Notes3~ヨミガタリストダイアリー

名古屋市在住の俳優/朗読者・ニシムラタツヤの演(や)ったり読んだりの覚え書き

ベトナムからの笑い声「G.H.Q」

2004年07月25日 | 舞台特に演劇
京都に来ています。
寺町京極のカフェ「ゴッドマウンテン」から、
ただ今打っております。

…神山?いやいや。

きっかけは何だったか、いつの間にか注目していた
「ベトナムからの笑い声」の恒例となったオムニバス
公演。4本立てで正義の味方に立ち向かう「悪の秘密結社」
のフルコースを目撃してきました。

「演劇とコントの境界線上を驀進中」(HPより)の
売り文句に嘘はなかったように思います。単に突っ走るだけ
でない。かといって頭でっかちな演劇に走らない。
あくまで自分達が今現在持っている弾を、いかに
効果的に相手(客席)に当てるかを追求した結果が、
舞台上に結実していたようにみえました。

ただ、前回まで一部で評されていたような「黒い笑い」
の濃度は多少薄まったかなという気も同時に感じました。
これはテーマに乗せた題材(「悪」…)そのものがすでに
パロディーであるところがあるので、構造が隠れた
だせいで、含ませた毒が見えにくくなったのかも、と思います。

舞台としては全く問題なく成立していたので、そんなに
気にするレベルの話でもないし、むしろ疑うべきは、
ベトナムの笑いが「黒い」「毒がある」「パロディだ」と
いう、評価する言葉にあるものの見方そのものかもしれません。

彼らは宣言しています。「ただ、笑える」ことを目指すのだ、
と。十分に達成していたと思います。

また、攻守交替の攻め手が増えました。
しんど。

PCも戻ってきました。なぜか液晶パネルが新しく
なっていました。トップの写真等は、28日(水)を目処に
更新したいと思っています。

さあ、帰ろ。

《写真=また来そうな、「GM」店内》
godm


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