ワタシは現在、ベルトサイズ100mmx915mmの汎用ベルトグラインダーを使ってナイフ製作しています
っで、このベルトグラインダーかなりの年代物
なんたってワタシが子供の頃、まだ工場と自宅が同じ敷地内にあった時すでに置いてあった記憶があります
そして先日、いろいろ不具合もあったので修理がてら掃除をしたところ、銘盤が姿を現しまして~
↑こんな銘盤
なんと昭和42年製!!!
いや~ 薄々ワタシより年上の機械だろうと思ってましたが、なんと5歳も年上でした~
いつ頃まで仕事に使われていたのかハッキリしませんが、ワタシが小学校高学年~中学の頃には現役引退
その後かなり長いブランクを経て、2006年からワタシのガレージで再び活躍しておりますよ
しかしま~
これだけの年代物ですからいろいろ不具合も発生してまして・・・
すでにモーター、プーリー、ベルトなどは交換済み
そしてワークレストの付け根部分が削れてしまい、グラグラと安定しない状態に・・・
これではナイフ製作時に安定した研削ができないだけでなく、危ないのでシッカリ修理しなくてはなりませぬ!!
グラインダー本体から取り外したワークレスト
削れて変な形になってる部分をフライスを使って一旦すべて削り落とします
その後、本体の溝に勘合する出っ張りをもう一度削り出して作ってやります
この時、ナイフ製作で使いやすい用にちょっとした改造もしちゃいます
加工物がけっこう硬い鋳物の鉄なんで、回転を落とし取り代も欲張らず少しずつ削ります
そしてできあがり↓
こっち向いてる段々の面が今回修理の加工した部分
一時は『塊から丸ごと削り出して作るようか・・・』と考えましたが、純正加工で済んだので大幅に楽できましたな~♪
これでシッカリ固定できるようになり、ベルトとワークレストの隙間も狭く調整できるようになったので
安全に安定した加工ができるようになりました~♪
何の機械でもシッカリしてる状態だと気持ちが良いやね~
そんなわけで御年45歳のベルトグラインダー様ですが、まだまだ頑張ってもらいます!!
(一瞬だけ『バーキングに買い換えか!?』とか思ったのは秘密です・・・)
↓おまけ
先日、ちょっと話題に出ましたロータリーエンジン13Bのハウジング&ローター
普通の物と違って排気ポートだけでなく吸気ポートもハウジングに付いてます(ペリフェラルポート)
まあ、俗に言う13Bペリってヤツですね