったのです。
しかし、日本が資源に乏しい事には変わりがありません。海外との交易無視で成長出来る訳がない。
世界中コロナ禍で疲弊してさらにウクライナ戦争で流通が途絶した今、今更の輝いた日本を夢見る事は無理がありそう。
一体、何で私はこんな事言い出すのか、ヤバイ話にするつもりは全く無いです。
多分、誰もが「昭和をもう一度」と願う時、心豊かな日本を夢見ていたのだ、と思うのです。
しかし、バブルを全く知らないZ世代が担う日本はただ昔を懐かしんでいる訳にはいかないみたいです。
澄んだ水が豊かな、メリハリのある四季のある日本の自然は、実に細やかな美しさに満ちてます。少なくとも昭和の時代は疑いもなくこれを満喫する事が出来てた。
それがなんだかおかしな具合になって、このところの異常気象とコロナで自然を観る贅沢が失われつつあります。
自然に逆らわず、自然の恵みを利用してきた生活がそろそろ怪しい事になってきた。
昔から続く喫茶店です。当時はレトロでも何でもなかったのです。喫茶店の中では、時間がとてもゆっくり流れてました。
今は、中流層以上が矢鱈忙しくてゆったりした時間を失って、下流と言われる人は経済的な不自由で心のゆとりを失った時代に思われます。
なので、古い喫茶店に集まるのは年金生活の高齢者が圧倒的に多い事態になっちゃった。
それでも、若い世代にむしろ失われつつある昭和を見直す人が増えてきたようです。
現役世代が選ぶ昭和の魅力的な点best10を見ました。
1960年生まれの漫画家、浦沢直樹の昭和best0。
鉄腕アトムを第一位に選ぶ彼は「鉄腕アトムの時代に追いついていない」とおっしゃる。つまり夢やロマンが無いところから、もう一度ロマンティックな世界を取り戻す事が大事だと言います。
1976年生まれの実業家、鈴木修司の昭和best10。
「寅さん」を第一位に選んだ彼は昭和の時代に溢れる自由さや元気さに憧れるそうです。
このアンケートは昨年とったもので、ウクライナ戦争は没発してません。コロナ禍も収束するかと思われた時です。
正直リアルタイムで一番必要なのは、何と物資になってしまった。
そこで蛇足の節約料理でございます。
梅干しご飯(毒消しになります)、モズク、納豆、鳥肝の甘辛煮。
デザートの冷凍バナナ(バナナの皮を剥いてレモン汁をかけて冷凍する)。
なんとか厳しい夏を乗り切りましょうね♪
戦争が終わるまで(甘いかしら?)