雑想

写真、カメラ、車、音楽、旅、ラーメンなど個人的な趣味のごった煮的な日記です。

フイルムの行方

2006-05-26 01:44:18 | 写真・カメラ
キヤノンの新社長さんが放ったひとことに激震が走ったようですが。いち早くフイルム脱却を宣言するであったろうキヤノンが、いま何故このタイミングで(しかも成文化されていない)コメントを新社長がしたのか。

「商売としては成り立たないだろう」

逆に言えば、体力のあったキヤノンでさえ音を上げた訳で、もう国内で実質上フイルムを使うカメラを作るメーカーは消えました。

正直、趣味性の高いメーカー、国内ならコシナ(フォクトレンダー)、ライカ、ハッセルといった海外老舗メーカーも、デジタルを基調とした新たな試みを成功させない限り、存続すら難しいと思う。

いくらいいものを作ろうが、売れなければ商売として成り立たない。

どの業界にも訪れるであろう激変の波は、いままでフイルムの上であぐらを組んでいた我々にも襲ってきました。多分アナログレコードがCDに変わったくらいの勢いかもしれません。そしてそのCDですら、今やHDDやフラッシュメモリーに音源をダウンロードして楽しむ時代に変わろうとしています。

本当に恐いのは、今の我々には想像すら出来ないデジカメの次に来る波。まぁ、今からそんな心配するよりも、目の前の波を越えなくちゃいかん訳で。

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近所の本屋では、これまで独立していたカメラ雑誌コーナーが、パソコン雑誌コーナーと同居されてました。カメラ(=写真)認識が、もはやパソコンの守備範囲なのね。


コメント
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