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2011年 新聞・テレビ消滅

2010-01-17 23:59:59 | 
『2011年 新聞・テレビ消滅』(佐々木俊尚 著/文春新書)

この本は、昨今の新聞やテレビなどマスメディア衰退の実態とその理由、
さらにはその先に待ち受けている新たな競争の世界を描いたものですが、かなり悲観的です。

この本を読んでいて、目から鱗だったのは、『R25』というフリーマガジンの成功例。
詳細は記しませんが、この本の説く「マスメデイアからミドルメディアへ」の代表例でしょう。

その「ミドルメディア」という考え方。
これが非常に重要ですし、こういう時代に入っている筈ですし、私が携わっているのはまさにこれなんですね。
でも、私が携わるミドルメディア関係の人々の殆どが、そのことへの認識が多分に不足していますし、
そういう意味では未だに「マスメディア」です。

それから、マスメディア業界にいる人々の旧態依然とした考え方や態勢をも、この本は悲観しています。
上記したミドルメディアになりきれない理由の大きな理由のひとつの中に、これがあります。

行きつくところに極論が多いこの本。
私の父が昔の社会の仕組み、つまり大学卒業から定年までひとつの会社で働き、
しかも所謂「マスメディア」の人間でしたから、
どうも腑に落ちない部分があるのは事実ですが、
私自身が携わっていて感じる多くは、この本に書かれていました。
そういう時代が来ているんです。

今までの様々な積み重ねを活かしながら(もちろん、良いものや教訓をってことですよ)、新しい時代を生きていくことになるのですが…

ただ、私がやることは、やはりただひとつです。
それが、ミドルメディアの人間として生きていく私にとって、とても重要なことだと思いますから。

かなり抽象的な感想になりましたが、まぁ、そういうことですわ

今日も四日市競輪場(第3回FMポートウェイブカップ<FⅡ>[2日目])に行ってきました。


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