あひる製作所

チビっこいバイクをいじったり乗ったり、くだらん工作したり~
さらにボートで海釣り行ったり、山でも遊んだりで大忙しだ~♪

作業の続き

2015-01-30 19:28:23 | ナイフメイキング

さて、先日の更新ネタの続きですよ

 

インテグラル2本のハンドル材合わせも無事に済んで接着

まあ、このあたりは特に変わった事してるわけでもなく、普通に従来通りという感じでしょうか 

 

2本ともなかなか良い具合に厚さ調整できたような気がしますな~ 

アイボリーバークハンドルの方には黒のスペーサーを入れ、ハンドル材と合わせて白黒にしてみました 

 

シープホーンの方は赤のスペーサー

シープホーンは削ったところを磨くと半透明になるので、この赤が透けて非常にきれいになるんだな~ 

 

っで、ハンドルを両面接着終わったら、ピンとパイプも取り付け 

 

一気に工程は飛びますが、ハンドルを成形して800番のベルトまで終了~

ナイフ本体はこの後、仕上げ磨きですがその前にシースを作ります 

シープホーンの方は赤のスペーサーが透けて全体的に赤いイメージなので、シースも赤い革で華やかな感じ 

この革、今は鮮やかな赤ですが、タレに着けると非常に味のある渋い色合いになるのだよ~

 

アイボリーバークは全体的に白黒でシックな感じにしたいのでシースも黒 

色の薄い白っぽい革とどちらにするか悩みましたが、まあやはり黒じゃないかな~

まだシースは作り始めたところなので、まだちょっとかかりますな

 

っで、前回も書いたモリさんから頼まれたナイフ

シースが完成して、刃も研ぎ直して完成しました~♪ 

これでいつでも渡せるな~

宿題が1つ終わった気分だ

 

そしてですね~

ワタシの作業とはあまり関係ないのですが、明後日の2/1日曜日に『銀座ブレードショー』が開催されます

場所は『ライオン銀座クラシックホール』の6Fです

ワタシも見に行くのですが~

エングレーバー、小池憲男さんのテーブルに昨年夏に続き、ワタシの作ったナイフが展示されますよ~♪ 

今回はインテグラル!!

今月の初め頃に完成したばかりのナイフです 

鋼材の露出してる部分ほぼ全てに、小池さんによる素晴らしいエングレーブが施されてます

っというわけで、銀座ブレードショーでぜひ見てね~♪

 

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最近作ってる物

2015-01-21 15:53:37 | ナイフメイキング

さて、ピザカッターが出来たり、インテグラルのユーティリティ・ホーンが出来たネタを紹介してましたが

その他いっぱいあった作り掛けはどうしてるのか?

そんな疑問の声はまったく届いていませんが、その作り掛けを含めた最近の作業を勝手に報告です

 

奥利根の遊びでいろいろお世話になってるモリさんのところにへ、去年の12月に行ってきました

その時に『あひるちゃんよ~ このブレードに柄を着けてナイフにしてくれよ』みたいな事言われ

ブレード部分と鹿ツノ丸ごと1本を渡されたです

どうやら獲物の皮を剥ぐ作業に使う刃物らしい

写真はすでに角を切ってしまった後ですが、まあこんな感じの物を預かってきた↑

モリさんからは『飾って眺めるわけじゃないから、きれいに作らなくて良いし、柄が着けば良いんだよ』

と言われましたが、さすがにそれじゃあんまりだし『これ、あひるちゃんに作ってもらったんだよ』とか言って

誰かに微妙な物を見られるのは嫌なので、まあそれなりにちゃんと作りました

そうは言っても、ワタシの思い付き即興デザインで、けっこうザックリした感じの作りだけどね・・・

 

クラウン(ツノの根元部分)をハンドルにして、浅めのフィンガーグルーブを着けてみた

ヒルトがないとツノの髄が出ちゃうし、ブレードの取り付け強度的にも大問題なので、黒のベークライトを入れてそれらしい感じにした

現在はすでにナイフ本体は完成して、ウエットフォームしたシースの乾燥待ち

すでにあるブレードを渡されて作るのは、意外と難しいですな~

しかもブレードは今まで使ってた物なので、当然刃が着いてて製作中は怪我しないようにけっこう気を使うわけですよ

シースが乾いて、完成したら改めて紹介します

 

次のネタはこれ↓

頼まれ物なのですが、依頼主さんの書いたデザインで作ってます

このデザインはワタシが以前に作ったチビナイフを元に描かれたそうなんですが、

ま~ けっこう良い感じにまとまってまして、ちょっとした調整程度でそのままパターンにして作り始めました

完成はまだ少し先になると思いますが、けっこう良い感じになりそうなナイフですな~

 

これは去年、作り途中で紹介したインテグラルの内の2本

熱処理から戻った物を正月休み中に磨き、腐食液に漬けてシマシマ模様を浮き出させてます

っで、ブレードが出来たらハンドル取り付けですが、まずはハンドル材の下ごしらえから

 

↓こっちのハンドルはシープホーン

まあ、羊のツノですな

シープホーンは今まで使った事のない素材で、同じツノ系でも削った感触は鹿とぜんぜん違いますね~

これも頼まれ物なので、キッチリきれいに仕上げたいですな

 

っで、もう1本のインテグラルはこんな感じ↓

これも頼まれ物なのですが依頼主さんは何と、いつもお世話になってる鈴木寛さんなのだ!!

う~む、ナイフ製作について普段いろいろと教えてもらってる人から、ナイフ頼まれるなんて嬉しい話ですな~

しかし同時に大変なプレッシャーもあるね・・・

このナイフに着けるハンドルはアイボリーバークと言って、象牙の外側の部分らしい

鈴木さんからの支給材なのですが、使うのはもちろん見るのも初めてという素材!!

表面にいっぱいヒビ割れ模様があって、普通の象牙とはだいぶ雰囲気が違いますな~

初めて使う2つのハンドル材は現在、厚さ調整しながら接着取り付け中~

まあ、近頃はそんな感じで作業進めてますよ

 

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インテグラル・ユーティリティホーン

2015-01-09 17:30:08 | ナイフメイキング

はいはい、ど~も

毎年恒例、新年のご挨拶は出遅れですよ

っというわけで、今年も皆さま宜しくお願いいたします

 

っで、2015年最初のネタは完成したナイフの紹介

昨年の夏頃とか秋頃にボチボチ登場しているけど、なかなか完成しなかったブランクがついに完成だよ~♪

↑こんな感じ

このナイフはワタシの持っている多松国彦さん作の『ユーティリティホーン』というナイフを元に

インテグラル用に若干のアレンジを加えて作った物です

 

元のナイフはこれ↓

このナイフを一昨年のJKGナイフショーで見かけ、その後購入

キリオンの無いワイドヒルトのナイフに一気にのめり込むキッカケになったナイフですな

っで、このユーティリティホーンに見事なエングレーブが彫られていますが、それを彫ったのが小池憲男さん

そして、今回ワタシが作った物も小池さんに彫ってもらったのだよ~♪

 

ブレードはインテグラル構造(一体構造)でSLDの8mm厚を使用

フラットグラインド、ミラー仕上げ

ハンドルはサンバースタッグ、今までエゾ鹿だけしか使った事なかったので、初めての高価なスタッグで緊張した!!

ピンは隠しピンにして見えなくしました

エングレーブはヒルト部分だけでなくブレードにも

そうすると、いつものアヒルマークを入れる場所が無いので、ヒルトにアヒル彫ってもらいましたよ

しかも金色!!

 

もちろんエンドにも彫って、さらにその上下にも~

ヒルトの下側はチェッカリングを切りましたが、上側はエングレーブ

しかし、ここに彫ってもらう事でハンドル取り付け後の作業が非常~に難しく緊張するものになりました・・・

 

昨年、初めてインテグラルを完成させ、その後も数本作りJKGナイフコンテストで賞ももらいましたが

今まで作ったインテグラルの中で一番難しく、手間のかかる物でしたね~

何しろ、ワタシの方でブレード部分を作り、仕上げ直前まで磨く→小池さんに彫ってもらう→熱処理

→ワタシのところで磨き、ハンドル取り付け&成形、シース製作、仕上げ磨き

→小池さんにエングレーブの仕上げしてもらう→ワタシのところで革紐着けたり、ワックスで磨いて完成~

っとまあ、行ったり来たりと大変でしたよ

 

そして、このナイフ

2月1日に開催される『銀座ブレードショー』で小池さんのテーブルに展示されます!!

昨年7月のショーに続いて、またまた居候方式でワタシのナイフがショーに展示されます

みんな見てね~♪

 

 

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