さ~て、ナイフ製作ネタの続きです
本日はナイフを作るのに必要な材料とか部品なんかをご紹介
まずは鋼材
ナイフの本体部分の材料でこれが無ければ始まりません
ATS-34とかCRMO-7とかCV-134とかいろいろあって特性もいろいろです
購入した段階ではただの帯板にしか見えませんが、
このただの板が機能を有する物に変わっていく事を想像するだけでハァハァしますな・・・
お次はハンドル材
ナイフの柄の部分になる材料ですが、これはも~ ホントさまざまな物があります
↑写真にあるような鹿の角、模様のきれいな木など天然素材もあれば
一番右側の黒っぽい物はマイカルタと呼ばれる樹脂(使った残りの端材です・・・)なんかもあります
まあ『マイカルタ』は商標らしいんですが、内容としては布をフェノール樹脂で積層した物なんで布基材のベークライトですよね
これらハンドル材には非常に危険なところがあります
それは『いろいろ集めたくなる』というコレクション的な要素がけっこうあるのですよ・・・
まあ、その辺はそのうちに『ハンドル材ネタ』として更新したいと思います
そしてヒルト
ナイフになった時のツバになるパーツ
↑ 写真だと黄色い部分ですね
もとは真鍮や洋白、ステンレスなどの平角棒なんですが、それを↑ こんな感じで加工していき、組み立て後きれいに成形します
お次はハンドルとナイフ本体を接着剤と共に固定しているファスナーボルト
↑こんな具合の少し変わったボルト、ナットのセットです
ハンドルに穴を開けたところにこれを通して締め付け固定、その後ハンドル材と共にこのボルトの頭も削って成形します
このファスナーボルトはナイフメイキングの材料を扱ってるお店などで買う事ができますし、値段的にもとんでもなく高い物ではありません
しか~し、ワタクシ職業柄こういう製作物は得意中の得意であります!!
それに作れる部分はできる限り自分で作りたい!!!
っというわけで仕事の合間、工場にあったデッドストックな材料を使いまして素早く製作~♪
写真はシュナイダーボルトという種類で、普通販売されてるのは洋白(ニッケルシルバー)製の銀色の物しか見かけません
そこで、せっかく機械動かして作るんですから、市販ではあまり見かけないような物も作ってみましたよ
赤はリン青銅、銀色は洋白、黄色は真鍮で作りました
大きさも市販されているサイズを参考に8x6、7x5、6x4.5の3サイズを各色で作りました~
これ以外にもイーグルアイボルトとかニューボルト、ラブレスボルトなんて種類の物もありまして
とりあえずイーグルアイボルトとニューボルトも作りました
イーグルアイボルトの基本構造はシュナイダーボルトと同じなんですが、そこに別パーツのカバーが被って2色になります
実際に組み立てて、ハンドルを成形するとこんな具合に↓
ちなみにワタシはこのボルトがかなり気に入ってます!!
市販の物は内側が洋白製で銀色、外側が真鍮製で黄色の物しかないのですが
これもまたまた3色それぞれ組み合わせができるように作ってみたです
さらにはもう1つ外側にパーツを増やして、こんな物まで・・・
まあ、これはネタ的に作っただけなんで実際に使う事があるかは謎ですが・・・
そしてもう1つのニューボルト
組み立て&成形後はこんな感じになります↑
これも各色製作
このボルトはナイフに組み立てる際の使用が非常に簡単で楽ですね
ナイフメイキング初心者(ワタシの事ですが・・・)には最適かと思います
というわけで、こんな感じの部品や材料を使ってナイフを作っておりますよ
いや~
まだまだ、自作コレクションってほどの物は作れてないんですよ・・・
アマチュアの方でも凄い達人がいっぱいいるので、ワタシの作った物なんて恥ずかしくて・・・
何でも作っちゃうんですね~
自作ナイフコレクション早くUPして下さい!
ボルトいいでしょ~
ナイフ製作は初心者ですけど、旋盤フライスは本職ですからね!!
ここだけは人に見せても恥ずかしくない自信ありますよ
ガレタカさん>
やっぱ製作マニアとしては見逃せないネタですよね!!
ガレタカさんところも問題なく作れる(っていうか十分すぎる)設備あるんで是非挑戦してみてくだされ~
俺も発動してまっす (≧∀≦)
市販でもあるんですね、こんなの。
いやぁ自分の知らない世界の話は楽しい♪
また教えてくださいませ。