■ちきしょー、と思う気持ちと、そりゃそうだよな、という納得半々というところでしょうか。1日おきまして「SAN-DAI」のことを。
http://realdgame.jp/ajito/nagoya-himitsu/2017/02/the-san-dai.html
■時はまさに世紀末、ではなくて年度末でありまして、諸事もろもろ一緒くたになって襲いかかってきております。それをかいくぐるようにして出演してまいりました。SANDAIとは落語の三題噺でありまして、つまり即興で3つのお題からうまいことオとすことを競うステージ、とでも言えば良かったでしょうか。私も含めた16名の参加で、芸人の方、役者の方、まったく舞台に立たれた経験のない方など、バラエティに富んだ顔ぶれのその一部に、朗読の人として加わったわけです。
しかし、結果はこうでした。
■予想はしていましたが、もうすがすがしいほどに受けませんでした。「昭和」「ちらし旅」と…あと1つなんだっけ? いつものスタイル「声で絵を描(か)く」で挑んでも、他の方が凄すぎて、客席の皆さんにも相手にされていないようなあの恐怖感、久しぶりに味わった気がします。実際、終演後もなんか、寂しくてね。「なーんだ、ニシムラってあの程度かよ」って知ってる人には思われただろうなあ、とも。すいません、この程度です。
■ただこうも思いました。スタイルの違いだし、と片付けるのは簡単で、実際イベントの種類として笑いが不可欠な空間になることは目に見えていましたし事実そうでしたし。ただ、やっぱりそれを突き詰めていくと、レベルの高いところでは共通点が見つかっていくんではなかろうか、とも感じたのです。優勝の瀬戸口さん、ナントカカントク、山本さん等から瞬間放たれるシチュエーションの分かりやすさと入り込みやすさ、展開のスピーディーさとツボの突き加減、ああいうものに憧れつつも、やっぱり自分はボソボソと物語を読んでいくのではないか、と。それを時折確認しながら、できればああいう場所に近づくために、私の形(かた)を磨く一層の必要を気付かせてくれた場所だった、と言えるかもしれません。
■最初は「#SANDAI」をもって「OSHIMAI」だよこんなもん!と、ずいぶん捨て鉢な気持ちで書き始めたこのエントリですが、すっかりそんな気持ちも消えてました。笑わせず、泣かせもせず、ただ言葉を並べて世界を描こう、と思います。これからも。主催の中内さん、天野さん、ヒミツキチ名古屋のスタッフの皆さま、そしてご来場のお客様にもちろん、ご一緒頂いた15名の皆さまに深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
http://realdgame.jp/ajito/nagoya-himitsu/2017/02/the-san-dai.html
■時はまさに世紀末、ではなくて年度末でありまして、諸事もろもろ一緒くたになって襲いかかってきております。それをかいくぐるようにして出演してまいりました。SANDAIとは落語の三題噺でありまして、つまり即興で3つのお題からうまいことオとすことを競うステージ、とでも言えば良かったでしょうか。私も含めた16名の参加で、芸人の方、役者の方、まったく舞台に立たれた経験のない方など、バラエティに富んだ顔ぶれのその一部に、朗読の人として加わったわけです。
しかし、結果はこうでした。
SANDAIじゃなくZANPAIだよ
— ニシムラタツヤ(朗読・演劇制作) (@afrowagen) 2017年3月30日
■予想はしていましたが、もうすがすがしいほどに受けませんでした。「昭和」「ちらし旅」と…あと1つなんだっけ? いつものスタイル「声で絵を描(か)く」で挑んでも、他の方が凄すぎて、客席の皆さんにも相手にされていないようなあの恐怖感、久しぶりに味わった気がします。実際、終演後もなんか、寂しくてね。「なーんだ、ニシムラってあの程度かよ」って知ってる人には思われただろうなあ、とも。すいません、この程度です。
■ただこうも思いました。スタイルの違いだし、と片付けるのは簡単で、実際イベントの種類として笑いが不可欠な空間になることは目に見えていましたし事実そうでしたし。ただ、やっぱりそれを突き詰めていくと、レベルの高いところでは共通点が見つかっていくんではなかろうか、とも感じたのです。優勝の瀬戸口さん、ナントカカントク、山本さん等から瞬間放たれるシチュエーションの分かりやすさと入り込みやすさ、展開のスピーディーさとツボの突き加減、ああいうものに憧れつつも、やっぱり自分はボソボソと物語を読んでいくのではないか、と。それを時折確認しながら、できればああいう場所に近づくために、私の形(かた)を磨く一層の必要を気付かせてくれた場所だった、と言えるかもしれません。
■最初は「#SANDAI」をもって「OSHIMAI」だよこんなもん!と、ずいぶん捨て鉢な気持ちで書き始めたこのエントリですが、すっかりそんな気持ちも消えてました。笑わせず、泣かせもせず、ただ言葉を並べて世界を描こう、と思います。これからも。主催の中内さん、天野さん、ヒミツキチ名古屋のスタッフの皆さま、そしてご来場のお客様にもちろん、ご一緒頂いた15名の皆さまに深く御礼申し上げます。ありがとうございました。