アートインナガハマ★スタッフのブログ

毎年10月の第一土・日曜日に開催の「アートインナガハマ」のイベント情報をお知ら致します。

一居弘美遺作展 かわいいお客様♡

2019-03-15 16:48:49 | 一居孝明・弘美展

皆さま、こんにちは。

現在開催中の『一居弘美遺作展』は、いつにも増して

多くのお客様がお越しくださり、大変嬉しく思います。

天国から一居弘美さんが喜んでいらっしゃるお顔が浮かびます。

本日は、またまた弘美さんが喜びそうなお客様が・・・

右端の女性は弘美さんの娘さん。

小さなお子さんたちは、弘美さんのお孫さんです

このお孫さんたち、前回2013年に「一居弘美展」を

開催した折には、こんなに小さかったのです

前回の開催から6年経ちました。子供の成長って早いですねぇ~~

お二人とも絵を描くのが好きなようで、弘美さんも微笑ましく

見守っていらっしゃることでしょう。

お孫さんの成長も見届けたかったでしょうし、ご自分がやりたいことも

まだまだあった事と思います。

 

新制作協会の会員になられた前後から、その作画がガラリと変わり

色らしい色が消え、蒲公英の綿毛だけをモチーフにした作品を

展開されるようになったのには驚かされました!と、

新制作協会・絵画部の宮田氏がコメントされていることは

前回ブログにてお伝えした通りですが、ご自分の人生を蒲公英の綿毛に

重ねるお気持ちもあったのかなぁ~

55歳という若さでのご逝去は、本当に残念でなりませんが

弘美さんが残した絵画たちが、観に来てくださるお客様の心に

優しく温かく、そして力強い「生きる」という無言のメッセージを

語りかけているようです。

あるお客様は「この絵たちを見ていると優しい気持ちになる」と

仰いました。絵に託された弘美さんの想いが、お客様に伝わっています

『一居弘美遺作展』いよいよ残すところ、あと2日となりました。

ぜひ、長浜にお出かけの折には、ギャラリー楽座へお立ち寄りください。

この絵たちが 何かしら語り掛けてくれると思います。

『一居弘美遺作展』

会期:平成31年3月3日(日)~3月17日(日)

時間:午前10時~午後5時(最終日は午後4時)

会場:〒526-0059 長浜市元浜町14-23

問合せ:0749-65-0393

 

 

 

 


透析中止患者の死について個人的意見

2019-03-08 17:30:00 | 個人の意見

皆さま、こんにちは。

本日は、個人的記録としてブログを更新します。

昨日の新聞で目に飛び込んできた『透析中止 患者に「死」提案』

という見出しの記事を読み、数年前の父のことが思い出されると共に

私たちはこの件に関し、我が身に置き換えて、しっかりと考える

必要があると感じました。

まずは記事の内容について簡単にまとめると次の通りです。

人工透析を約5年間受けていた女性患者(当時44歳)が透析の針を入れる管が詰まり

外科医が管を首周辺に挿入する治療法と合わせ、死に直結するという説明と共に

透析を中止する選択肢を提示し、女性は透析を止める決断をした。

そしてその決断に対し、夫と看護師同席のもと 女性にしっかり意思確認をして

外科医が治療の中止を決断。女性は約一週間後に死亡したという内容。

ここで問題なのは、中止してしばらく経つと苦しくなり女性が「やっぱり透析を

開始しようかな」と話したが、外科医は正気な時の女性の固い意志を尊重し

苦痛を和らげる治療のみを行い一週間後に死亡したということ。

 

実は、今から約4年半前に父の主治医から私たち姉妹は呼び出され、

父と共に主治医と 父の今後の治療方針について話し合いをしました。

その頃の父の病名は慢性腎臓病という診断で、いつ腎不全に移行しても

おかしくないレベルということでした。

父と主治医の先生との話し合いでは、父は頑として「人工透析を受けない。

だからシャント手術をしない」と言い張りました。

そこで、先生は子供たちを呼んで、父を説得してほしいという感じでした。

シャント手術をしても、すぐに人工透析をするわけではない。しかし

いざ人工透析をするとなったら、シャント手術をしていないと透析できないから

念のため手術をしてほしい。お子さんたちはどう思いますか?

そう問われて、腎不全になったらどんな症状になるのか、透析生活は

どのような生活なのか色々と伺い、その日の夜、父・妹と3人で

話し合いました。

その結果、父の意思を尊重し透析を受けないという決断を

私たち姉妹は尊重し、シャント手術を断りました。

シャント手術を断ったからと言って、投げやりな生活をしているわけではなく

普段の生活の中で食生活など気を付ける点は気を付けながらも

なるべく自然な状態で過ごしていた父は、その話し合いから約8か月後

全然違う病名「急性硬膜化出血」で、緊急入院から一週間後に亡くなりました。

 

父は当時79歳、新聞記事の女性の年齢は44歳でした。

治療の選択をする上で年齢や家族構成等、影響するものが違ってくるので

父と女性を一概に比べることはできません。

けれど、患者の意思を尊重して決断を見届けた私たちの責任に対して

医師や病院を巻き込むのは、どうかと思うのです。

そこに議論をもっていくと、病院も医師も怖くて、患者の気持ちを汲むことが

できなくなるではないか・・と危惧します。

母は常々「点滴等の管につながったままの長患いは絶対にしたくない!」と

私たち娘に言っていたので、入院末期 口からの食事がままならなくなり

胃ろうの提案をされたとき、引き取る決断をしました。

家での見取りは、確実に命を縮めることではありましたが、母の固い意志を尊重し

自宅で できる範囲の介護で最期を迎えようと、父・妹と話し合って

決めました。

母の最期の迎え方、父の最期の迎え方は、私たち姉妹とその家族に

大きな影響を与えています。

私自身、母と同じように管でつながれた状態での長患いはしたくない。

そして父のように、自然の状態で最期を迎えたいと思っています。

母が亡くなった時、初めて身近に死を感じて「エンディング・ノート」を

買いました。ノートの書ける項目だけでも書いていこうと既にいくつか

書き入れています。

新聞記事の中で、今回の外科医の行為に対し医療関係者から批判の声が

上がっているという取材内容について、私は批判ではなく色々と考えるキッカケに

なってほしいと思っています。

今後 多死社会を迎える日本にとって人生の最期の迎え方、過ごし方が

なるべくその人の意思通りになればいいなぁと願います。

医療もそれに寄り添った形で、行き過ぎない医療もまた必要かと思うのです。

 

 

 

 

 

 

 


長浜ムービーフェス表彰式 ご報告

2019-03-06 10:03:59 | AIN2018

皆さま、おはようございます。

本当に珍しく、3日連続の投稿となりました!笑

3月3日より始まりました『一居弘美遺作展』ですが、

本日は展示会の話題はひとまず置いて、

3月2日に行われたこちらのイベント長浜ムービーフェスについて

ご報告がてらブログを更新したいと思います。

こちらのイベントは昨年秋に初めて開催された新しいイベントで、

アートインナガハマからも『開催風景&次回開催告知動画』をエントリーし

その動画が入賞しましたとのお知らせを受けたことをこちらのブログ

ご報告しておりました。

そして入賞者の中から大賞をはじめ各賞の受賞式が行われるとのことで

当日はアートインナガハマ会長と事務局長が授賞式に参加しておりました。

なお、長浜ムービーフェスには当プロデューサーの山瀬鷹衡さんも

ボランティアスタッフとして参加しています。

山瀬さん、今回いい仕事してくれました~

このTシャツ、山瀬鷹衡さんのデザインです

そしてこのサインは、今や「カメ止め」現象といわれる映画界に一大ブームを

巻き起こした「上田慎一郎監督」のサイン。

なんと、上田監督は長浜市出身です

長浜ムービーフェス・スタッフの一人にお話を伺うと、

3月2日(土)にこの授賞式を開催し、会場には上田監督にお越しいただく

という依頼はずいぶん前にされていて、了解を得ていたのですが・・・

なんと、その後 上田監督作品の「カメラを止めるな!」が

アカデミー賞8部門にノミネートされ、そのアカデミー賞授賞式が

3月1日(金)夜ということで、3月2日お昼より開催されるこちらの

イベントにお越しいただけるのか…💦とハラハラしながら

前日準備をしていたとのことこの作業、夜10時を過ぎています

 

その頃、私は のほほ~んとアカデミー賞の受賞式をTVで見ていたわけで

関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした

さて、当日の授賞式に話を戻して、アートインナガハマの動画は最優秀賞とは

なりませんでしたが、「長浜観光協会賞」を受賞いたしました

アートインナガハマというイベントは観光にも一役買っているかな

ということで、相応しい賞となりました

そして、前日夜遅くまでアカデミー賞授賞式に参加されていた上田監督も

無事長浜に到着され、大いに会場を盛り上げてくださいました

このスタイル、貫かれてますよね~笑

最後に受賞者・関係者一同でパチリ

授賞式後、ちゃっかりAIN会長・事務局長と上田監督の3ショットもお願いし

約半日にわたる授賞式は終わりました。

長浜市という街は、次々と色々なイベントが立ち上がり、そのアイディアには

我が街ながら大変感心しますが、今後続けていくことを考えたとき、

課題も多く、やや複雑ではあります。

私たちアートインナガハマも今年33年目を迎える息の長いイベントですが

私たちもまた 課題を抱えながら運営しております。

ともに自分たちが住む街「長浜市」がより魅力的で住みたい街となることを願い

今後もそれぞれの団体が知恵を絞って、活動していきたいと思います。

とりあえず、長浜ムービーフェスが盛況裡に終わり

関係者の皆さま、大変お疲れさまでした。


引き続き 一居弘美遺作展  

2019-03-05 10:30:00 | 一居孝明・弘美展

皆さま、こんにちは。

久々に連日ブログの更新となります!

昨日お伝えしきれなかった『一居弘美遺作展』展示会作家の

亡き一居弘美さんについて、この展示会にあたりコメントを

寄せてくださいました新制作協会・絵画部 宮田保史氏の言葉を拝借しながら

書き進めてまいります。

宮田氏から見た弘美さんの絵画作品は、静物画でもなく、写生画でもなく、風景画でもなく

着物の絵付けをするように、人茎・一葉・一花を面相筆を中心にひたすら丁寧に

慈しむが如く、しっとりとした色遣いで、心を込めて描かれた誠実な作品が

印象に残っています。

新制作協会の会員になられた前後から、その作画がガラリと変わり、色らしい色が消え

蒲公英の絮(ワタ)だけをモチーフにした作品を展開されるようになったのには

驚かされました。

絮の様相を中心に、背景は抽象的解釈でモノトーンで処理されていました。

蒲公英の魅力は花だけではありません。花が終わると種子(seeds)に白い冠毛のついた

いわゆる「タンポポの絮」が風に乗って遠方へと運ばれるその落下傘に

弘美さんは心ひかれているように思えました。

草花をテーマにしていたその後の作品には、弘美さん独特な想いを絮に託した作品を

展開していったのではないかと、私は見ました。

「タンポポの絮」はその時その時、風の吹くままに身を任せて運ばれるのですが、

弘美さんの「絮」(seeds)は絮自身が望む方向から吹いてくる風をじっと我慢して

ひたすら待ち続けているような強い意志を感じることがありました。

それは弘美さんの側面ではなかったのかと 今思います。  宮田氏のコメントより

 

今回の遺作展、作品は全16点。すべてタンポポの絮をモチーフにしています。

タイトルはすべて「seeds」

再び作品をご覧ください

いかがでしょうか? 

モチーフの「タンポポの絮」を通して、生き物の儚さを感じつつも

生命力という力強さを感じる不思議な魅力を感じます。

一居弘美さんは一昨年、55歳という若さでこの世を去られましたが

こうして、作品はいつまでも存在し続け、今回の展示会でも

弘美さんの想いを伝えていくことでしょう。

『一居弘美遺作展』

会期:平成31年3月3日(日)~3月17日(日)

時間:午前10時~午後5時

会場:〒526-0059 長浜市元浜町14-23

問合せ:0749-65-0393

入場無料です。

 

 

 

 

 

 


一居弘美遺作展 亡き一居弘美さんを偲んで

2019-03-04 14:30:59 | 一居孝明・弘美展

皆さま、こんにちは。 

しばらくブログが途絶えておりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしたか?

今年の冬は湖北地域でもほとんど雪が降らず、過ごしやすい冬でした。

3月に入り間もなく春を迎えるこの時期、昨日3月3日より始まりました

『一居弘美遺作展』について、早速ブログでご案内いたします。

まずは、展示会場の風景です

 

 作品を少しご紹介します

前回(2013年)一居弘美展を開催した時は、かなり色が抑えられたタンポポの綿毛の

作品が多かったように記憶しています。その時の取材の様子はこちらをご覧ください。

今回は、前回とは少し違った印象のタンポポも展示されておりますし、また

絵画のサイズも大小織り交ぜて展示していただきました。

一居弘美さんと当法人並びにアートインナガハマの関わりは前回ご紹介した通りです。

NPO法人ギャラリーシティ楽座と長浜芸術版楽市楽座有志の皆さんからも

このように、開催を祝してお花をいただきました。

お花が大好きだった一居弘美さんも、喜んでくださっていると思います。

 

一居弘美さんが長浜市在住のかただったこともあり、本日月曜日ですが

午前中からたくさんのお客様にお越しいただきました。

もう少し書きたいこともあるのですが、まずは開催のご案内だけで

本日はひとまず終了したいと思います。

『一居弘美遺作展』

会期:平成31年3月3日(日)~3月17日(日)

時間:午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)

会場:ギャラリー楽座 〒526-0059 長浜市元浜町14-23

問合せ:0749-65-0393

入場無料です。