皆さま、こんにちは。
昨日は 全国的に不安定な天気だったようで、皆さまの地域で
被害が出ていないことを願います
さて、ただいま開催中の『庄漫展』の作品のご案内を 引き続き
進めてまいります。
まず、今回の絵画の技法である『メゾチント』について、美術ド素人の私は
初めて耳にする言葉でしたが、昨日お越しいただいた元中学の美術教師の
お客様は、美術大学の授業科目の中にあり、経験が有るとのことでした。
『メゾチント』・・・1600年代にヨーロッパで まだ写真技術のない頃、肖像版画や
細密版画で用いられ人気があったが、1800年代に写真が発明され、
その普及とともに 一度は衰退の道をたどった技法!だそうです。
その後、今世紀に入り、日本の版画家 長谷川潔(1891-1980)さん、
浜口陽三(1909-2000)さん等の活躍により、再度メゾチント技法に光が
当てられるようになったそうで、今や、メゾチント技法を学ぶ目的で来日されている
外国人留学生も多いと伺いました。
庄漫さんも そんなお一人で、メゾチントに魅せられて、日本に学びに来られて
既に十数年経つそうです。生まれ故郷の上海で歯科医として勤務されて
いらっしゃった経験が、意外にも役立つのか、銅版を削る作業は向いている
とおっしゃいました(笑)
この作品のタイトルは 「光陰の道標」
この細かな描写が、銅版を削って版画として表される色調だと とても思えないほど、
細密で、見る者の目を惹き付けます。
今回は版画ということもあり、比較的お安い価格で販売しておりますので
既に4点 売却済となっております
今回20点 展示しておりますので、数回にわけご紹介してまいります。
引き続き、お楽しみに
『庄漫展』
会期:平成25年3月17日(日) ~ 3月31日(日)
時間:午前10時 ~ 午後5時(最終日は午後4時)
会場:ギャラリー楽座(長浜市商店街ゆう壱番街商店街通り みのや茶舗まえ)
TEL:0749-65-0393