雑想

写真、カメラ、車、音楽、旅、ラーメンなど個人的な趣味のごった煮的な日記です。

フィルム絶対主義

2006-05-30 23:34:31 | 写真・カメラ
ウチの会社のHPには、各店の販促に使えるようにとブログを開設している。セールの告知とかイベントの案内などの他に、普通の個人ブログのような日記を書いている店もある。

まぁ、500店以上ある店舗が書いたブログを一店づつチェックする程ヒマではないのだが、偶然こんな店舗ブログを見つけた。今月号のアサヒカメラの特集『フィルム絶対主義』に対するコメントを書いたものである。

コピペして申し訳ない。
『「フィルム絶対主義」の「絶対」に違和感を感じます。(中略)「カメラ日和」のようなスタンスは取り込めないのでしょうか? 』

まぁ、雑誌のカラーが違うので、アサヒカメラにカメラ日和のスタンスは必要無いといってはそれまでだが・・・。

という事で、買って読んでみた。

久し振りにアサヒカメラをまじまじと読んだ気がする。入社した頃はアグレッシブな写真や記事にすっかり感化してしまったが、(業界人としては失格かもしれんが)最近アサヒカメラをはじめとしたカメラ雑誌は、買ってもあまり読まない。

そのかわり写真雑誌は良く読む。件のカメラ日和やLOVEカメラとか。最新のデジカメであろうと、使い古された大昔のフイルムカメラであろうと、カメラは写真を作る道具であって、最終的に紙に焼いて鑑賞する為の手段でしかない訳で。

僕自身フイルムの良さは凄く良く判るが、他人にそれを強制する事は出来ない。なぜならば、どう考えてもデジカメの方が便利だから。いくらミニが面白い車であろうと他人にオススメ出来ないのと同じ。

そして旧ミニとBMWミニが同居した雑誌がないのと同じで、カメラ雑誌としての「フイルム⇔デジタル」の同居には無理がかかってきた証拠なのか?

・・・いや「フイルム⇔デジタル」をわけること事態ナンセンスなのかも。

もはやカメラは生活必需品といってもいいかもしれない。だからこそ、かた苦しい理論・理屈やカタガキはどうでもいい。あくまでも写真を撮る楽しみやプリントを飾る楽しさを伝えなければ、写真を趣味とする人達は増えないんじゃないか、と。

デジタルに傾倒する世の中にフイルムの意義を唱えたかったのかもしれないが、かえって硬苦しさを感じたのは否めなかったような。

デジカメ一眼レフを買いに来たお客さんの中で「とりあえずフイルムカメラはとっておきます」とおっしゃる方は多いが、その殆どが数カ月後「やっぱり使わないから買い取って」となるのが現実。

貴方にとってフィルムの楽しさって何だと思います?


コメント
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