あひるやま家の「きょうはここ」

あひるやま家の誰かがその日に行ったところについてなどをなんとな~く…

十津川警部謎と裏切りの東海道 徳川家康を殺した男

2015-12-15 22:03:35 | 
『十津川警部謎と裏切りの東海道 徳川家康を殺した男』(西村京太郎 著/文春文庫)

小説ですから、今回も粗筋は記しません。

舞台は静岡と東京ですが、トラベルミステリーではありません。

今回のは、殺人の動機と経緯がメイン。
当然、徳川家康が大きなカギを握ります。

したがって、トリックとかは殆どないですし、
冷静に読むと「そんなんで人殺しするか?」という感じですが、
ポイントを徳川家康に置くと、
静岡での徳川家康の位置づけが浮かんできて、
この辺りは興味深いところです。

久しぶりに本を読んだので、
かなり時間が掛かりました。

憂鬱でなければ、仕事じゃない

2014-09-08 16:44:22 | 
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』(見城徹・藤田晋 共著/講談社+α文庫)

「小さなことにくよくよしないで、大きな仕事ができるわけがない」ということをテーマにしたこの本は、
憂鬱なことが三つ以上ないと不安になる見城徹氏と、
たぎる情熱をクールなオブラートに包んで激しくスイングする藤田晋氏の、
何が大切で、何が無駄かが記されています。

実は、この本を読み終えたのは3ヶ月以上前。
あっという間に読めたのですが、
感想をUPし忘れていました。

見城氏は幻冬舎社長で、この本が出た時(この文庫版)63歳、
藤田氏はサイバーエージェント社長で、この本が出た時40歳。

言葉の重みや経験値など、完全に見城氏が記していることの方が、
私には伝わってきます。

それも当然で、まえがきを読むと、藤田氏が見城氏に一目置いている印象があります。
ですから、それを踏まえて読むと、この本はとても理解しやすくなるのではないでしょうか。

目から鱗だったのは、
「小さなことにくよくよしろよ」
本のタイトルになっていてこれを見てこの本を買った「憂鬱でなければ、仕事じゃない」
「切らして渡せなかった名刺は速達で送れ」
のところ。

私自身が意識の弱さを感じたり、強く納得したのは、
「努力は自分、評価は他人」
「『極端』こそわが命」
「刺激しなければ、相手の心は摑めない」
「良薬になるな。劇薬になれ」
「打率三割三分三厘の仕事哲学」
「ノー・ペイン、ノー・ゲイン」
のところです。

詳細は省きますが、
一番最初に挙げた「小さなことにくよくよしろよ」についてだけ。
よく「ちいさなことにくよくよするな」という人生訓がありますが、
ここでいう「小さなことにくよくよしろよ」とは、
それをしなければ相手の心は摑めないと記されています。

そりゃ、そうですよね。
相手にどうしたら伝わるのか、ということを考えると、
小さなことにも気を配るべきですよね。
相手が単体なら尚更。
大きな相手でも大事なことです。

他にも、いろいろと記されていますが、
いずれも、そのテーマに沿って、
見城氏・藤田氏が各々の見解を述べる形になっていて、
とても読みやすかったです。

なぜ彼女にオーラを感じるのか

2014-05-11 23:13:18 | 
『なぜ彼女にオーラを感じるのか』(中谷彰宏 著/PHP文庫)

この本は、
いつもなぜか目が合うのも、ハッとするほどきれいになったのも、一緒にいると元気がでるのは、オーラの力で、
ツイてる人、パワーのある人、美しい人…いったいどうすればそうなれるのか、
自分の「オーラ」を発見し、磨きをかける具体的方法をアドバイスし、
ハツラツとした毎日のための、魅力アップのヒントを記したものです。

著者の代表作『面接の達人』は、私もガッツリと読みました。
もう15年くらい前になるので、そのときと今とでは状況は変わっていると思いますが、
著者の言う大きなポイントは今でも変わっていないと思います。

したがって、この本を手にした時、
著者はどんなことを記しているのだろうかと、
タイトルを見たときに気になって、買いました。

この本は「女性にお勧め」という感じがするのですが、
読んでみると、男女関係ありません。

また、タイトルから恋愛限定っぽい感じもしますが、
それだけではなく、仕事や普段の生活にも、大きく対応しています。

そして、「面達」もそうですが、
記されていることは、凄く簡単なことばかり。

「面達」の場合、これを実践しようとすると、
なんだかんだと邪念や余計な考えが加わり、
なかなかうまくいかないものです。

でも、素直に実践すると、
「こんなに簡単なものなの?」という感覚を得ます。
そうなったらしめたもので、
私も実体験で、何度も経験しました。

この本に記されていることも、まさにそれでしょう。

最近、読んでいる本の多くを実践すると、
その結果は、この本のようになるだろうな、というのが読んだ大まかな感想。

この本が出たのは19年前ですが、
近年出された本の答えに行きついたかな、という感想を持てたのは大きいです。

時代によって変わるのは、
人間ではなく、その周りを囲むソフト面であって、
人間というハードへの考え方やアイデンティティの確立という点は、
千差万別個々に誤差はたくさんあっても、
その大切さは大きく変わりはしないのだということを、深く感じることのできた本です。

この本は、
今日の松阪競輪場(開設64周年記念<GⅢ>蒲生氏郷杯王座競輪[最終日])で完読しました。

もったいない人が人生を変える3つの法則

2014-05-10 23:59:59 | 
『もったいない人が人生を変える3つの法則 明日も、今のままの自分でいいのか?』(金子欽致 著/青春出版社)

この本は、
だめだめサラリーマンだったという著者が、
メルマガ会員2万人・起業家300名以上をプロデュースするまでになったのに気づいた3つの法則を、
著者の実体験から秘訣を明かしたものです。

読み始めた時は、
「あれっ、ちょっと違うかな」という印象でしたが、
それは奇遇。

この本、イイですね

最近、読んだこの手の本とは、
少し違う感じでした。

大元の基本的な部分は、似ていると思いますが、
それを具体的な形でのメンタルトレーニング的なことを記しています。

著者の言う「もったいない人」とは、
自己否定・決められない・フツーが安心の3パターンの人。

それぞれ、具体例を出して、
それを卒業する方法が記されていますが、
これが、簡単にできることが多い。

簡単でないとするならば、それは環境でしょうが、
環境は自分で作るもの。
もっと言えば、環境なんて気にしたって仕方ないです。

で、それらを卒業したら、
隠れた才能や能力を見つけ(その方法も記されています)、
そのあとは、自分をプロデュースすることとその方法等が記されています。

その中で、
自分を「売り出す」ことと、自分を「売り込む」ことの違いが記されていて、
これは目から鱗、大きく頷いてしまいました。

「売り出す」が相手目線、「売り込む」は自分目線だと説いていて、
自分をプロデュースすること=自分を「売り出す」ことだとし、
その理由も記されています。

いずれのことも、
その考え方や感覚の自覚と変化を感じる切欠とトレーニング法などが、
すべて、感じやすくやりやすいものばかり。

早速、読みながら実践したものもありますし、
これからも、続けていきます。

この本は、
今日の松阪競輪場(開設64周年記念<GⅢ>蒲生氏郷杯王座競輪[3日目])で完読しました。

空海!感動の人生学

2014-05-08 23:40:14 | 
『空海!感動の人生学』(大栗道榮 著/中経の文庫)

この本は、
仏教の修行もビジネスも、同じ人間の行いであり、
世の中に会社ができる何千年も前から、仏教者達は「幸せなお金儲け」を追求、
即ち、形のある財産や地位、名誉等に執着するのではなく、
「善い行ない」を積み重ねることで、はじめてまっとうな成功が手に入る、といったことなど、
激動の社会の中で、人として正しい道を歩むための指針が記されたものです。

仏教の教えを、ビジネスに倣って記されていて、
目新しく「ほほぅ」と感じるようなものは殆どないのですが、
読み進めて行く毎に、仏教的な感覚で色んなことが確認できます。

特に、「人の心を揺り動かす『八つの風』」「あなたの行ない・言葉と心の戒め」など、
箇条書きから例示して説いている項目が幾つかあり、
こういうところで確認しやすいです。

この本で初めて知ったことは、
般若心経の最後の呪文の意味と、「役に立つ暦の知識」の六曜の意味など。
例えば、「赤口」が釈迦を火葬した日という意味だとは知りませんでした。

いずれにしても、見失いかけた時だけではなく、
普段から「言行一致」を意識し確認するためには、
仏教的な観点がなくても、有意義な本です。

読みやすくてわかりやすいこともあり、
しばらくしたら、読み返します

この本は、今日の松阪競輪場(開設64周年記念<GⅢ>蒲生氏郷杯王座競輪[初日])で完読しました。

まんがでわかるドラッガーのリーダーシップ論

2014-05-01 23:59:59 | 
『まんがでわかるドラッガーのリーダーシップ論』(藤屋伸二 監修/宝島社)

この本は、
仕事上の大失敗で、いたたまれず退職した主役の満が、
幼なじみからの電話がきっかけで、生まれ故郷に帰ってみると、なんと「村おこし特命村長」に任命されていて、
人を率いる難しさを改めて知る満に、ドラッカーの「リーダーシップ論」が道を照らした、
その時の状況に応じて記されたものです。

「リーダーの役割は『人を動かすこと』ではない」と帯に記されていますが、
このまんがを読むと、それが良くわかります。

大事なことを簡単に記すと、
コミュニケーション・モチベーション・責任感・真摯さ、
こういった点でしょうか。

この本、まんがなんでとてもわかりやすいのですが、
おそらく「ドラッガーのリーダーシップ論」をかなり噛み砕いて記されていると思います。
ですから、その導入になると思います。

したがって、もっと読みたいなぁとも思えてきて、
どこかで、文章になっている本を探してみるつもりです。

この本は、マンガですから、あっと言う間に読めて、
今日の松阪競輪場(中日スポーツ賞 丸中本店カップ 四五百杯争奪戦<FⅠ>[2日目])で完読しました。

ブレない生き方

2014-04-30 23:59:59 | 
『ブレない生き方 自分に軸を通す』(齋藤孝 著/光文社知恵の森文庫)

この本は、
自分のスタイルを持ち続けた偉人たちの人生から、
自己確立への道程を学び、
今を生き抜くヒントを見出したものです。

取り上げられているのは全部で12人。

共通しているのは、上に「自己確立への道程」と記しましたが、
実際には、
殆どが「既にアイデンティティを確立したことで成功への道を歩んでいる」ということです。

アイデンティティが確立されているからこそ、
ブレない生き方も出来るし、
どんな苦境に立たされても、殆どの偉人が這い上がって来ています。

その具体例は、12人バラバラですが、
これを参考にするならば、それぞれに合った生き方を模索すればイイだけ。
深く考える必要はないと思います。

また「あとがき」にも、大きなヒントがあります。

私自身、アイデンティティの確立というのが最近の大きなテーマになっていて、
そのための能力や思考に於いて、それを確実なものへとしていっている途中だという実感があります。

そういう意味でも、この本を読んで正解でした。

とても読みやすかったですし、
それぞれの生き方は、大変参考になりました。

この本は、今日の松阪競輪場(中日スポーツ賞 丸中本店カップ 四五百杯争奪戦<FⅠ>[初日])で完読しました。

50代を後悔しない40代からの生き方

2014-04-07 23:59:59 | 
『50代を後悔しない40代からの生き方 人生を劇的に変える40の小さな習慣』(マックス桐島 著/日本文芸社)

この本は、
天国と地獄が共存する映画の都・ハリウッドで、
成功をつかみとったスターたちが取り組む「ココロのストレッチ」トレーニングを記していて、
在米30年のハリウッド映画プロデューサーでもある著者が、
リスペクトを集める彼らのエピソードとともに、
後半生を後悔しない「自分を変える法」も記したものです。

最近、この手の本を読み進めていて、
大まかに言うと、記されていることの方向性は、殆ど一緒です。

ただ、その取り組み方という点では、
この本が今まで読んだ中では、最も単純ですがわかりやすいもの。

それは、どの章にもある「ココロのストレッチ」を読むとわかります。
それも単純です。

あと、この本のアプローチで、
今まで読んだ本とは違ったのが、
健康面や日々の所謂「女性的」な手入れという面から、
向上心を持つスタンスや思いを形にすることを説いていることです。

これは日々の生活習慣を見直しながら、
大変、実践しやすいものですし、
何度も記していますが、単純なものばかり。

参考になる本ばかりですが、
この本も確実に参考にしていきます。

この本は、今日の四日市競輪場(桜霞杯 中日スポーツ賞<FⅠ>[最終日])の帰り道で完読しました。

オートレース最強の攻略術

2014-04-05 23:59:59 | 
『オートレース最強の攻略術 儲けるには何が…勝つには何が必要?』(大戸麗輔 著/三恵書房)

この本は、元通産省車両競技課で競走車メーカーとの調整を担当していた著者が、
在籍時に川口オートを観戦し、その迫力に魅了されファンになったあとで、
儲ける為、 勝つ為には何が必要かを追求した攻略術を記したものです。

大阪駅近くの某大型書店で、
オートレースに関する本を探したら、
あったのは2冊だけ。

もう1冊はガイド本だったので、
選択の余地なし。
こちらを買いました。

実はこういった公営競技に関する「攻略本」の類いは買ったことがなく、
今回、初めて買いました。

私は、どの競技でも、
自分の予想における基礎的考え方があり、
それを確認する術もあります。

今まではその術の中に「攻略本」が入っていなかったのですが、
オートレースで初めて採用しました。

書かれたのが10年近く前で、
今とは違う面もあると思いますが、
考え方の確認という意味では、読んで正解でした。

というか、経験を積んでから読んだことが正解だったという感じです。
初めて間もない頃に読んでも、
ちんぷんかんぷんで、結局、周囲に聞いた方が早かったというオチになりそうですからね。

こういった本は、
読み物も含めて、競馬には数多くありますが、
競輪・BOAT RACE・オートレースには、本当に少なく、
興味深く読めるものとなると、更に少なくなるので、
どんどん出て欲しいですね。

この本は、今日の四日市競輪場(桜霞杯 中日スポーツ賞<FⅠ>[初日])で完読しました。

マーフィーの黄金律

2014-04-03 20:55:48 | 
『マーフィーの黄金律』(しまずこういち 著/知的生きかた文庫)

この本は、
ジョセフ=マーフィー博士が説いた黄金律から、
「頑張る」より「心の持ち方」を変えることによって、
チャンスを引き寄せて離さない幸運体質への変化を呼び起こすための理由やその方法など記したものです。

と記すと、「幸運体質なんてある訳ない!」と言われそうですが、
この本を読むと、心の持ちようでそうなることが理解できます。

そのためは、自分に隠されている「潜在能力」を十分に活用することであり、
それは、潜在意識によってもたらされるもの。
その活性化のためには、現在進行形・肯定的等の自己暗示を繰り返すことが重要だと説かれています。

この本を読み進めると、
心の持ちようが、好結果を得る場合とそうでない場合とで違うことも記されていて、
その理由も理解できるので、
この本を参考にして、活用していこうと思います。