経年変化っていうと、ボロくなったりネガティブイメージもありますが、物によっては使い込んで味がでてくるような良いイメージもありますな~
っで、今回は嬉しい方の経年年化がナイフのハンドル材で見られました
っと言っても、まだ製作開始から数か月なんで、経年変化ってほど時間たってないんですけどね・・・
ハンドル材として一般的なマイカルタなんですが、以前の更新でも書いたように基材となる布や紙にフェノール樹脂を含浸させ硬化させた物ですから
一般的な工業製品でも多数使われてるベークライトと同じ物なんじゃないかと・・・
っで、1月に製作したナイフのハンドルにナイフメイキング材として売られているマイカルタではなく
工業用材料として売られてる布ベークライト(黄色)を実験的に使ってみたわけですよ
完成した物はナイフとして使用するにはまったく問題なく、実用性で見れば『ベークライトハンドルぜんぜんOKじゃん!!』って感じだったんですが・・・
世の中うまくいかない事もありまして、
残念な事に↑の写真のリネンマイカルタのようなハッキリとした模様が浮き出なくて、ただの黄色い樹脂ハンドルになってしまったんですよ・・・
工業用のベークライトはナチュラルカラー(黄色)と黒色の2色しかないのですが、なんたって安い!!!
でも、ノッペリした黄色い塊じゃつまらん・・・
というなんとも微妙な結果だったんです・・・
ところが!!
昨日、久しぶりにそのナイフを出して見たところ、ハンドル材の色が明るい黄色から濃い目のオレンジに変化していました
ナチュラルカラーのベークライトが時間と共に黄色→こげ茶色へと変化していく事は知ってましたが
↑なんと濃い色に変化すると同時に積層されたシマシマ模様も浮き出てきたんですよ~♪
う~む、これは嬉しい!!
このまま順調に経年変化を続ければ、なかなか味のある良い感じになってくれそうな気がしてきましたよ
ちなみに黒色ベークライトの場合は、それ以上濃い色に変化しようが無いので経年変化の変色はないです