Notes3~ヨミガタリストダイアリー

名古屋市在住の俳優/朗読者・ニシムラタツヤの演(や)ったり読んだりの覚え書き

サイトリニューアルとウェブログ移転のお知らせ

2018年07月16日 | 日々の雑感


■すっかりこちらでのお知らせを忘れていましたが、2004年2月以来お世話になってきたgooブログから、リニューアルしたAfroWagenサイト内の「活動日報」に移転いたしました。今後のAfroWagenとニシムラタツヤの動きは、

http://www.afrowagen.net/wpr/?page_id=77

をご覧いただきますようお願いいたします。当ブログはアーカイブとして残しますが、今後の更新は休止させていただきます。長い間のご来訪、誠にありがとうございました。今後ともAfroWagenをよろしくお願いいたします。

流されることと意識的に流れることー吉田佐和子さんとの話

2017年03月12日 | 日々の雑感



■正月のサイト名改名のお知らせ以来、週末のたびにあっち行ったりこっち行ったり(主に劇場)、つまりいつもの通りの動きをしております。もちろん初対面の方からいつもの面々まで、多くの方とお目にかかっている割にそれを振りかえる暇もないままここまで来たのですが、思わぬタイミングでふっ、と立ち止まってみる機会を得ました。ここ3ヶ月の振り返りに気持ちが向くような、多分に反省も含んだものです。決して深刻な話ではないのですが。

■京都は福知山と大阪を拠点に活動されているクラリネット奏者の吉田佐和子さんが名古屋に来られるというのでお忙しい中時間を空けて頂きました。どんな方かは、公式 http://sawakoyoshida.com/ を見ていただくとして。きっかけはTwitterでした。元・電通の「青年失業家」こと田中泰延(ひろのぶ)さんの言葉をタイムライン上で眺めていた時、偶然に実にほんわかした感じの女性が同じような感じの音を奏でるのが聞こえてきて、それが吉田さんでした。その時にこちらからコンタクトを取り、「機会があったら福知山をご案内します」という言葉を頂いたのでした。

■これが自分の長所なのか欠点なのか、そもそも自分特有の傾向なのかいまいち判断つきかねるところですが、Twitterに限らずSNSをもう10年以上使ってきて、双方向で揮発性のとんでもなく高いコミュニケーションに慣れきってしまった自分がいるように思います。

■何か直接言いたい、早くやりたい、誰かに会いたい、希少なチャンスをつかみたい、というような。機会を逸することの重要度が、旧来の手順を踏んだコミュニケーションの様式における手順を踏み越えても、まあいいかな、みたいな。それで実際に当の機会を得た時に「あれ?」と自分のいる位置がみえなくなってた、そういう部分があったのかもしれません。

■まあ、ミュージシャンと舞台の人間の間での、同業者でない相手に向かっての投げかけの仕方と意識の持ち方、そのヒントになることはたくさん頂きました。でもその時間はほんのちょっとで、不肖ニシムラ、せっかくチャンスをもらって他に聞きたいことたくさんあったはずなのに、それ以外のほとんどの時間、ちっとも本題みえないまんまだったんです。吉田さんに吹き出されるくらいに。後から振り返ると、中坊のデートじゃあるまいし恥ずかしいったらありゃしない(笑)。

■でも、お目にかからなければ、ついつい流れがちになる思考も言葉に気付くことも、こういうこと自体を振り返って(過去の自分へのフィードバック)書くこともなかったわけで、今のところ2017年で最も実りのある話をいつも行くコメダでさせて頂いちゃったということになります。吉田さん、繰り返しになりますがお忙しいところ本当にありがとうございました!「導線づくり」、意識的に頑張りたいと思います。まる。

■あ、最後に吉田さんの作品のご紹介をしておきます。これ書いたら私も1枚、ポチるつもりです。

吉田佐和子 WEB SHOP
http://sawakocla.shopselect.net/

節目にあたりまして2016−17

2017年01月01日 | 日々の雑感
■みなさま、明けましておめでとうございます。毎度のごとく、節目で盛り上がっていたら寝るタイミングを失ったニシムラタツヤより、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

■昨年は、2年連続となった「青空文庫朗読コンテスト」での入賞という栄誉に浴しました。しかし謙遜でも何でもなく、このような勝負は時の運であり「たまたま」の結果に過ぎません。何もしなければ落ちてゆく。ようやくそういう状態を客観的な基準によって見分けられる地点に立った、ということなのかもしれません。らせん状に巻く金属バネのように、少しでも上へ、少しでも上手く、その意識とともに1年を過ごすつもりです。それが自分自身だけでなく、朗読という行為、芸能そのものの位置を大して変わらないかもしれないけど押し上げてゆくことにつながると信じて。

■同時に、サイトの更新にあたってTwitterでつぶやいたことですが、「舞台芸術で、ナゴヤの街を『風の吹き抜ける場所』へ」ということです。短い人生。自分はあと何年こうして活動できるのでしょうか。少なくともこれからは主に体力面での衰えとの勝負が徐々に始まります。若い時にさんざん「人生は有限だ、有限だ」とうわごとのようにつぶやいていた、その「限」がいま、目の前に来ているのです。

■そこで自分だけのものを増やすのではなく、僭越ながら誰かに、住んでいる地域に「渡してゆく」「嗣がせてゆく」の主体ととなるべく始めます。他地域の劇団や個人のアーティストの、ここ名古屋地域への橋渡しと、それによる才能の発掘、そしてそれを可能にするための自分自身の「教える」「渡す」技術の習得。

■そんなこんなでやっぱりやることばかりですが、開高健のかつての対談集のタイトルにもあるような「悠々として急げ」の精神で、以下の2016年よりはゆったりペースで行けたらと考えています。引き続きのご支援、ご指導を何卒よろしくお願い申し上げます!(…やりすぎだわ、さすがに今年は)。

〈ニシムラの2016〉【通年】岐阜・名古屋での朗読

1月 
四人姉姉実行委員会「四人姉姉」ひまわりホール(実行委員)

2月 
日本劇作家協会東海支部「劇闘Ⅱ」長久手市文化の家(制作協力)

3月
壱劇屋「SQUARE AREA」千種文化(制作協力)

4月
順風女子「ツイタモチヨリ、ココロモチ」G/pit(現地制作)

5月
春野恵子の「Roukyoku Rock You!2016」ひまわりホール(企画制作)

6月
飛ぶ劇場「睡稿・銀河鉄道の夜」(制作協力)

7月
朗読劇「かなでる×かたる」東京紀尾井小ホール(出演)
演劇組織KIMYO「ハロウザディップ」東京王子小劇場(制作極力)

8月 


9月
ベピー・ピー「山ぐるみ人形劇 マクベス」ひまわりホール(制作協力)

10月
青空文庫朗読コンテスト 東大阪ライティホール(出場・銀賞)
演劇組織KIMYO「ハロウザディップ」東文化小劇場(制作極力)
不思議少年「棘/スキューバ」ひまわりホール(現地制作)

11月
黒澤世莉・大森晴香ワークショップ Studio Misoya505(企画制作)

12月
順風男女「キネマとコント」G/pit(現地制作)


ふりかえり(40歳の)

2016年09月23日 | 日々の雑感
■不惑の1年があと1時間で終わりますけど、気の利いた意見や感想を書くつもりはなく、ごく短く振り返って、明日からの41歳に備えます。
■惑わないなんて誰が決めたんでしょう。全く嘘でした。もう迷わないなんて90年代のJ—POPの歌詞みたいなことは18の受験生の時分から日記に書いていて、実行されたためしがない。それどころか余計ひどくなるばかりで。
■それはある意味、私のような人間でも親しくしてくれたり、SNSの恩恵。あり得ないくらい遠距離の街にもたくさんの友人ができました。特に北海道と九州に。でもその一方で、主に演劇系の楽しいことに興味のままにふらついて、瞬間とてつもない空虚さに襲われることたびたびだったのも、40歳という歳の1年間でした。

おい、そろそろだろ?
まあ、いい加減にしろよ?

■他の誰でもない、もう1人の自分に背中から声をかけられてたようなものかもしれません。念のため言っておきますが幻聴とか幻視とかそういう体調崩し系ではないですから。
■私という存在にも身体にも、ごまかしは利かなくなりました。笑わせるわけでも何でもなく、スムージーと蕎麦は朝夕の必須になりました。サボってコンビニでおにぎりなんて食べた日には、だるくて仕方がないのです。たとえば今日のように。それで、明日からはこのページにも、隠していたことを明かそうと思います。全く、大したことではないのですが。
■話がそれました。最後に、来年1年間、決めていることがあります。さっきの、背中からの声に押されたというのも理由といえば理由ですが、残りの人生をどのように使うかということにおいて、やっぱり諦めきれなかったことに、挑戦することにしました。それが何なのかは、小さいにせよ成果が少しでも出た時点ですぐ報告します。
■今年も1年、大変お世話になりました。明日からの1年間も、ニシムラタツヤをどうぞ宜しくお願い申し上げます。

新年のご挨拶

2016年01月01日 | 日々の雑感


■昨年に引き続き、すっかりTwitterとFacebookにかかりきりで閑古鳥の当ブログですが、年の初めに当たりまして、改めてご挨拶をさせていただきます。以下、本日投函しました賀状の文面より、です。

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【賀状の文面より】

旧年中は大変お世話になりました。今年は昨年頂いた多くのチャンスを無駄にしないよう、一層研鑽に励みます。よろしくお願いいたします!

【ご報告】
昨年10月3日、東大阪市で開催された「文部科学省後援 第7回 青空文庫朗読コン テスト」で審査員特別賞を頂きました!
Copyright(C)  一般社団法人 日本朗読検定協会 All Rights Reserved

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■本ブログでもお伝えしましたが、昨年は久しぶりに朗読で栄誉に浴しました。実際の文面としては「気持ちも新たに、なお一層…」などと記すところかもしれませんが、本心はもしかして違うのかもなあ、と感じています。昨年のご挨拶を読み返すと、自分こんなことを書いておりました。

『…いくら勇ましい言葉をまとっても、自分より大きな物事に噛みついても、そこに「その先」のイメージがなければ、長続きも、実のあるものにも変わっていかないのではないか?誰かや何かの事業や言説におべんちゃらを使ったり、刃向かったりする力を、まず自らの「その先」へと注ぎ込もう。その上で、大切な皆さんと関係を結び合いたいと、改めて思います。』

■まず、行動を変える。心や言葉はいつも遷(うつ)ろうものだから、まずその「もと」を変える。で、そこから始める。10年くらい悩んできてようやく、そういう結論を得ることができたような気がします。そのひとつと言うわけではありませんが、ご報告をさせて頂きます。
■本年3月をめどに、11年半住み慣れました中村区から、瑞穂区へ転居することとなりました。新居は現在より多少は広くなり、名古屋に来演する個人及び小さな団体を受け入れることのできる設備が提供できるのではないか、と思います。また、軽い打合せは会議のスペースとしての使用も可能ではないかと考えています。詳細はこれから詰めまして、早めにお知らせできるようにしたいです。
■この後、今年も一応昨年度の備忘録として、1年間に観た舞台等の作品をズラーッと並べたいと思いますが、またそれ以降は…、ということになるかもしれません。もし宜しければ、こちらのサイトの方からいろいろご覧いただきますと、日頃の活動を知って頂けるのではないかと思います。今年も名古屋市、岐阜市でお待ちしております。特定非営利活動法人愛知人形劇センターの理事のひとりとしても引き続き微力を尽くします。こちらもどうぞよろしくご注目下さい!
■と、いうわけで皆様、2016年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

新年のご挨拶

2015年01月01日 | 日々の雑感


■すっかりTwitterとFacebookにかかりきりで閑古鳥を泣かせてしまった当ブログですが、年の初めに当たりまして、改めてご挨拶をさせていただきます。以下、本日投函しました賀状の文面より、です。

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【賀状の文面より】

旧年中は大変お世話になりました。
不惑を迎えますが、惑うようなそうでないような、
不思議な心持ちがある気がします。

いずれにしても、肩の力を抜いて1歩ずつ、
下手な口笛も自分の口笛、の心境で歩いてまいります。

今年は春から、NPO法人「愛知人形劇センター」
のスタッフとしての活動も本格化します。
お近くにおいでの際は、お気軽にお立ち寄りください。。

(本年の予定)※朗読会企画のみ
 1月31日 岐阜・柳ヶ瀬「いしぐれ珈琲」
 2月22日 名古屋・古書店と喫茶室「リチル」

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■おおむねこのような心境なのですが、文才が足らずに書き切れなかったところを補足いたしますと。ここまで何年にも亘って、いろいろな地方の、本当に多くの方と交流を持たせて頂き、嬉しい言葉や大切な時間を共有することができました。特に昨年は、10月の「青空文庫朗読コンテスト」や、それに続く大阪大学ワークショップデザイナー育成プログラムの受講を通じての経験は、今年以降の自分の生き方を今までになく明確に位置付けるものになったように思います。
■それで少しだけ分かった気がするのです。いくら勇ましい言葉をまとっても、自分より大きな物事に噛みついても、そこに「その先」のイメージがなければ、長続きも、実のあるものにも変わっていかないのではないか?誰かや何かの事業や言説におべんちゃらを使ったり、刃向かったりする力を、まず自らの「その先」へと注ぎ込もう。その上で、大切な皆さんと関係を結び合いたいと、改めて思います。そりゃ人間ですから、たまには荒れたりすることもありますけどね…。
■この後、一応昨年度の備忘録として、昨年1年間に観た舞台等の作品をズラーッと並べたいと思いますが、またそれ以降は…、ということになるかもしれません。もし宜しければ、こちらのサイトの方からいろいろご覧いただきますと、日頃の活動を知って頂けるのではないかと思います。今年も名古屋市、岐阜市でお待ちしております。
■そして、上の文面にもありましたが、現在幹事という形で参加しております、「愛知人形劇センター」が特定非営利活動法人化されるに伴い、4月以降は理事のひとりとして引き続きお世話になることになりました。声と身体と演劇とその他もろもろ、自らのこれまでの学びを少しでも還元していけるよう微力を捧げたいと思いますので、こちらもどうぞよろしくご注目下さい!
■と、いうわけで皆様、2015年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨日(5/23)のラジオ深夜便は…

2014年05月24日 | 日々の雑感
■岐阜発でした。途中まで聴いておりました。「ひとひとの会」の佐藤さん(しゃべったことない)、鶏ちゃん合衆国の大統領(こちらもない)が出られてましたね。その岐阜市、柳ヶ瀬商店街の盛り上げに一役買いたいと考え、私も月1回の朗読を続けております。この夏でまるっと5年になります。



■商店街の中心には高島屋。全国的に見ても珍しいと思われますが、夜7時に閉店する高島屋です(笑)そして先週はそのお膝元、レンガ通りのフランス料理店「Chez Vous(シェ・ブー)」さんで読ませて頂きました。



■お店のオーナーシェフ、武山さんにお誘いを頂き、隔月第3日曜日に、ミニディナーと共に物語を1編読んで頂くという趣向です。今回は山本周五郎の「金五十両」を取り上げました。そして、今回のメニューはこのような感じ。大変美味しゅうございました。

     


■こんなささやかな場ではありますが、次回は7月20日(日曜日)の午後6時から行います。もし興味を持たれましたら是非、今からでもご予約をお待ちしております。お店のウェブサイトはこちらです。宜しくお願いいたします。




■そして、それに先だって今月末には、同じ商店街の中、「いしぐれ珈琲」さんで開催です。こちらがすでに57回目になる、いわば柳ヶ瀬における本拠地になのです。こちらでは地域の金融機関、岐阜信用金庫の「社史」的読み物「長良の篝火」を読んでおります。5月31日(土曜日)午後6時半とり、お待ちしております。詳しくは私のウェブサイトをご覧下さいませ!









「ガレキとラジオ」について

2014年03月06日 | 日々の雑感
■久しぶりにこのウェブログを更新しますが、その話題がこれではなあ、と思いつつ、仕方ないかなとも思う気持ち半々です。とにかく残念でならないので。

役所広司、震災記録映画の“やらせ”に怒り「二度と上映されるべきものではありません」(シネマトゥデイ)
- Y!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140305-00000033-flix-movi

「どこまで演出か難しい」 梅村太郎監督一問一答
- 朝日新聞デジタル (http://www.asahi.com) http://t.asahi.com/e50z

■岐阜で拝見しました。昨年8月であったと記憶しています。問題とされたシーンも確かにありました。監督さんはいろいろ言ってらっしゃいますが、私は2つの意味で納得がいかない。ひとつはドキュメンタリー映画で「演出」がつくことがさも余分なもの、意図的に足すもののような認識でいらっしゃるような受け答えをされていますが、そんなことはないと思います。ノンフィクションはその題材を選定する段階において必ず取捨選択が起こります。そこに最初の意図、言ってみれば作為が生じるのです。それでも作り手が対象に起こったものごとをそのまま記録するのであれば、何よりもそこに起こった「事実」を曲げてはならない。事実が邪魔であれば最初からドキュメンタリーとして撮らなければいいのです。
■もうひとつは、なぜいわゆる「盛った」のが、聴く側である被災者の、お子さんとお孫さんを亡くした母親であったのかということ。リスナーがいたから「FMみなさん」は成立し得た1年間があったのではないのですか。もっといえば、盛らなければならないほど聴取者の少ないメディアであったのですか?大して起伏はないとしても、普通に放送を聴いていた人は南三陸町にたくさんいらっしゃったのではないのでしょうか。その中の誰かの日常を切り取る(この言い方も十分にイヤですが)だけで、十分ドキュメンタリーとなり得たのではと思うのです。
■いくら喋る側が信じてくれと言っても、対するリスナーの存在が虚ろで信頼は揺らぎます。もちろん、実際に映画に出てこないところでの放送を通じたリスナーとのやり取りはあったと思います。たぶん。しかし、ラジオというメディアが作る空間は、金魚鉢の中だけで成立しているのではないし、仮設のスタジオの中だけで生まれるものではないのです。その可能性に想像が及ばないラジオの映画って、一体どういうことなの?と思ってしまうのです。
■役所さんの怒りは当然だと思います。取り急ぎ、もう少し書きたいと思います。









2014年の答案

2014年01月12日 | 日々の雑感


■昨年のことばかりずらずらと書き連ねて、あっという間に10日経ちました。ユダンもスキもあったもんではありません。すっかり間の抜けた話ですが、今年の年頭に当たって、思うところを書いておきたいと思います。
■とはいえ、書くことはあまりないのです。行を費やして書いたところで、大して有名でもない朗読者の自分が影響を与えられるものなぞ、たかが知れているのです。ただ、こちらに投げられた(と認識した)ボールに対しては、ちゃんと受け止めておきたい。

「うーん、言ってることが小さい。なんとかする気はないのか。大したことねえぞ。」

「やらないのなら言わないでくれ。それにつき合う時間が無駄だ。」

■つまり、そういうことなんです。特にここ何年かの年末年始、ぐだぐだといろいろ書いていた覚えがあります。やらずに言ってはいけません。上の2つの温かい叱咤に応えます。必ず。
■春までには具体的なものをお示しします。言われっぱなしじゃムカつくだけですので。またいろいろな方にお力添えを賜ることがあると思います。改めてお願いに上がりますので、その節は何卒よろしくお願いいたします。

2013年のおさらい【観た舞台等編】

2014年01月02日 | 日々の雑感


■昨日からそこら中で言っておりますのですっかり有難味もも薄れた感じですが、こちらでは初めてなので、改めて。あけましておめでとうございます.旧年中はAfroWagenにさまざまご支援を頂き、誠にありがとうございました。今年も着実に、朗読はじめ声の表現のと演劇でさまざまな「現場」を創って行きたいと思いますので、倍旧のご支援を何卒よろしくお願いいたします。
■今年やりたいとことをいろいろ申し上げる前に、例年当ウェブログでは1年のおさらいをずらずらと書いておりました。2回に分けて、まずは観たもの聴いたもの編ということで羅列したいと思います。
■思えば昨年は、彼、吉田渉の早世という衝撃的なニュースを境に、Facebookでの更新を増やし始めたりして、当ウェブログの更新を大してしなくなってしまった1年となりました。にもかかわらず時には170pvなんて日があるのは、巡回する何かのbotの仕業なのか、それとも厭きずに回って下さる方がいらっしゃるのか。どちらにしても、ありがとうございます。せめてものご報告に、ということで。

1月
劇団エリザベス
「【舞台版】絶体絶命都市 ー世界の終わりとボーイミーツガー
ルー」(1月5日・G/pit)
浪曲親友協会
「一心寺浪曲定例会」
(1月12日・大阪一心寺会館)
稲垣僚祐ひとり芝居
「ソロソロステージ」
(1月12日・G/pit)
みよし市演劇公演等実施事業
「STEP by STEP」
(1月27日・みよし市文化センターサンアート小ホール)

2月
いわきi-Play Festival
青年団「ヤルタ会談」
ままごと「ままごとのひふみ(反復かつ連続・あゆみ・つくりばなし)
(2月2日・いわきアリオス)
いわき総合高等学校演劇部「北校舎、はっぴーせっと」
「劇王っぽいの」
マームとジプシー「あ、ストレンジャー」
(2月3日・同)
杜の都の演劇祭2012「桜の樹の下には」
(2月4日・国分町一丁目酒場)
ゲキバカ「ごんべい~大阪冬の陣~」
(2月8日・HEPホール)
DTL vol.7ワークインプログレス公演
「漂泊の家~八月、鳩は還るか~」
(2月17日・七ツ寺共同スタジオ)
avecビーズ「あの、屋上のひと」
(2月21日・ひまわりホール)
文学座「セールスマンの死」
(2月22日・あうるすぽっと)

3月
総合劇集団俳優館「新劇100年企画」より
「人を喰った話」(3月1日・名古屋舞台芸術協会スタジオ)
試験管ベビー「試験管Festa!」
(3月3日・千種文化小劇場)
iaku「エダニク」
(3月9日・アトリエ劇研)
第一回 ミノカモ学生演劇祭
(3月10日・美濃加茂市文化会館)
shelf[edit]
(3月11日・七ツ寺共同スタジオ)
オレンヂスタ「犬殺しターちゃんと非実在チーちゃん」
(3月17日・千種文化小劇場)
Soap Works「その壁と」
(3月23日・G/pit)
あおきりみかん「迷子の部屋」
(3月29日・テレビ塔)

4月
hmpシアターカンパニー「アラビアの夜」
(4月15日・中崎町イロリムラ)
オイスターズ「ドレミの歌」
(男子校バージョン・4月20日・七ツ寺共同スタジオ)
オイスターズ「ドレミの歌」
(女子校バージョン・4月21日・七ツ寺共同スタジオ)

5月
放電家族「森海魚」(5月5日・G/pit)
ABCホール春の文化祭2013
(5月6日・大阪ABCホール)
Perkypat+紫堂恵「RODOKU vol.1」
(5月10日・HITOMIホール)
刈馬演劇設計社「マイ・フェイバリット・バーーーーーージン」
(5月18日・ユースクエア)
刈馬演劇設計社「クラッシュ・ワルツ」
(5月19日・ユースクエア)

6月
よこしまブロッコリー「隣の人」
(6月8日・モノコト)
突劇金魚「富豪タイフーン」
(6月15日・ナンジャーレ)
AAFリージョナルシアター「Bungakuコンプレックス」
(6月16日・芸文小ホール)
燐光群「帰還」
(6月19日・東文化小劇場)
あおきりみかん「サーカス家族」
(6月30日・G/pit)

7月
ハラプロジェクト「お熊空唄」
(7月3日・七ツ寺共同スタジオ)
iaku「流れんな」
(7月6日・ぽんプラザホール)
シアタームーンプロデュース「その夏、錆びたトタン屋根の上で」
(7月14日・シアタームーン)
オイスターズ「日本語私辞典」
(7月20日・七ツ寺共同スタジオ)
日本劇作家協会東海支部新人同盟「3色クレヨン」
(7月28日・ユースクエア)
演劇組織KIMYO「スウィーティードム」
(7月28日・七ツ寺共同スタジオ)

8月
試験管ベビー「怖いもの知らず、水入らず」
(8月3日・千種文化小劇場)
あいちトリエンナーレ「ままごと/日本の大人」
(8月10日・芸文小ホール)
うりんこ劇場「アルヴィン・スプートニクの深海探検」
(8月10日・うりんこ劇場)
オブジェクト・パフォーマンス・シアター「繪伝おぐり」
(8月11日・ひまわりホール)
仙台短編戯曲賞受賞作品リーディング
(8月17日・宮城野区文化センターパトナホール)
あおきりみかん+テレビ塔「天国へのエレベーター」
(8月24日・テレビ塔)
あいちトリエンナーレ「やなぎみわ/ゼロ・アワー~東京ローズ
最後のテープ~」(8月30日・芸文小ホール)

9月
愛知淑徳大学ジェンダー研究会演劇プロジェクト「にじいろちらしず
し」(9月1日・七ツ寺共同スタジオ)
名古屋学生演劇祭A組(9月7日・うりんこ劇場)
あいちトリエンナーレ「梅田宏明/4. temporal pattern』(日本初演)
/『Holistic Strata」(9月8日・芸文小ホール)
ミクニヤナイハラプロジェクト「前向き!タイモン」
(9月8日・七ツ寺共同スタジオ)
ヨーロッパ企画「建て増しにつぐ建て増しポルカ」
(9月13日・アートピアホール)
名古屋市文化振興事業団「国語元年」
(9月14日・東文化小劇場)
虚構オメガ「無限遠点」
(9月15日・名古屋盲人文化センター)
あいちトリエンナーレ「イリ・キリアン/East Shadow」
(9月15日・芸文小ホール)
よこしまブロッコリー×劇団オートバイ「再・他界の人」
(9月27日・モノコト)
平山素子ダンスワークショップショーイング
(9月29日・穂の国とよはし芸術劇場プラット)
天野順一朗単独LIVE「GUZZ」
(9月30日・)

10月
松本道子バレエ団「レ・シルフィード」
(10月1日・芸文大ホール)
SOM企画「サ××ド・ザ・ミュージック」
(10月2日・芸文小ホール)
ラジオドラマ&朗読劇シリーズ「イストワール」より「LOOP」
(10月5日・大阪ガスエネルギー・文化研究所都市魅力研究室)
SLOFT/N・星の女子さん「アッシュ・チルドレン」
(10月6日・ユースクエア)
このしたのやみ「紙風船」
(10月7日・ナンジャーレ)
JUIMARC(ジューマーク)「らんちう」
(10月12日・京都人間座スタジオ)
あいちトリエンナーレ「ARICA+金氏徹平/しあわせな日々」
(10月13日・芸文小ホール)
YKOダンスカンパニー「ワンダフル・デイズ」
(10月14日・七ツ寺共同スタジオ)
テレピアホールプロデュース「鍵」
(10月15日・テレピアホール)
札幌ハムプロジェクト企画「パレパーレ星の新しい生き物」
(10月16日・ナンジャーレ)
あいちトリエンナーレ「ジェコ・シオンポ/Terima Kos (Room Exit)
」(10月20日・芸文小ホール)
七ツ寺企画「ゴドーを待ちながら」
(10月20日・七ツ寺共同スタジオ)
あいちトリエンナーレ「マチルド・モニエ/「ピュディック・アシッ
ド」「エクスタシス」」(10月27日・芸文小ホール)
Sの字+空宙空地「空中のエス」
(10月27日・ナンジャーレ)
エル・ノマドの会「猟銃」
(10月31日・IMYホール)

11月
AK企画プロデュース「寿歌」
(11月2日・七ツ寺共同スタジオ)
チェルノゼム「命を弄ぶ男二人」
(11月3日・せんだい演劇工房10ーBOX)
B級遊撃隊「満月ドリル」
(11月9日・千種文化小劇場)
試験管ベビー「浦島サミット」
(11月16日・芸文小ホール)
妄烈キネマレコード「非!リア王」
(11月16日・ナンジャーレ)
妄烈キネマレコード「ぴかぴか」
(11月17日・ナンジャーレ)
戯曲演奏計画vol.1
(11月23日・長久手市文化の家)
INDEPENDENT'13
(11月24日・インディペンデントシアター2nd)

12月
短距離男道ミサイル「裸のリア王」
(12月3日・七ツ寺共同スタジオ)
トライフル「江口君と私」
(12月7日・ナンジャーレ)
room16「スウェットボックスからさようなら」
(12月8日・G/pit)
iaku「目頭を押さえた」
(12月14日・駒場アゴラ劇場)
青年団若手自主企画「珈琲法要」
(12月14日・スタジオ春風舎)
愛知県文化振興事業団「豆」
(12月15日・芸文小ホール)
刈馬演劇設計社「クラッシュ・ワルツ」
(12月15日・G/pit)
総合劇集団俳優館「ブルーストッキングの女たち」
(12月17日・千種文化小劇場)
よしひめ☆クリスマス朗読ライブ
(12月22日・小劇場PICO)
Perkypatプロデュース「命を弄ぶ女ふたり」
(12月24日・スタジオ新世界)
ミソゲキ2013(Aプログラム)
(12月29日・ナンジャーレ)
ミソゲキ2013(Bプログラム)
(12月30日・ナンジャーレ)
ミソゲキ2013(Cプログラム)
(12月31日・ナンジャーレ)

■おそらく、8895本ということでした。これ以外に映画と音楽を加えると100本は越えるのですが、見続けるうちに、やはり自分の求める方向はこっちなのね、と思い当たる瞬間がいくつもありました。やはり声とことば、あるいは逆に、言葉が全くないものか.どちらにしても、記憶とか意識に深く刺さるものを求めていた1年だったなあ、と。僭越ながら ベスト3を選ぶとすれば、東海地区で言えば、

刈馬演劇設計社「クラッシュ・ワルツ」(初演)
オイスターズ「日本語私辞典」
SLOFT/N・星の女子さん「アッシュ・チルドレン」の3本


あいちトリエンナーレは別格として、

「やなぎみわ/ゼロ・アワー~東京ローズ最後のテープ~」
「イリ・キリアン/East Shadow」
「ジェコ・シオンポ/Terima Kos (Room Exit) 」の3本

になるかと思いました。
■長くなりましたが改めまして、2014年の目標と予定を少しだけ書かせて頂こうと思います。よろしければお付き合い下さい。