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荒らされた釧路のアイヌ協会納骨堂 思想犯か? 捕らえてみれば季節外れの「肝試し」(産経新聞)

2014-11-09 11:00:00 | 事件・差別問題・領土問題など
荒らされた釧路のアイヌ協会納骨堂 思想犯か? 捕らえてみれば季節外れの「肝試し」
2014.11.9 11:00

 釧路市にある釧路アイヌ協会の納骨堂に無断で侵入し、骨つぼを荒らしたとして、北海道警釧路署は22日、同市内のアルバイト従業員、臼田弘樹容疑者(22)ら4人を建造物侵入の疑いで逮捕した。この4人は、10月1日、午前4時ごろ、同市紫雲台の墓地にあるアイヌ協会の納骨堂に不法に侵入した。同署によると、納骨堂の中の骨つぼが荒らされていたほか、墓地の地蔵8体が壊されていたという。

 道警は当初、何か思想性があるのではないかと捜査を進めたようだ。というのは、8月に札幌市議の金子快之(やすゆき)氏(43)がツイッターで「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと書き込んで炎上。議会でも大きな問題となり、9月9日、自民党札幌市支部連合会から除名処分を受け、22日には市議会本会議で議員辞職を求める決議案が賛成多数で採決されるなど、道内でアイヌ民族をめぐって議論が盛り上がっていたからだ。

 ところが地道な捜査で逮捕してみると、人騒がせな若者たちで、この時期に単なる肝試しをしていたと供述しているという。「まったく思想性などはなかった」と、警察関係者は話している。

 納骨堂は墓地のなかに建っている。容疑者らは、自分たちが侵入したのが、アイヌ協会の納骨堂ということも知らずに侵入したという。

 容疑者らは、「近くにあったものを持ち出した」とも話しているという。

 「あたりは街灯もなく、真っ暗。午前4時ごろはまだ暗いですから、目撃者もなかった。捜査員の聞き込みなど地道な捜査で、仲間うちで、肝試しをしていたということを聞き込み、ひとつずつつぶしていった。だから、時間がかかりました」という。そして、今回逮捕した4人にたどりつき、10月22日の逮捕となった。

 同署は今後、器物損壊容疑でも調べることにしている。「いたずらでは済まされないですからね」と、警察関係者はあきれたように話した。(松垣透)

http://www.sankei.com/region/news/141109/rgn1411090003-n1.html

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