あひるやま家の「きょうはここ」

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憂鬱でなければ、仕事じゃない

2014-09-08 16:44:22 | 
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』(見城徹・藤田晋 共著/講談社+α文庫)

「小さなことにくよくよしないで、大きな仕事ができるわけがない」ということをテーマにしたこの本は、
憂鬱なことが三つ以上ないと不安になる見城徹氏と、
たぎる情熱をクールなオブラートに包んで激しくスイングする藤田晋氏の、
何が大切で、何が無駄かが記されています。

実は、この本を読み終えたのは3ヶ月以上前。
あっという間に読めたのですが、
感想をUPし忘れていました。

見城氏は幻冬舎社長で、この本が出た時(この文庫版)63歳、
藤田氏はサイバーエージェント社長で、この本が出た時40歳。

言葉の重みや経験値など、完全に見城氏が記していることの方が、
私には伝わってきます。

それも当然で、まえがきを読むと、藤田氏が見城氏に一目置いている印象があります。
ですから、それを踏まえて読むと、この本はとても理解しやすくなるのではないでしょうか。

目から鱗だったのは、
「小さなことにくよくよしろよ」
本のタイトルになっていてこれを見てこの本を買った「憂鬱でなければ、仕事じゃない」
「切らして渡せなかった名刺は速達で送れ」
のところ。

私自身が意識の弱さを感じたり、強く納得したのは、
「努力は自分、評価は他人」
「『極端』こそわが命」
「刺激しなければ、相手の心は摑めない」
「良薬になるな。劇薬になれ」
「打率三割三分三厘の仕事哲学」
「ノー・ペイン、ノー・ゲイン」
のところです。

詳細は省きますが、
一番最初に挙げた「小さなことにくよくよしろよ」についてだけ。
よく「ちいさなことにくよくよするな」という人生訓がありますが、
ここでいう「小さなことにくよくよしろよ」とは、
それをしなければ相手の心は摑めないと記されています。

そりゃ、そうですよね。
相手にどうしたら伝わるのか、ということを考えると、
小さなことにも気を配るべきですよね。
相手が単体なら尚更。
大きな相手でも大事なことです。

他にも、いろいろと記されていますが、
いずれも、そのテーマに沿って、
見城氏・藤田氏が各々の見解を述べる形になっていて、
とても読みやすかったです。


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