あひる製作所

チビっこいバイクをいじったり乗ったり、くだらん工作したり~
さらにボートで海釣り行ったり、山でも遊んだりで大忙しだ~♪

もう1本完成~

2013-04-30 16:32:50 | ナイフメイキング

はいはい、ど~も

皆さんGWいかがお過ごしでしょうか?

ワタシもカレンダー通りですが連休でして、とりあえず前半3日間と後半4日間が休みですな~

 

っで、そんなGWとはまったく関係なく『製作中だったナイフが完成しましたよ~』というネタです

出来立てホヤホヤではなく、既に先週ぐらいには出来あがってたんですけどね・・・

 

ブレードはATS34の4mm厚をホローグラインド、ミラー仕上げ

 

ヒルトは洋白でボルトは洋白&真鍮のイーグルアイ

ハンドルはバッキーバールでブラックのスペーサー入れました

 

↓こんな感じ

ブレードに入れたエッチングのマークがちょっと薄くなってしまった・・・

 

ハンドルに使ったバッキーバールけっこう前に材料は仕入れてあったんですが、実際に使うのはこれが初めて

凄く軟らかくてボソボソした感触なので樹脂を含浸させ補強します

それでもかなり軟らかいのでハンドル成形時は削り過ぎてしまわないよう気を使いますな・・・

 

シースは今までシンプルな真っ直ぐ形状の物しか作ってなかったんですが

ナイフ製作仲間のscagel009さんが作ってたシースの形状が非常にカッコイイので

何となくそれっぽい形状をマネしてみたです

ちなみにシースの製作方法は鈴木刃物製作所さんのブログをマネして、仕上げ処理はものずきさんが紹介してくれてるタレに漬けてます

もう言ってみれば技術の借り物競争みたいな状態ですな~

皆さんありがとうございます

 

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カッターナイフ

2013-04-24 17:32:43 | その他

さて皆さん、↓この写真は何に見えますか?

『はあ? カッターナイフに決まってんじゃん』と言う方が大多数かと思います

確かに外側の樹脂製部分は普通のカッターナイフなんですが、中のブレードが普通じゃないのです!!

 

この写真では何だかわからないと思いますが、なんとこのブレードは超硬でできているのです!!!

いや~ ワタクシ仕事上かなり超硬素材と接する機会が多いのですが、

カッターナイフとか世に言う一般的な刃物になってる物は初めて見たですよ~

 

ここで『おおーっ!! マジか!?』というリアクションしたアナタ

切削加工など金属加工に従事していますね?

逆に『はあ? 超硬?? 何それ、うまいの?』と思ったアナタ

これから説明するから、まあ落ち着け・・・

 

超硬とは超硬合金の事でして、旋盤&フライスなどに使う刃物(バイト、エンドミル、ドリル)やプレスの型など

現在、金属加工を行うには欠かせない素材なのですよ

TVの『ほこXたて』でも穴の開かない素材として何度も登場してましたね~

っで、その超硬の何が凄いかって言うと名前の通りなにしろ硬い!!

ナイフ製作に使ってる鋼材もけっこう硬くて、熱処理後の状態ならHRC60前後の硬さですが、超硬だと90前後と比較にならないほど硬い

このHRCはもちろん『株式会社ホンダレーシング』ではなく、硬さを表す単位の1つで2~3上がるとビックリするぐらい変わります

ワタクシ超硬の刃物を研磨する機会も多いですが、メチャメチャ硬いのでダイヤモンドでないと研磨できません

そんな硬い素材ですから耐摩耗性も高く、刃物にした場合は切れる状態が非常に長く維持できます

このカッターナイフも非常に良く切れる物でしたね~

さあ、そんな素敵な素材『超硬』ですが、世の中なんでも良いことばかりじゃない・・・

残念ながら欠点もありまして、それは工具鋼などと比較して靱性が非常に低い

まあ簡単に言うと衝撃を与えたり、極端に曲げたりすると折れてしまうわけですな~

だからもし超硬の包丁とか作ったら、落としたりぶつけたりは絶対許されません

そんなわけで一般の家庭で目にする刃物には、まず使われてませんね~

 

でも『よく切れる』と『刃持ちの良さ』という点では圧倒的な超硬カッターナイフ

誰にでもお勧めという物ではないですが、

何か特殊用途では『そんな刃物が欲しかった!!』という人がいるような気がするな~

皆さん、どう思われましたか超硬カッターナイフ?

 

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一本完成

2013-04-10 15:25:45 | ナイフメイキング

製作していた4本のうち1本が完成したです

 

こんな感じ↓

全長150mm、刃長63mmぐらいの小さめナイフです

ブレードは4mm厚、SLDのフラットグラインドをミラー仕上げ

ハンドルは虎目杢の栃を樹脂含浸した物

ヒルト、ボルトなどフィッティングは洋白(ニッケルシルバー)

 

シースの留め金具に今までは普通のボタンを使ってましたが、今回は初めてギボシというのを使ってみたです

ボタンの時はカシメの具合によって取れてしまう事があったんですが、これならそんな事もなさそう

ただしレザークラフト資材として購入する場合、ボタンよりも少々お高い・・・

形状的には難しくないので、そのうちNC加工機でまとめて作っちゃおうかな~

 

ハンドル部にはレッドのスペーサーも入れました

ハンドルの黒っぽいポチポチは汚れではなく、含浸させる樹脂に着色してみたらこんな感じに・・・

もう少し全体的に色が入ってくれればきれいなんですが、やや微妙な雰囲気に・・・

 

ブレてますがバック側からの写真

テーパーのエンド部は0.6mmぐらいだと思います

握った感じはワタシ的にはけっこう良い感じ~♪

 

ソングホールには革紐通して、以前にNCで作った洋白製のビーズなんかも入れてみた

 

初めてSLDを使った3兄弟の1本でしたので、その感想なんぞを書きますと

穴あけ、切断など刃物で加工する作業は変な粘り気がなく、サクサクした感じで加工性良好

グラインダー作業もサクサク、サラサラした感じで削ってて気持ちいいです

ただしベルトの消耗がやや早いような気もしますが、気のせいかもしれません・・・

熱処理後の研磨作業は硬さを感じるようになり、番手が高くなってくるとペーパーのかかりが悪くなり滑ってしまうような感触が出てきました

まあ、ATS34等と比較して凄く大変というわけではなく、ミラーもきれいに仕上がったと思います

まだ実際に使用してないので、刃持ちや錆びの出やすさなどは何とも言えませんが、

ワタシの感想としてはとても良い材料だと思いますね~

 

そしてこのナイフ、友人の息子さんへ誕生日プレゼントとして嫁入りします

まだまだナイフの練習中という段階ですけど、このナイフで上手に刃物を使えるようになってくれたら作者冥利に尽きますな~

 

コメント (10)
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