何も知らずに

実家。
隣室では、ようやく連続勤務から解放された父が
寝息を立てている。あと９ヶ月で民営化されるのを機に、
郵便局の非常勤職員という立場からも退くという。

この年またぎの数十時間、自分の身の回りを整理
しながら、自分は今まで知らずに過ごしてきたことが、
実は余りにも多すぎたことに思い当たった。

けっ、今更かよ、と笑われるのは承知の上で、
それでも忘れないように記しておく。もう少し詳しく
書くならば、既に自分のものとして取り込んでおきながら
も、これまで目を向けてこなかったところに自分の
今後に生かすヒントがあった、ということだ。

だから、全く「何も知らな」いままだったわけではないが。

今年のこのウェブログでも、そういう忘れ物を、
できるだけ掘り起こしていこう。