Notes3~ヨミガタリストダイアリー

名古屋市在住の俳優/朗読者・ニシムラタツヤの演(や)ったり読んだりの覚え書き

いよいよまた上陸「ひとり語り2013」in名古屋(@文化のみち橦木館)

2013年06月08日 | 朗読・声の周辺


■みなさま、約5ヶ月、彼の訃報に触れて、喪に服するわけではないですが、このブログをお休みするような形になってしまいました。その他にもここには記しませんが大小いろいろありましたので。ここで心機一転、さっそく明日のご案内をさせて頂きたく思います。約10ヶ月ぶり、名古屋にあの方が帰ってきます。

いよいよ明日上陸「ひとり語り2012」in名古屋(@文化のみち橦木館)
http://blog.goo.ne.jp/afrowagen/e/e1a143ad973a02e28471aa536468a258

■昨年の8月、こんなことを書き残しておりました。林英世さんは、かつて劇団M.O.P.の主力として、そして近年ではNHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」の岸和田弁指導担当として活躍されている方ですが、それらの活動と並行して、2001年から、古今東西の小説家の作品を「まんま読む」活動ー「ひとり語り」を続けられています。読み、語り、朗読のイベントは全国あまたに数多くあり、私のやっている「潜水生活」だってそうですが、「ひとり語り」には、会場となる空間とのコラボレーションを目指すという特徴があります。



■作品の持つ時代や背景、人物造形や心象風景の描写に最適な場所を探して決める。つまり、会場も作品の一部として捉える、「借景」というべきものかもしれません。今回もその借景には、昨年に引き続き、名古屋市東区の「文化のみち橦木館」の「蔵(西)」を選びました。




■その橦木館での読む作品は、松本清張の「二階」です。昨年の江戸川乱歩「芋虫」と同じく、偶然にも床に伏せっている夫と、彼に関わる妻の関係の変容と瓦解を濃縮されたタッチで描ききられています。加えて、どちらの作品にも共通するもの、それは「見えない空間」に対する恐怖ろして、階上の部屋の存在を出していることです。橦木館の「蔵(西)」もまた、実は2階建ての建造物です。上演会場の隅から、当日は上がっていただくことはできませんが、細い階段で上へと進む通路がはっきりご覧頂けると思います。その階上の存在を、女優の「読み」の力だけで、お聴きになる皆様に幻視していただこうというのが今回の趣向です。
■いつもこういうご案内をする際に付け加えることですが、日常の空間で、動画やDVDを再生して得られる「臨場感」とは似ているようで実は全然違う「生」の実感を体験して頂けると思います。それや温度や湿度や空気のよどみ方や、会場外から漏れ聞こえてくるさまざまな音、その他、「居れば必ず触れてしまう」要素ととも作品をお楽しみ頂ければと考えております。
■ごく狭い会場ではありますが、チケットはまだまだお出しできます。情報があまり広がっていないのは私の力不足であり申し訳ない限りですがご予約は、AfroWagenのこちらのページか、もしくはお電話で(06-6647-8243)お願いいたします。もちろん、当日でも全く構いません。予定がキャンセルになったなど、ふとしたタイミングでのご来場をお待ちしております。

■では、あと24時間後に開演です!

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1 コメント

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はじめまして、初コメントです! (めぐみ)
2013-06-21 19:25:01
はじめまして!めぐみっていいます、他人のブログにいきなりコメントするの始めてで緊張していまっす(゜▽゜*)ニパッ♪。ちょくちょく見にきてるのでまたコメントしにきますね(。-_-。)ポッ
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