Notes3~ヨミガタリストダイアリー

名古屋市在住の俳優/朗読者・ニシムラタツヤの演(や)ったり読んだりの覚え書き

【お知らせ】林英世さんの「ひとり語り」、いよいよ名古屋へ

2012年07月22日 | 朗読・声の周辺


■ウェブサイトでは随分前からお知らせしてきましたが、当ブログにおいても改めて。来月初頭、8月4日(土曜日)に、大阪を拠点に活動されている女優、林英世(はやし・ひでよ)さんの個人プロジェクト「ひとり語り」を初めて名古屋市にお招きします。私は現地受入担当として4月初頭より実は動いておりまして、いよいよ本番が近づいてまいりました。1回きりの口演、非常に限定された席数しかご用意できませんので、何卒お早めにご予約下さいますようお願いいたします。
■もともと、林さんの存在を知ったのは、7、8年前ではなかったと思います。劇作家大会(長久手大会)の直後くらい。その後、西陣ファクトリーや、ドーンセンター(大阪府立女性総合センター)での「女性芸術劇場」にお邪魔するようになり、「いつか名古屋で」という願望を抱くようになりました。その理由みたいなものが、今回のちらし(↑)の裏面に書かれてありましたので抜粋させて頂きます。

『小説を読みます。/とにかく、まんま、読みます/女優が読みます。/ごくごく、シンプルです。/シンプルに、ただ、物語を描き出したいんです。/声で。』

『仕掛けは何もありません。/言葉と人とのぶつかり合いです』

■自分のすべきことを追求する途上、やはりここなんじゃ?というのが、特に下のカギカッコに端的に現れています。一切の人的、物質的、社会的な添加物のような要素を排して、ただ、読む。誰かのためにではなく、ただ、自分が、自分のために、書かれた物語そのものになることなのではないか。その始まりの里程標のような位置づけに、このステージがなればいいと思っています。私は当日、裏方のひとりして動きますが、いずれは彼女(と、言わせてください)と共演をさせて頂くことも目標に。もちろん、今回限りで終らせるつもりは全くありません。
■催しの詳細はこちら、ご予約はこちらから受け付けております。真っ暗な土蔵の中で読む江戸川乱歩の「芋虫」という選び方は、分かりやすく言いますと、映画「キャタピラー」の仮想体験ということかもしれません。つまり、相当なレア感と非日常感と人間存在の不条理感に満ちた1時間ということです。是非、真夏の怪談の代わりに足をお運び下さい。よろしくお願いいたします。

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