旅が趣味の人はかなりの数いるでしょう。
どこか「遠くへ行きたい」、未知の場所に憧れる気持ちは、いつの時代も変わりません。
今も「どこか知らない町を歩いてみたい」けれど、諸事情が許さない今、昔訪れた異国、シンガポールの街の思い出を追ってみる事にしました。
シンガポールは多民族国家で、中国系、マレー系、インド系、ユーラシア系各民族が違和感なく暮らすバラエティ豊かな文化を持っています。
と言って自由奔放な国というより整然と統制された組織を持って、東南アジアの国の中でも非常に治安の良い都であります。
私がこの国を旅したのは1981年、昭和時代のことです。自身も若かったし、この街を歩く人も若く生き生きしていて伸び盛りの国の印象が強いです。
公園が多く、坂道のない街は、サンサンと降る亜熱帯の日の光の中でも歩き回るのは快適でした。
コスモポリタンな街並みです。
ツアーで知り合ったご夫婦です。観光スポットとして有名なマーライオン近くで。
タイガーバームガーデンにて。エキゾチックな建造物満載の場所で、ワクワクしました。
コスモポリタンな街並みです。
ツアーで知り合ったご夫婦です。観光スポットとして有名なマーライオン近くで。
タイガーバームガーデンにて。エキゾチックな建造物満載の場所で、ワクワクしました。
この旅の思い出は数え切れません。
空港で佇んでいた高貴な感じのする美女と蘭の咲き乱れる公園で出会った思い出、ミステリアスな魅力のある彼女を見て勝手にロマンチックな空想を膨らませました。
ビロードの様な夜空の下、友人と別れて一人でタクシーを拾ったら運転手がインドの人、真っ暗な中で彼の目が光ってひどく怖かった思い出、私の拙い英会話力で果たして宿に着くかどうか、車内でのどがひりついてきました。
帰りはキラキラ光る街の夜景を眼下にしての夜間飛行でした。
出来れば、死ぬまでにもう一度夜間飛行をしてみたいと思うほど、忘れられない美しさでありました。
その夢の為にも早くコロナよ、明けてくださいませ!