Notes3~ヨミガタリストダイアリー

名古屋市在住の俳優/朗読者・ニシムラタツヤの演(や)ったり読んだりの覚え書き

流されることと意識的に流れることー吉田佐和子さんとの話

2017年03月12日 | 日々の雑感



■正月のサイト名改名のお知らせ以来、週末のたびにあっち行ったりこっち行ったり(主に劇場)、つまりいつもの通りの動きをしております。もちろん初対面の方からいつもの面々まで、多くの方とお目にかかっている割にそれを振りかえる暇もないままここまで来たのですが、思わぬタイミングでふっ、と立ち止まってみる機会を得ました。ここ3ヶ月の振り返りに気持ちが向くような、多分に反省も含んだものです。決して深刻な話ではないのですが。

■京都は福知山と大阪を拠点に活動されているクラリネット奏者の吉田佐和子さんが名古屋に来られるというのでお忙しい中時間を空けて頂きました。どんな方かは、公式 http://sawakoyoshida.com/ を見ていただくとして。きっかけはTwitterでした。元・電通の「青年失業家」こと田中泰延(ひろのぶ)さんの言葉をタイムライン上で眺めていた時、偶然に実にほんわかした感じの女性が同じような感じの音を奏でるのが聞こえてきて、それが吉田さんでした。その時にこちらからコンタクトを取り、「機会があったら福知山をご案内します」という言葉を頂いたのでした。

■これが自分の長所なのか欠点なのか、そもそも自分特有の傾向なのかいまいち判断つきかねるところですが、Twitterに限らずSNSをもう10年以上使ってきて、双方向で揮発性のとんでもなく高いコミュニケーションに慣れきってしまった自分がいるように思います。

■何か直接言いたい、早くやりたい、誰かに会いたい、希少なチャンスをつかみたい、というような。機会を逸することの重要度が、旧来の手順を踏んだコミュニケーションの様式における手順を踏み越えても、まあいいかな、みたいな。それで実際に当の機会を得た時に「あれ?」と自分のいる位置がみえなくなってた、そういう部分があったのかもしれません。

■まあ、ミュージシャンと舞台の人間の間での、同業者でない相手に向かっての投げかけの仕方と意識の持ち方、そのヒントになることはたくさん頂きました。でもその時間はほんのちょっとで、不肖ニシムラ、せっかくチャンスをもらって他に聞きたいことたくさんあったはずなのに、それ以外のほとんどの時間、ちっとも本題みえないまんまだったんです。吉田さんに吹き出されるくらいに。後から振り返ると、中坊のデートじゃあるまいし恥ずかしいったらありゃしない(笑)。

■でも、お目にかからなければ、ついつい流れがちになる思考も言葉に気付くことも、こういうこと自体を振り返って(過去の自分へのフィードバック)書くこともなかったわけで、今のところ2017年で最も実りのある話をいつも行くコメダでさせて頂いちゃったということになります。吉田さん、繰り返しになりますがお忙しいところ本当にありがとうございました!「導線づくり」、意識的に頑張りたいと思います。まる。

■あ、最後に吉田さんの作品のご紹介をしておきます。これ書いたら私も1枚、ポチるつもりです。

吉田佐和子 WEB SHOP
http://sawakocla.shopselect.net/

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