皆さま、こんにちは。
ずい分秋も深まってまいりました。
というより、ちょうどよい期間が短くなってきている(泣)というか・・・
これからは、私の苦手な季節。寒さとの戦いの始まりです(笑)
さて、本日は仕事には全く関係のない話題ですが、記録として、
残しておこうと書いてみました。
昨夜、ある番組を偶然拝見していたら、昔 お茶の間を大変賑わした
欽ちゃんファミリーのメンバー真野順子さんと 娘役(わらべ)メンバーの
一人 高橋真美さんの対面の企画がありました。
ずっと前に真野順子さんが脳出血で倒れ、左半身マヒの生活を
送っていらっしゃる事はTVで拝見していましたが、昨夜の企画
高橋真美さんとの再会を果たすまでのドキュメンタリーは、
昨年亡くなった私の母と、そこに映っている真野さんが重なって見え
とても切ない気持でした。
病気になるということ、「老い」ということ・・・
私たちの世代は、まだまだ3世代同居の家族もあり、おじいちゃん・おばあちゃんが
家にいる家庭もたくさんありましたが、今や、核家族化が進み、高齢者が
家の中にいることが珍しくなりました。
高齢者といっても、一括りにできないくらいお元気な方・ご活躍の方から
真野さんや亡き母のように、病気を抱え自由に行動できない方まで 様々です。
そんな中、昨年入院してから、日に日に体力が落ち 寝たきりになり
下の世話が必要になった母の姿を、私はあえて子供たちに見せてきませんでした。
隣の家で よく顔を合わせていたおばあちゃんが、こんな姿になっているのは、
大きなショックだろうという思い、そして自分の母のイメージを悪くしたくない
という思いもありました。
でも、昨夜、真野さんの姿を拝見して、懸命に生きている姿
「命のある限り生きる」あるいは生きなければならないのだという
人としての宿命を、子供たちがじかに見る機会を、奪ったのではないか・・・
と、その時 感じました。
そのような機会が滅多にない現代だからこそ、母の最期の迎え方を
子供たちと一緒に見届ける必要があったのではないか?
夫に、母の見舞いに来てくれるかどうか?訪ねた時、夫は
「行かない」と答え、私も無理強いは しませんでした。
夫は 入院してから最期まで、母を見ることはありませんでした。
彼も私も、逃げていたのでしょうね。