あひる製作所

チビっこいバイクをいじったり乗ったり、くだらん工作したり~
さらにボートで海釣り行ったり、山でも遊んだりで大忙しだ~♪

ロープレスキュー講習

2012-09-26 15:19:27 | 災害救助犬

はいど~も

9/22~23でロープレスキュー講習というものを受けてきました

ロープの結び方から始まり、そのロープ及び器具類を使って登ったり降りたり、さらに引き上げたり降ろしたり

まあ、そんな講習ですよ

 

ワタクシ登山やら源流釣りのための沢登で、ハーネス着けて崖を登ったり降りたりは一応の経験があり、

まあそれなりには出来ているつもりでしたが、ちゃんと先生に就いて習った事はなかったんですよね~

 

っで、まずは座学で技術的な事や心得的な事などをやった後、外に出て実習でございます

何をおいてもロープが結べない事には始まりませんので、まずはロープの結び方練習

数種類の結び方をやりましたが、その中には知ってるけど忘れてた結び方、まったく知らなかった結び方なんかもあり

改めて勉強させてもらいましたね~

正直えらく地味な練習ですが、この結び方1つで自分や仲間の命を左右する事もある大切な事です!!

 

そしてお次はその応用編として、ロープ及び器具類を使ったシステムを組む練習

これはZドラグと言うシステムで右側の人がロープを引くと、動滑車を使って3倍の力で左側の人が引かれるものです

垂直壁などでの荷物の引き上げ用として知識はありましたが、実際にシステムを組んだのは初めてでした

このシステムをアンカーの設置から始めて5分以内で組む事を目標に練習

どうにか4分強ぐらいで組めるようになりましたが、プロの方達は3分以内だそうです・・・

 

そしていよいよ自身がロープで降りたり登ったりの練習

↓このようなハーネスを装備します

ワタシが使った物は上半身まであるタイプ

今までワタシが個人で使っていた物は、沢登などで使われるアルパインハーネスの中でもライトユースな物でしたが

今回使用したレスキュー用途の物は非常にガッチリした作りで装着時の安心感は比較になりませんね

ただし重量も比較にならんほど重く、これを『沢登で!!』と言われたらちょっと勘弁かな・・・

 

ハーネス装着後はいろいろ説明を受け、こんな具合で下降

練習用でたいした高さではないですが、垂直壁での懸垂下降とか何年ぶりでしょうか!!

ホント久しぶりの感覚でしたが、やっぱ楽しいし気持ち良いやね~

 

さらに降りるだけでなくロープを使って登ってくる方法も練習

『ロープを登る』とか言うと凄い大変そうに聞こえますが、実際にはシステムを組んで登るので、それほど力は必要としません

これもホント久しぶりでしたが、意外と体が動きを覚えてるものでギクシャクせずにスイスイ~と登れましたな~

そして応用編

下降途中で停止し、ロープシステムを組みかえて登り返し

これは内容としては単純な事なんですが、

ロープにブラ下がった状態でトラブルが発生した際の脱出などにも使える技術で、非常にためになりました

 

っというわけで、数年ぶりで本格的にロープ及び器具類を使い倒した2日間でしたが

初めてちゃんとした講習を受けた事で新しい事を覚えたり、また今まで勘違いしていた事を正せたりで

非常に有意義な内容でしたな~

今後はお仲間たちと定期的に練習して忘れないようにしよ~っと

 

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ハンドル取付

2012-09-19 15:25:48 | ナイフメイキング

さあ、前回は研磨も終わってヒルトの取り付け前まででしたな

 

ブレードの熱処理前の作業してる時、同時に作っておいたヒルトを接着&カシメで取り付けます

まずは接着材をブレード側、ヒルト側ともに塗り合体、そして少し動かしてなじませます

その後ヒルト、ブレードに開けた穴に金属のピンを通し、叩いてカシメていきます

カシメるのは真鍮とか洋白など軟らかい銅合金なんで、特に難しい事はないんですけど

いきなり思い切り張り倒すと、いろいろ問題あるんでコツコツと徐々に叩いて潰すイメージでいきましょ~

↑こんな具合に取付完了

ワタシの場合、接着剤はマトリックスさんで販売されてる銀入りの熱硬化性の物を使ってます

なので、接着剤を塗り、ピンをカシメた後にオーブンで140℃20分ほど加熱

そして冷めてから取り出した状態の写真ですな

 

ヒルトの取り付けが終わったらハンドル材の準備

材料を必要な大きさに切り出した後、ヒルトとタングに接する角の角度をピッタリ合うように調整します

テーパー無しのフルタングであれば切り出した材料の接着面を平らにするだけですが

テーパータングになってるとヒルトとタングが直角でなくやや鈍角になってますからね~

ワタシの場合はフライスに回転バイスを付け、バイスに1~2°ぐらいのテーパーを付けた冶具を乗せてハンドル材を固定してエンドミル加工してます

ちょっと言葉で説明だとヤヤこしいですが、作業中に写真撮るの忘れたんで次回作の時にでも・・・

そんな感じで用意できたハンドル材と別に切り出したスペーサーを並べてみたのがこれ↑

ブレードに合わせてみて、隙間が開いたりしないか確認します

 

問題なければ接着

今までハンドル取り付けの接着剤はエポキシまたは瞬間接着剤(スリーボンド#1733)を使ってました

今回は3本とも瞬間接着剤でいく事に決めてましたが、手持ちの接着剤の残りがわずか・・・

っで、初めての試みで同じスリーボンドの瞬間接着剤#7737という物を使ってみる事にしました

メーカーの資料を見たところでは#1733と同じ感じの特性っぽいです

違うのは粘度で、#7737の方がだいぶドロドロしてますね

木材のハンドルで染み込みやすい場合は良いかもしれません

それとセット時間が#1733よりも少し長いので作業に余裕があります

↑ハンドル取り付け完了~(ファスナーボルトは乗っけただけです)

作業工程を大幅にスッ飛ばしてますが、写真の撮り忘れです・・・

 

っで、ハンドル材の不要部分を切り取り、大雑把に削り完成時の厚さに近づけます

この時にファスナーボルトの長さとの兼ね合いで、段付き穴の深さを決定しておきます

↑の写真のハンドル部にボルト用のあなとパイプ用の穴が開いてますが、ボルト用の穴を段付きドリルで2段穴に加工します

ちなみに加工時の写真は撮り忘れたのでありません・・・

 

そして無事に加工できたら、ファスナーボルト及びソングホール用のパイプを接着剤を塗って取り付けます

この時の接着剤はワタシの場合、30分硬化の2液エポキシを使ってます

以前に瞬間接着剤(#1733)でやった事があるのですが、ボルトを締めてる途中で固まってきそうで怖かった・・・

↑っで、取り付け完了~

上からリン青銅、洋白、真鍮のシュナイダーボルトです

このボルトはナイフメイキング始めた頃に自作した物ですが、

ちょっと反則技で仕事用のデカいNC加工機を使い、いろんなサイズ、材種をまとめて量産した物です

まあ、材料の丸棒は定尺が2mないし2.5mなんで、嫌でもいっぱいできちゃうのですが・・・

 

っとまあ、こんな感じが昨日の夜までに進めた作業でございます

今後はボルト&パイプの余分を切り落とし、ハンドルを成形、研磨ですな

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焼き上がり

2012-09-05 14:08:56 | ナイフメイキング

さ~て、9月になってもまだ暑いですな~

さらにこの夏は雨が少なかったので、東日本各地では水不足のようで・・・

いつも行っている奥利根の矢木沢ダムも貯水率5パーセント!!

まあほとんどカラっぽという事ですな・・・

 

っで、ナイフ製作作業ですが

前回は熱処理に出す前段階での研磨が終わって、ナイフ達は熱処理へと旅立って行きました

そして待つこと数日

↑こんな具合に焼き上がり

曲りや割れなどもなく無事に戻ってまいりました

この熱処理以前はまだ軟らかく、ヤスリや金ノコ、普通のドリルなどで容易に加工できますが

熱処理された鋼材はスッカリ硬くなってるので、砥石とか超硬素材の刃物等でないと加工できません

っで、戻ってきたナイフ達は酸化被膜が着いて写真のように色が変わってます

まずはこの被膜を耐水ペーパーを使いゴシゴシと磨き取ります(簡単に取れます)

熱処理前に耐水ペーパーの#800までかけてあったので、とりあえず同じ#800からスタート

その後は#1000→#1500→#2000と番手を上げながら磨いていきます

ここまでは3本ともすべて同じ作業ですが、

ここからは最終的にヘアラインかミラーか、仕上げによって作業が変わります

 

まずはミラー仕上げ

耐水ペーパー#2000の後、ダイヤモンドペーストと小さなフェルトバフを使って磨きます

ワタシの場合はモノタロウ製ダイヤモンドペースト#3000→#8000→#14000→#60000の順に磨いて完成

↑こんな具合に写真撮ってる携帯がスッカリ映りこむぐらいピカピカになります

上手に磨けると透明感があって、まさに鏡みたいに仕上がってきれいですな~

 

もう1つはヘアライン仕上げ

きれいに磨いた研磨面にちょっと粗いペーパーを使い、真っ直ぐなラインを付けます

今までは耐水ペーパー#2000の後に#1000~#800ぐらいでラインを引いてましたが

今回は#2000のペーパーの後にダイヤモンドペーストの#3000で磨き、ややミラーっぽい感じにしてから

#1500のペーパーでラインを引いてみました

↑こんな感じでうっすらラインが引かれてます

見る角度でラインが見えたり、ミラーっぽく見えたりで、ワタシとしてはなかなか好みな感じですな~

 

そんな具合で熱処理後の研磨も終えまして、既に作ってあったヒルトと合体

これと言った問題も無いみたいなんで、今晩にでも接着&ピンのカシメやろうと思います

さ~ ここからはドンドン見ためが変化していくので楽しいな~♪

 

コメント (9)
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